高知医療センター SPC「高知医療PFI」オリックス全体で契約解除判断・・・オリックスの企業としての信用度急落傾向が原因か?



高知医療センター SPC「高知医療PFI」オリックス全体で契約解除判断・・・オリックスの企業としての信用度急落傾向が原因か? 
オリックスのSPC「高知医療PFI」側から契約終了についての申し出が企業団(一部事務組合)にあった。 
昨年まで契約解除についてオリックスは強面で高知県・高知市に反対していたが 急転した裏にオリックスグループに大きな問題が発生していると思われる。 
近江八幡と違い SPC側からの契約解除申し入れなら 
違約金を高知県・高知市に請求出来ないどころか 逆に SPCが損害賠償を求められることも覚悟しているわけだ。 
オリックスがグループ全体として重大な事態になっていると推定される。 
契約を30年間長期にわたって誠実に履行する義務を5年で放棄するようでは オリックス転換社債を購入した投資家が果たして長い目で見てくれるだろうか? 


高知医療センター、PFI解消協議へ 経営難、来年度直営目指す=高知 
2009.06.17読売新聞  
  
 ◆累積赤字79億円、昨年度末見込み 

 民間の資金やノウハウを活用するPFI方式を全国の医療機関で初めて導入した高知医療センター(高知市)を運営する県・高知市病院企業団は16日、赤字体質の改善を目的に、経営業務を委託している特定目的会社「高知医療ピーエフアイ」と、PFI事業契約を解消する協議を始めることを決めた。「早期の経営改善につながる」との同社側からの提案を受ける形で、今後の協議で合意が成立すれば、企業団は2010年度からの直営化を目指す。 

 この日の企業団議会臨時会で、山崎隆章企業長が報告した。企業団側も「合意によるPFI事業契約の終了は、経営改善につながる」との判断を示し、山崎企業長は「医療現場への影響が出ないよう、市民に不安を与えないよう注意する」と説明した。 

 ピーエフアイの間渕豊社長は取材に対し、「急激な医療環境や政策の変化で、求められる早急な経営改善を実行するのは非常に困難」と、判断の理由を明らかにした。 

 企業団と同社は02年、2131億円で、建設や維持管理、病院運営の一部などを委託する30年間のPFI契約を結び、05年に医療センターが開院した。しかし、その後は赤字が続き、08年度末見込みの累積赤字は79億円となった。 

 業務改善のため、企業団はピーエフアイ側に対し、11年度までに6億円の経費削減などを求め、収支見直し協議に入っていた。契約を終了すれば、病院建設にかかった266億円のうち、ピーエフアイが調達した150億円の残高140億円に、手数料を加えて一括返済する必要がある。一方、ピーエフアイのマネジメント料に相当する毎年約5億円の支払いは不要となる。 

 尾崎知事は「これまでの協力要請に応えてくれた。医療センター改革が前向きに一歩踏み出すことができる」と受け止め、岡崎誠也・高知市長は「協議の結果が高知医療センターの運営に、よりよい方向で進むことを期待している」とした。 


 「PFI契約」解消へ 経営難の高知医療センター 
2009.06.16 共同通信 ( 
  

 民間資金やノウハウを活用して公共施設を建設、運営する「PFI方式」を導入した高知医療センター(高知市)が経営難となり、運営委託先の特定目的会社(SPC)と運営主体の高知県・高知市病院企業団が、PFI契約の解消を前提に協議することが16日、分かった。 
 同日開かれた企業団議会臨時会で、山崎隆章(やまさき・たかあき)企業長が明らかにした。 
  
山崎企業長によると、SPCと企業団は今春から、経営改善に向けた検討に着手。 
今月8日にSPCが「合意によるPFI事業契約の終了」を提案し、企業団もこれに応じた。 
今秋をめどに合意に向けた協議を進める。 
  
病院は来年4月を目標に企業団の直営とし、これまでSPCに包括委託していた薬品の納入などについては、業者との個別契約に移行する。 

 医療センターは2005年、全国で初めてPFI方式を導入した病院として開院。 
直営方式と比べてコスト削減が見込まれていたが、医業収益に占める薬品などの調達コストが、当初の見込みより大幅に上回るなど赤字で推移。 
08年度には約7億6千万円の運営資金不足に陥るなど、経営難が深刻化していた。 
  
公立病院のPFI契約をめぐっては昨年12月、滋賀県の近江八幡市立総合医療センターが、経営難を理由に、全国で初めて契約を解除。市直営に切り替えている。 


オリックス社債200億円暴落…8日で14%目減り 
http://www.zakzak.co.jp/top/200812/t2008122645_all.htmlオリックス社債200億円暴落…8日で14%目減り 「長い目でみてもらいたい」というが… 

宮内義彦社長 オリックスが個人投資家向けに発行した転換社債(CB)の価格が急落し、投資家を青ざめさせている。総額1500億円のCBは、12月17日の発行からわずか8日間で200億円も価値が目減り。投資家全体でその分の損失をこうむった計算だ。世界的な金融不安もあって、同社の財務状況が不安視されているなかでの発行だっただけに、投資家はとんだハズレくじをつかまされたといえそうだ。 

 オリックスが発行したのは株式への転換が可能な「無担保転換社債型新株予約権付社債」。年利1%で、償還までの期間は5年3カ月。株式への転換価額は7138円に設定された。個人投資家を対象に12月3日から6日間、応募を受け付け、1500億円を売り切った。 
ところが、このCBの価格は発行直後から急落してしまう。CBの売買も扱っている東京証券取引所では25日、このCBの価格が86.65円に。発行時点で100円の価値があったものが、約86円で買えるところまで急落してしまったわけだ。 
この点について、市場関係者は「多くの個人投資家がオリックスのCBに額面通りの価値を見いだしていなかったということ」と指摘する。 
このCBの取引単位は100万円となっているため、発行時に購入した投資家はわずか8日間で約14万円を失ったことになる。 
もちろん満期まで保有していれば、経営破綻などで債務不履行に陥らないかぎり、額面通りの金額を償還してもらえる。それにしても、下落して安値になったところで買った方が有利なのは間違いない。 
CBは株式に転換して利益を狙うこともできるが、株式に転換して利益を得られるのは、株価が転換価額を上回っている場合である。 
オリックスの場合、転換価額7138円に対して、株価(25日終値)は5030円。株価が転換価額を大きく下回っており、現時点では利益を狙うどころか、株式に転換した時点で損を抱えることになる。 

 オリックスは2008年9月中間決算で、本業のもうけである営業利益が前年同期比42.7%減となるなど、業績が芳しくない。 

 企業としての信用のなさを示すCDSプレミアムも11月初旬の500ベーシスポイント(5%、1ベーシスポイントは0.01%)台から、12月25日には1285ベーシスポイント(12.85%)にまで急拡大。オリックスの企業としての信用度も急落傾向にある。 

 購入した個人投資家からはこんな恨み節も聞こえてくる。 

 「オリックスや証券会社のセールスを信頼していち早く応募した。なのに、こんなに早く価格が下がるとは、ハメられたような気分だ」 

 当のオリックスは夕刊フジの取材に対し、次のように話している。 

 「1%の利回りと株価上昇によるメリットの両方が得られる、シンプルな設計の魅力あるCB。CBの発行が正式発表前に報道され、それがきっかけで株価が急落したことは想定外だったが、長い目でみてもらいたい」(社長室) 

 業績が芳しくなくて、株価も低迷。なおかつ、企業としての信用度も急落傾向とくれば、さっさとCBを売り払うか、長い目でみて長期保有するかのいずれかしかないのも事実だが…。 

ZAKZAK 2008/12/26