研修医に人気のある兵庫県 市立加西病院・・常勤医30%増達成!



研修医に人気のある兵庫県 市立加西病院・・常勤医30%増達成! 

兵庫県北播磨にある加西市立加西病院は「若い研修医が多く集まれば、指導する勤務医にもメリットがある」と考え、積極的に研修医を集めている。研修医に書いてもらった体験談をホームページ上に掲載し、「働きやすい職場」をアピール。その甲斐あってか、07年4月に26人だった常勤医は34人に増えた・・・ 
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/11osir/osir0804/osir080411.htm 
http://www.hospital.kasai.hyogo.jp/05byoi/05kouh/02pdf/kbd13.pdf 
http://www.hospital.kasai.hyogo.jp/05byoi/03kako/H21/zenteki/zenteki1.htm 


臨床研修病院(以下同市改革プラン抜粋) 

公立病院にとって、教育研修で若い医師を育成することはこれまでも主要な役割の一つでありました。 
本院では伝統的に若い医師の教育施設の役割を熱心に担ってきましたが、平成14年に臨床研修制度が法制化されたことにより、新人医師を適切に教育し適切な研修成果を上げさせることが一層強く求められるところとなりました。 

また、研修病院として成功することは、病院の存続に深くかかわる大きな要因であるとの認識が一般的であり、臨床研修に力を注ぐ施設が増加しています。若い医師の来ない病院は指導医としてのスタッフを引きとめておく魅力が無いからです。 

一方で国は、増えすぎた臨床研修病院や募集枠を整理統合して、臨床研修病院の淘汰を始める政策を平成20年6月に公表しました。 
今後、臨床研修病院として生き残るために、教育研修に向けた病院体制の改革が必要となります。 

本院は、これまで地方の中規模病院としては優れたマッチング数の成果を挙げ、研修医の支持を受けてきました。 
研修医が充実した研修生活を送れるためには、研修病院として自らを鍛える病院の文化風土(職員の士気、使命感)が決定的な重要性を持ちます。 
今後も臨床研修病院として良い成果を挙げていくために、職員にとって働き甲斐のある職場、安全な医療体制、教育する余裕のある人員体制、教育研修費の確保、職員が病院に忠誠をもてる処遇についての改革が必要です。 
そして何より医療者の人材育成への使命感が鼓舞されるような住民の態度が大切です。 
地域の公立病院は、病院を守ろうと行動する住民に守られてこそ存続し発展でき、市民意識改革、行政支援の改革がなければ、病院の改革は成功を望みえません。http://www.hospital.kasai.hyogo.jp/05byoi/03kako/H21/21090416kaikakuplan/20090416kaikakuplan.pdf
http://higashinihon-group.com/jichitai_topics/post_436.html 


“へその街”の課題:西脇市ダブル選18日告示/上 病院立て直し /兵庫 
2009.10.17毎日新聞   
  
◇慢性的な資金不足 財政面のサポートが鍵 
「本当に良くなった。以前は診察中の声が外に丸聞こえだったもの」。建て替えがほぼ完了した西脇市立西脇病院。今月上旬に足を運んだ市内の主婦(72)は、新病院の患者案内システムに感心しきりだった。 

 外来患者はまず案内番号を受け取る。モニター画面に番号が出た患者だけが診察室の前へ行き、前の患者が出てきてから室内に入る。室内外は厚い扉で仕切られ、中の声が外に漏れることはない。「番号で案内するので名前が聞かれることもない」と病院の担当者。約150億円を投じた新病院の設備のなせる業だ。 
ただ、投資は相応の代償も伴う。来年度から減価償却が始まるため、10~12年度は会計上で年間8億円以上の負担が発生する。診療報酬のマイナス改定や医師不足を背景に、病院は07年度から慢性的な資金不足に苦しめられているだけに、代償は大きい。 

 市は今年3月、病院の収支改善に向けた改革プランを策定し、常態化している資金不足を12年度に解消する目標を掲げた。達成に向けて経営努力と並んで鍵を握るのが、市の財政面でのサポートだ。プランでは、減価償却費の負担が大きい10~12年度、市が特別補助金も含めて計約37億円を一般会計から繰り出して病院を支える。「不景気で税収面の不安はあるが、市民生活に不可欠な病院は守らなければならない」と市の財政担当者は語る。 
「収支改善への最優先課題は医師の増員」。病院の浦川芳昭事務局長(58)は強調する。04年4月に50人いた常勤医は現在38人。新人医師が研修先を自由に選べる新臨床研修制度で研修医不足に陥った神戸大が、医師派遣を控えたためだという。 

 しかし、研修制度を逆に利用して医師を増やす病院もある。同じ北播磨にある加西市立加西病院は「若い研修医が多く集まれば、指導する勤務医にもメリットがある」と考え、積極的に研修医を集めている。研修医に書いてもらった体験談をホームページ上に掲載し、「働きやすい職場」をアピール。その甲斐あってか、07年4月に26人だった常勤医は34人に増えた。 
西脇市が昨年度開いた市民との対話集会では、市民側から「加西には医師が来て、なぜ西脇には来ないのか」という厳しい意見も出た。 

 こうした指摘を受け、西脇病院も昨年度からホームページ充実に取り組み始めた。内科医が1人増えるなど、ひとまず成果は上がっている。ただ、改革プランの収支改善は「11年度末で常勤医45人」というのが前提。病院間で医師のスカウト合戦が繰り広げられる昨今、残り2年半で7人増員というハードルは決して低くない。一般的に医師1人で年間1億円の医業収益を上げるとされる。計画通り増員できなければ、プランの収支目標は「絵に描いた餅」となりかねない。 

 一方で、収支だけを気にすることには疑問の声もある。西脇市の開業医、冨原均さん(59)は「効率化が必要なのは確か」と前置きした上で「赤字を気にして『行革』ばかり叫び、医者の心を折ってしまうのが一番いけない」と指摘する。 

 公益と採算――。両者の折り合いをつけながら、地域医療の核を守ることができるのか。市のトップには難しい舵(かじ)取りが求められる。 

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 日本列島の真ん中に位置し、「日本のへそ」と称される西脇市。18日の市長選・市議選告示を前に、市が抱える課題を追った。【大久保昂】