日立3病院に筑波大医師 県北の医療充実へ 学生受け入れ拠点化



日立3病院に筑波大医師 県北の医療充実へ 学生受け入れ拠点化 
2010.12.01茨城新聞   
  

県北地域の医師不足解消につなげようと、筑波大(つくば市)と日立製作所は30日、「地域医療・先端医工連携講座」を設置するための協定を締結した。 

これにより、同大付属病院は来年度から日立製作所が運営する三つの総合病院と連携し、地域の拠点病院として活用する。ひたちなか総合病院(ひたちなか市)には「筑波大付属病院ひたちなか社会連携教育研究センター」(仮称)を設置して医師5人を教員として配置し、地域の医療教育体制を充実させる。 

他の2病院についても今後、配置を検討していく。 

筑波大と日立製作所は2004年に多様な分野での技術連携や人材育成などで協定を締結していたが、医療分野でのさらなる連携を強化するため講座を設置。 
期間は2011~15年度までの5年間。 

日立製作所は県内に5医療施設を有し、同大はそのうちひたちなか総合病院、日立総合病院(日立市)、多賀総合病院(同)の3院を教育拠点病院として活用。 
配置する教員は1日から実施する全国公募で確保する。 

教員が核となって筑波大医学類生を受け入れ、地域に根差した医師を育成する。 
3病院の臨床データを活用して研究を行ったり、高齢化社会に対応する新たな医療機器の共同開発研究なども行い、地域医療の充実につなげる。 

30日に筑波大付属病院で関係者が出席して締結式が開かれ、同大の山田信博学長と岡裕爾日立製作所茨城病院センタ長が協定書を交わした。 

岡センタ長は「県北の医師不足は一病院だけでは解決できない問題。 
筑波大と連携して地域医療の質の向上に向けて努力したい」、山田学長は「県北地域の医療の充実、臨床研究の質の向上という目的を実現するため、さらに発展的に展開させたい」と意気込みを語った。(北別府由美)