仙谷行刷担当相 医療の公的部門にメス・・・日刊薬業



仙谷行刷担当相  医療の公的部門にメス 
2009.11.11 日刊薬業  
  

 仙谷由人行政刷新担当相は7日、東京大医科学研究所・特任准教授の上昌広氏が事務局を務める「現場からの医療改革推進協議会」のシンポジウムで講演し、これから取り組む医療改革の方向性として「公的部門にメスを入れて、日本の医療のサプライサイドの改革にチャレンジしていく」と述べ、公立病院改革に臨む意向を示した。 
仙谷行刷相は、日本の医療提供体制に関して「ナショナルセンターをはじめ、社会保険病院、あるいは地域の公立病院、そのほか公的部門が非常に大きな分野を占めている」と指摘。「パブリックセクターの病院を改革することなしに、日本の医療の改革は一歩も二歩も進まない状況に今、立ち至っている」とし、医療提供体制の改善に向けて公立病院改革が重要との認識を示した。 
さらに、医療従事者の勤務状況の改善については「今のような犠牲と奉仕だけを求めるのではなくて、しかるべき適切な対価が出るような医療システムをつくり上げる」と述べた。 


国公立病院にメス入れ、適切な対価出る医療システムを 仙谷行政刷新相 
川口恭 (2009年11月10日 ロハス)) 


 「私の担当は行政刷新で、さてどうやって医療に取り組むかと考えておると、都合がいいのか悪いのか分からないが、日本の冠たる国民皆保険というのは、実は公的保険制度というか税金と保険料で賄われている、つまり公的支出になるわけで、また日本の病院というのは、これから問題になるナショナルセンターをはじめ社会保険病院、地域の公立病院その他、公的部門が非常に大きな領域を占めている。 
反対から言うと、このパブリックセクターの病院を改革をすることなしに日本の医療の改革というのは一歩も二歩も進まない状況に今立ち至っているのでないかという気持ちになっている」 

「国立・公立の医療機関、大学病院も含むが、公立であることによって発生しているガバナンスのなさというかモラルハザードというか、これをどうやって改革していくかというのも、一つの大きな問題だなと最近思っている。 

そんな所に行政刷新という何でもやれる都合のよいポストが舞い込んできたので、鈴木寛さん(文部科学副大臣)や足立さん(信也・厚生労働大臣政務官)や、何より現場からの改革を考えてきた皆さん方の経験と知恵、まことに素晴らしい力を持っている方々が色々いるので、その方たちの力を借りて、公的部門にメスを入れて日本の医療サプライサイドを改革していくことにチャレンジしようと、そういうことで動いている。 

 ただ行政刷新会議の部内では、あなたが医療にまで手を出すとロクなことがない。だからやめておけという声も多いのだが、独立法人改革というのは公益法人改革と共に、私の所管ということになぜかなっているので、ナショナルセンター以下に手出しをしないわけにいかないという話になる。 

皆さん方の知恵と経験と見識をお借りして、これから日本で国民1人1人がいきいきと輝ける社会、そのど真ん中にあるのは多分医療の世界で、国民も心から医療従事者にありがとうと言いえるそういう医療システムを作り、今のような犠牲と奉仕だけを求めるのではなくて、然るべき適切な対価が出るような医療のシステムを作れるうように頑張ってまいりたい」