地域医療再生基金 削減決定は 賢明な政策変更であり, ほとんどの病院関係者は当然と受け止めている



地域医療再生基金 削減決定は 賢明な政策変更であり, ほとんどの病院関係者は当然と受け止めている。NHKの情緒的報道は国民に誤った判断をさせる可能性がある。放送法の原則を忘れず 現地取材で異なる意見も取り上げるべきであった。また北海道新聞も全道で公平に幅広い角度から取材し報道すべきであった。ごく一部の病院のみを対象とした基金が医師の偏在を助長する 致命的欠陥を有していたことの並列報道が必要であった。 
経済産業省が麻生内閣 官邸から 「何でも良いから 持って来い」と言われて 思いつきの「医療再生ファンド」を強引に再生計画として実現させたものであるという のは 周知の事実である。厚労省は結論だけ押し付けられたと言うのが本当の所であろう。 
鳩山内閣で 仙谷大臣が合理的根拠を示して 100億基金の全額凍結を決断した事を高く評価する。 
NHKはじめ 報道機関が 凍結された病院関係者の声を無批判に報道しているのは いただけない。天から降ってくるお金を当てにし病院経営改善努力ゼロの関係者の不満の声のみを報道するのは 公共報道機関のルール違反である。(NHKは放送法に違反して報道している・・・政治的に公平であること・報道は事実をまげないですること.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること) 
公立病院を改革して 医師に魅力のある経営体質に出来ないのに お金だけばら撒くおろかな医療再生基金の壮絶な無駄使いをNHKや北海道新聞は報道しないのである。泣き言の情緒的報道である 
留保された基金も 医師確保に確実であるもののみが 公開で行われる有識会議で厳しく審議され選定される事になろう。 
審議過程を報道機関は厳しく監視し地域医療再生に真に有効な計画のみが選定されるよう 現地取材を徹底してほしい。   


市立病院改築に影響か*地域医療再生基 削減方針に戸惑い*関係者「何とか認めて」*小樽 
2009.10.16 北海道新聞       

 地方の医師不足対策で設けられた「地域医療再生基金」を国が削減することを受け、道が後志2次医療圏(小樽など20市町村)への交付事業枠を100億円から25億円に縮小する方針を固めたことに、管内の自治体や医療関係者に戸惑いが広がっている。 
小樽では、統合・新築を目指す市立病院の改築費に充てる意向だったが、計画への影響が読み切れないでいる。(元井麻里子、米林千晴) 

 同基金は、麻生前内閣が総額3100億円を計上。都道府県の計画をもとに、国が100億円規模と25億円規模の事業を選び、各都道府県に1、2カ所ずつ交付するとしていた。 
このため道は、21ある2次医療圏に申請計画案を募り、今月8日、申請する7医療圏と事業規模、優先順位を決定。 
後志は100億円規模で順位は5番目とした。優先順位が最も高いのは北網で、規模は後志と同じ100億円。 

 後志が応募していた事業は11項目で、総額約70億円を計上。市立小樽病院統合新築(40億円)を柱に、余市協会病院の地域医療研修センター設置(4億9400万円)、小樽市夜間救急センターなどの設備充実(1億3千万円)などが含まれていた。 

 ところが、鳩山政権の補正予算見直しに伴い、9日になって国から道に対し、「基金総額を減らし、100億円規模の事業を中止する」との方針が伝えられた。道の担当部局は「寝耳に水。 
地元はがっかりするだろうが、計画を変更せざるを得ない」として、16日に提出する申請計画のうち、後志と北網分は25億円規模に圧縮する方針だ。 

 こうした事態に対し、計画案を応募した管内関係機関は、一様に困惑を隠さない。 
小樽市保健所は「いずれも必要な事業だが、どれが残るのか分からない。道に問い合わせても『言えない』の一点張り」と打ち明ける。 

 計画案の中核となる新市立小樽病院建設への影響について、同市幹部は「たとえ10億円に縮小されたとしても、事業が採択されれば財源の面で大いに助けになる」と淡い期待を寄せる。 

 市病院局幹部も「優先順位が道内5番目という連絡を受けた時点で、国に採択されるのは難しいと感じていたが、何とか認めてほしい」と望みをつないでいる。 



地域医療再生基金・補正見直しで停止 佐賀県 整備計画を縮小へ 
2009.10.16 NHK   
  
政府の補正予算の見直しで地域医療の体制強化を目的にした基金のうち一部の執行が停止されることを受けて、佐賀県は、県北部や県西部の医療拠点を整備する計画を縮小することになりました。 

 今回、一部の執行が停止される「地域医療再生基金」は、医師不足や病院の老朽化などを解消し、地域の医療体制の強化を図るため自治体に配分されるものです。 

 今年度の補正予算には3100億円が盛り込まれていましたが、見直しによって、このうちおよそ4分の1にあたる750億円の執行が停止されることになりました。 

 佐賀県はこの基金から125億円を活用する前提で、唐津市(カラツシ)の唐津赤十字病院や唐津救急センターを移転させ、県北部の医療拠点となる「地域医療センターエリア」を整備することや、県西部の伊万里市(イマリシ)や有田町(アリタチョウ)の病院の統廃合などを盛り込んだ「地域医療再生計画」をまとめていました。 

 しかし、執行が一部停止されることで活用が見込めるのは50億円にとどまる見通しで、このため佐賀県は、医療機関の施設の建設費を削減するなど計画を縮小することになりました。 

 佐賀県地域医療体制整備グループの宮原文子(ミヤハラフミコ)副課長は、「周産期医療や小児救急医療などの体制強化が必要で、予算の見直しは非常に残念だ。計画は縮小せざるを得ないが、影響ができるだけ小さくなるよう対応を検討したい」と話しています。 


  
補正予算見直し 地域医療基金大幅減額 地方からは失望と不満の声 
2009.10.16 NHK 
  
きょう閣議決定された補正予算の見直しでは、削減額を積み上げる過程で、地域医療を支えるための基金が大幅に削られました。 
基金に期待していた地方からは、失望と不満の声があがっています。 

「地域医療再生基金」は、医師不足や病院の老朽化で崩壊の危機にある地方の医療を支えようというもので、補正予算には、当初、3100億円が盛り込まれていました。 
しかし、今回の見直しで、およそ4分の1にあたる750億円が削られ、病院の建て替えなどを計画していた地方からは、「深刻な地域医療の事情を考慮してほしい」と失望と不満があがっています。 

 このうち、北海道北見市や網走市などオホーツク海側の地域では、100億円の交付金で地域の中核病院、北見赤十字病院の建て替えや、医師を確保する新たな取り組みなどを計画していましたが、交付金は25億円に減額されました。 

 北見赤十字病院は、建築から40年以上がたち、増改築を繰り返して使ってきました。 
医師の確保も難しく、一時、6人の内科医のうち5人が退職して、外来診療が出来なくなる事態にも追い込まれました。 
それだけに、地域医療を何とか再生させたいと今回の補正予算をあてにしていましたが、交付金の削減で、計画通り事業を進めることが難しくなりました。 

 北見赤十字病院の吉田茂夫(ヨシダシゲオ)院長は、「いったん決まったことが変わったのは驚きだ。地域で一生懸命考えたので残念。政治家にはまず現場の声を聞いて施策を練ってもらいたい」と話していました。 

 また、患者からは、「それが今の政府のやり方ならまったく残念で、信用できなくなる。何地方を無視した失礼な話だ」という声が聞かれました。 

 一方、地元の北見市議会でも補正予算の見直しが報告され、議員から「地域に不安が広がる」、「要求を続けるべきだ」といった意見が出されました。 

 地元では、地域医療の再生に向けて改めて国に支援を求めていくことにしています。 


(政権交代@やまなし)「痛み」も表面化 補正予算見直し、県内に影響 /山梨県 
2009.10.17朝日新聞  
  

 鳩山政権による今年度補正予算の見直し作業が16日、決着した。効果が薄く緊急性に乏しいとして削減対象になったのは総額約3兆円。県内でも、東部地域の新病院建設構想の断念や、子育て支援の一時金の中止など、執行停止に伴う「痛み」も表面化した。ただし、県や市町村の事業にどれだけ影響があるのか全体像はまだ不明で、関係者は情報収集に追われている。 

 同日夕、県医務課に厚労省から1本の連絡が入った。この日が締め切りだった「地域医療再生計画」の申請期限を11月6日まで延期するという内容。同時に、予定されていた100億円規模の事業枠がなくなったことも告げられた。県は、富士・東部医療圏で構想していた拠点病院新設計画を断念。25億円規模に縮小した案を申請することに決めた。