行政刷新会議(鳩山内閣2大目標のトップ)についての鳩山首相の所信表明(抜粋)



行政刷新会議(鳩山内閣2大目標のトップ)についての鳩山首相の所信表明(抜粋) 

戦後行政の大掃除 

 私は、政治と行政に対する国民の信頼を回復するために、行政の無駄や因習を改め、まずは政治家が率先して汗をかくことが重要だと考えております。 

 このために、鳩山内閣は、これまでの官僚依存の仕組みを排し、政治主導・国民主導の新しい政治へと百八十度転換させようとしています。 
各省庁における政策の決定は、官僚を介さず、大臣、副大臣、大臣政務官からなる「政務三役会議」が担うとともに、政府としての意思決定を内閣に一元化しました。 
また、事務次官等会議を廃止し、国民の審判を受けた政治家が自ら率先して政策の調整や決定を行うようにいたしました。 
重要な政策については、各閣僚委員会において徹底的に議論を重ねた上で結論を出すことにいたしました。 

 この新たな体制の下、まず行うべきことは「戦後行政の大掃除」です。特に二つの面で、大きな変革を断行しなければなりません。 

 ひとつめは「組織や事業の大掃除」です。 

 私が主宰する行政刷新会議は、政府のすべての予算や事務・事業、さらには規制のあり方を見直していきます。 
税金の無駄遣いを徹底して排除するとともに、行政内部の密約や省庁間の覚書も世の中に明らかにしてまいります。 
すでに、本年度補正予算を見直した結果、約3兆円にも相当する不要不急の事業を停止させることができました。 
この3兆円は、国民の皆さまからお預かりした大事な予算として、国民の皆さまの生活を支援し、景気回復に役立つ使い道へと振り向けさせていただきます。 

 今後も継続して、さらに徹底的に税金の無駄遣いを洗い出し、私たちから見て意味のわからない事業については、国民の皆さまに率直にその旨をお伝えすることによって、行政の奥深くまで入り込んだしがらみや既得権益を一掃してまいります。 
また、右肩上がりの成長期に作られた中央集権・護送船団方式の法制度を見直し、地域主権型の法制度へと抜本的に変えてまいります 
。加えて、国家公務員の天下りや渡りのあっせんについてもこれを全面的に禁止し、労働基本権のあり方を含めて、国家公務員制度の抜本的な改革を進めてまいります。 

 情報面におきましても、行政情報の公開・提供を積極的に進め、国民と情報を共有するとともに、国民からの政策提案を募り、国民の参加によるオープンな政策決定を推進します。 



以下分科会(事業仕分けワーキンググループ・作業チーム)に関する報道記事 

小沢氏、当選3回以上の起用指示=事業仕分けメンバー 
10月28日時事通信 

 民主党の小沢一郎幹事長は28日、三井辨雄国対委員長代理に対し、政府の行政刷新会議の下で「事業仕分け」に当たる衆院議員の人選を指示した。 
当選3回以上で国会の役職に付いてないことが条件。 
政府と党側のあつれきを生んだ仕分け担当の人事はようやく決着する方向となった。 
 小沢氏の指示を受けて同党は、寺田学、菊田真紀子、田嶋要、津川祥吾の各氏を起用することで調整している。統括役には枝野幸男元政調会長が既に決まっており、参院議員も加わるとみられる。  

仕分け議員、あすまで差し替え=仙谷担当相 
 仙谷由人行政刷新担当相は27日午前の閣議後の記者会見で、行政刷新会議が進める「事業仕分け」に参加する国会議員について、28日午前までに差し替えを終える考えを明らかにした。 
 事業仕分けのメンバーをめぐっては、政府が新人の衆院議員多数の起用を決めたことに、民主党の小沢一郎幹事長が経験不足などを理由に見直しを求めていた。会見で仙谷担当相は「新人(議員)が国会が始まって忙しいとすれば、メンバーに入れても作業できない」と述べ、新人議員を外すことを表明。近く小沢氏に会い、同会議の作業内容などを説明し、理解を得たいとの考えを示した。 (2009/10/27-時事通信) 



<事業仕分け>新人議員を原則除外…官房長官、小沢氏に陳謝 
10月26日 毎日新聞 

 政府は26日、行政刷新会議の下で「事業仕分け」を行う国会議員チームのメンバーから、原則、新人議員を外す方針を決めた。 
平野博文官房長官は同日、国会内で民主党の小沢一郎幹事長と会い、「(仙谷由人)担当大臣との連携が不十分で申し訳ない」と陳謝。 
「(メンバーは)リセットし、改めて全体のスキームを構築する」との方針を伝えた。 

 作業チームのメンバーは新人議員14人を含む32人で、23日には財務省からヒアリングを始めた。 
しかし、政府側が小沢氏に新人議員登用の了解を得ていなかったことから午後から作業が中断していた。 

 小沢氏は26日の記者会見で、事業仕分けチームのメンバーに新人が入ったことについて「(人選の)プロセスも党が知らない間に進んでいた」と述べ、党側への説明不足を批判。 
その上で「分厚い予算書の項目を見て、いいとか悪いとか、そんな判断はベテランでもなかなか難しい」と述べ、新人議員では力不足との認識を示した。【近藤大介、横田愛】 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000132-mai-pol 


小沢氏立腹で「事業仕分けチーム」全面見直しへ 
10月26日読売新聞 

 平野官房長官は26日、国会内で民主党の小沢幹事長と会談し、政府の行政刷新会議が設置した「事業仕分けチーム」の人選を全面的に見直す方針で一致した。 

 政府が党に断りなくチームのメンバーを決めたことに、小沢氏が立腹、仕切り直しとなったものだ。 
「内閣一元化」を掲げる鳩山政権だが、実際には政権運営の主導権は党が握る「党高官低」の構図が浮き彫りとなった。 

 平野長官は26日夕の記者会見で、小沢氏との会談について 
「謝りました。政府として私の窓口機能、あるいは担当大臣との連携が不十分だったことについて、『申し訳ありません』と素直に」と述べ、仕分けチームの件で小沢氏に謝ったことを明かした。 

 仕分けチームは、予算を削る対象の担当省庁ごとに3チームに分かれ、当初のメンバーで23日に聞き取り作業に着手したが、2チーム分の作業が終わったところで党側が異議を唱え、中断された。 

 小沢氏が機嫌を損ねたのは、党を預かる立場の小沢氏の了承を得ないまま、仕分けチームが民主党議員32人を含めて発足し、しかも衆院当選1回の新人が14人も入ったことだ。 

 小沢氏は26日の記者会見で「僕だって(議員を)40年やって、分厚い予算書を見て、何がいいとか悪いとか簡単に判断できない。 
プロセスも党が知らない間に進んだ」と行政刷新会議側への不満を隠さなかった。 
仕分けチームの仕事によって、小沢氏が新人議員に求めた、再選を目指した選挙区での活動重視の姿勢が崩れかねないとの思いも、不満の背景にあったようだ。 

 政府側には、2010年度予算の概算要求が麻生政権でまとめたものをやり直ししたことで遅れたため、「早急に要求を点検し、削減しないと、12月の予算編成に間に合わない」という焦りもあり、「仕分けチームを早く軌道に乗せたい」と、党への根回しが遅れた。・・・・・・・・・ 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00001152-yom-pol 


行政刷新会議の設置について 
              平成21年9月18日 
                   閣議決定 

1 国民的な観点から、国の予算、制度その他国の行政全般の在り方を刷新するとともに、国、地方公共団体及び民間の役割の在り方の見直しを行うため、内閣府に行政刷新会議(以下「会議」という。)を設置する。 

2 会議の構成員は、以下のとおりとする。ただし、議長は、必要があると認めるときは、構成員を追加し、又は関係者に出席を求めることができる。 
議 長  内閣総理大臣 
   副議長  内閣府特命担当大臣(行政刷新) 
   構成員  内閣総理大臣が指名する者及び有識者 

3 関係府省は、会議に対し、関係資料の提出等必要な協力を行うものとする。 

4 会議の事務は、内閣府設置法第4条第2項の規定に基づき、内閣府が行うこととし、内閣府に事務局を設置する。 

5 会議は、必要に応じ、分科会を置くことができる。 

6 前各項に定めるもののほか、会議の運営に関する事項その他必要な事項は、議長が定める。