館林厚生病院(一部事務組合経営)・・ 中核病院から群馬医大が, 小児科医を引き上げる・・病院側に立ち去りをさせない対応が十分であったのであろうか?


『館林厚生病院(一部事務組合経営)・・ 中核病院から群馬医大が 小児科医を引き上げる・・病院側に立ち去りをさせない対応が十分であったのであろうか? 

管理者が 共同経営の限界の中で群馬大に窮状を訴えてきたが抜本的改革に乗り出さないと崩壊の序曲になる。 
院長が全権限と責任を持つ独立行政法人化し 群馬大だけに頼らず 全国から 自由に小児科医を招聘できるようにすることで 体制維持できる。 

病院の組織に根源的欠陥がある。医師会との連携も適切実施されている事から 経営形態の変更が最善の策と言える 
館林市には特定医療法人の 慶友整形外科病院は素晴らしく評判がよい。参考になる。  民間的経営手法の導入で医師に魅力のある経営体質にすれば 解決するであろう』 
  


地域医療へ影響大 小児科医引き揚げ決定の館林厚生病院 不安募る /群馬県 
2009.01.20 東京地方版/群馬 25頁 群馬全県 写図有 (全1,948字)  
  

 館林厚生病院(館林市)に常勤の小児科医2人を派遣してきた群馬大が予定通り2人の引き揚げを決めたことに、地元では落胆の声が広がっている。非常勤医の派遣については「未定」とされているが、医大の決定通り常勤医の引き揚げが現実になれば、入院や二次救急の受け入れは不可能になり、慢性病患者や紹介患者に限定された形で外来が残るだけとなる可能性が高い。地域医療に与える影響は大きい。(戸梶雄一) 


 障害のある幼児を持つ館林市内のある母親は「長女の場合、風邪を引いただけでも即入院。館林厚生病院に入院できなくなったら、どうしたらいいのか分からない」と声を落とす。 

 長女は、重度の先天性障害と合併症の心臓疾患を抱え、常に付き添いが必要な状態。季節の変わり目などには体調を崩すことも多いが、自宅では容体が急変したときに対応が不可能なため、病院での診断後、必ずと言っていいほど入院となった。 

 たとえ館林厚生病院で今後も急病の治療が受けられても、そのたびに入院する病院を自分で探さなければならなくなるのではないか、その場合受け入れてもらえるのか、と懸念する。 

 一方、もし入院も可能な病院に今後通院するとすれば、地域内の道路網が脆弱(ぜいじゃく)で移動時間がかかる東毛地区で、車での移動時間や病院での待ち時間を長女が肉体的・精神的に耐えられるか、不安は募る。 

 「私と長女にとって館林厚生病院は『最後の砦(とりで)』ではなく『唯一の砦』。医師不足などの難しい問題があることは分かるけれど、本当は『命を見捨てないで』と叫びたい」と語る。 


 
●特殊な県境地域 

 館林厚生病院の岡田恭典・小児科医長は「広域医療が時代の流れと言っても、館林市・邑楽郡は県境地域で特殊。医療体制構築の会議というとどうしても県が主体になるが、理想通りには行かない部分も多い」と説明する。 

 たとえば、館林市は栃木県佐野市、足利市と隣接し、県境を越えた急患の相互受け入れはすでに現実化している。しかし、違った県の間での医療連携はまだ模索が始まった段階。最隣接地域が他県という特殊事情から、地域の病院の重要性はなおさら高いという。 


 
●医療崩壊を懸念 

 館林厚生病院は、館林市と邑楽郡5町でつくる医療事務組合の運営。組合管理者を務める、安楽岡一雄・館林市長は「中核病院の崩壊は地域医療の崩壊につながると訴え続けてきたのに、理解してもらえなかった」と語る。 

 救急、入院を受け入れる小児科が館林厚生病院にあるからこそ、これまで市内の内科などの開業医が安心して小児科の診療もすることができた。不測の事態の際、搬送できる先がなくなれば、小児科診療に二の足を踏むケースも出かねないことを懸念する。 

 安楽岡市長は「小児科維持に向け、今後もあらゆる手段を考え、全力を挙げて取り組む」と強調する。


 
◆10医療圏、体制にばらつき 

 05年に策定された「県保健医療計画」では、医師や看護師の配置、基準病床数算出の単位となる二次保健医療圏について、県内を10に分けている。館林市は、太田市、邑楽郡5町とともに太田・館林圏に属する。 

 この圏内で二次救急の小児科があるのは、民間を含めても館林厚生病院と総合太田病院だけ。県内で一番近い桐生保健医療圏(桐生市・みどり市)を加えて東毛地区全体を見渡しても、ほかには桐生厚生総合病院があるだけだ。 

 県医務課医師確保対策室は「東毛だけが特殊な状況にあるわけではない」とする。 

 北毛地区の3保健医療圏(渋川、沼田、吾妻)を見ると、二次救急の小児科がある病院は利根中央病院(沼田市)と県立小児医療センター(渋川市)の二つだけだという。 

 一方で前橋保健医療圏には二次救急の小児科4、三次救急1の5病院がある。 

 小児科医療体制のばらつきを補正する意味で、県は、病院が輪番で緊急時に対応するブロック(東毛、西毛、中毛、北毛)も設けている。 

 厚生労働省は07年4月の改正医療法施行に伴い、同7月、従来の医療圏にとらわれない地域間の連携を促す通達を出している。「集約化、重点化を図ることで、限られた医療資源を広域的に最大限に利用していくのが現在の大きな流れ」(同室)という。 



 ◆キーワード 

 <二次保健医療圏と二次救急> 簡単な処置で済む、通院できる程度の疾病に対する一次保健医療、専門的な手術など高度・特殊な医療を行う三次保健医療に対し、一般的な入院が必要な医療を行うのが二次保健医療で、それぞれ医療圏を県が定めている。一次は各市町村、三次が全県で、二次はブロック。 

 救急患者を受け入れる医療機関も一次から三次までの3段階に分かれており、一次は初期救急、三次が生命にかかわる高度な診療機能を備える病院で、二次救急病院は入院・手術が必要な患者を受け入れている。これも県がそれぞれ定めている。 


 

■ 病院概要 (病院HP) 
  
館林厚生病院は、「鶴舞う形」の群馬県の東南部に位置し、童話で名高い「分福茶釜」の茂林寺や国の史跡名勝に指定されている「県立つつじが岡公園」、二度の宇宙飛行で世界の科学に貢献した「向井千秋」さんの故郷となっている館林市にあります。 
  
近隣6市町(館林市・板倉町・明和町・千代田町・大泉町・邑楽町)により邑楽館林医療事務組合を設置主体とする、地域唯一の公的総合病院として昭和39年10月1日館林市大字松原にあった国保連合会直営診療所の施設一切を継承し、診療を開始したものであり、その後医療の高度化、施設の老朽化、狭隘化により、昭和43年10月10日現在の館林市成島町に新病院を建設し、全面移転しております。 
  
以来、地域の中核病院としての役割を果たすとともに、地域住民のニーズに対応した良質な医療の提供を行うため、施設、設備の整備は勿論のこと、診療部門の拡充にも取り組み、地域住民に対して、当病院の理念である「信頼、安心 すべては患者さんのために」を基に、時代の要求である「人にやさしい医療」の提供を行い、各科とも、常に、高度特殊医療を目指した医療の展開を行っております。 
  
当病院の特徴の一つに、各診療科間の連携が密に行われていることがあげられますが、地域医師会等の医療機関とも連携を密にし、紹介患者優先診療を行うとともに、「逆紹介」も積極的に行っております。 
 また、検診部門では、「日帰りドック」・「1泊ドック」及び「脳ドック」があり、疑わしき結果がある場合には、直ちに専門医の診察が受けられることも特徴の一つです。 
  
当地域は、栃木県・埼玉県・茨城県に隣接しているため、県外からの来院者も多く、皆様のご利用をお待ちしております。 
  
名称 館林厚生病院 
所在地 群馬県館林市成島町262番地の1 
開設者 邑楽館林医療事務組合 
構成団体 館林市 ・ 板倉町 ・ 明和町 ・ 千代田町 ・ 大泉町 ・ 邑楽町 
管理者 安樂岡 一雄(館林市長) 
院長 宮城 修 
病院種別 総合病院(昭和39年10年1日) 
電話 0276-72-3140 
病床数 一般病床 356床 ・ 感染病床 6床