千葉県市原市/国保診療所後継法人の募集開始



『千葉県市原市/国保診療所後継法人の募集開始』
 
2009.01.20 日刊建設工業新聞   
  

 千葉県市原市は、市原市国保診療所(養老946の1、病床無し)の後継法人の募集を開始した。市では、7月末にも診療所を閉鎖し、後継法人に、同診療所敷地内に新たな診療所を建設してもらい、8月1日からの開院を求めている。後継法人の選定に当たっては公募型プロポーザルを導入し、2月中旬に後継法人を決定する。 

 市原市国保診療所は、55年に加茂村国民健康保険直営診療所として開院。77年2月に市原市国保市民病院(延べ約2271平方メートル)として開設し、その後順次整備拡充を進め、市南部地域の医療拠点として地元の診療に当たった。 

 しかし、06年度に医師不足に直面し、07年11月に診療所に規模を縮小、旧市民病院の1階部分を使用して再スタートを切っていた。 

 現診療所に入院ベッドが備わっていないなど、地域医療の脆弱(ぜいじゃく)化に市民が危機感を抱いていることから、地域ニーズに対応できる医療サービスを提供できる医療機関に診療所の運営を引き継いでもらうことにした。 

 応募資格は、社会福祉法人のうち病院を開設している者や学校法人のうち医学部を置く大学を設置している者。1月1日現在で、一般病床50床以上を有し、過去10年間にわたり継続的に病院経営を行っていること。開設条件として、▽市原市国保診療所の機能を原則として引き継ぐ▽診療所と現在運営している病院との連係機能確保、介護保健施設などとの連携を図ることによる地域医療支援システムの構築▽地域医療機関との連携を考慮し、地域医療の確保に努め、市原市が行う保健・医療・福祉施策に協力すること。 

 後継法人は現診療所敷地内(約1ヘクタール)に自社負担で新たに診療所を建設しなければならない。市の支援策として、診療所敷地内の約2000平方メートルの土地を後継法人に無償貸与するほか、診療所が所有している医療機器を原則、無償譲渡する。 

 応募受付期間は2月6日まで。受付場所は保健福祉部保健福祉課。応募に必要な提出書類は、事業者概要、経営理念などの将来計画、施設整備計画など。プレゼンテーションやヒアリングを実施して、最も優秀な提案を行った者を後継法人に決定する。 

 新たに診療所を開設しても従来通り入院ベッドは設置できないが、後継法人がこれまで運営してきた病院(50床以上)や同法人と連携している他の病院の入院ベッドは使えるようになることから、診療所での診察の結果、入院が必要な患者に対しては、医療ネットワークを駆使し他の病院への入院が可能となるメリットが生まれる。市は、将来的に旧市民病院を解体する予定。 





市原市国保市民病院の診療所への移行について(2007年10月10日市原市報道資料) 

4月より、入院診療を休止するなど診療体制を縮小していた市民病院につきまして、11月1日より無床診療所に移行することになりました。 

1 経緯 
市民病院においては、従来4名の医師により病院を運営してまいりましたが、昨年末に院長が死亡退職して以降、本年3月末をもって、常勤外科医師2名が退 
職し、4月以降、常勤医師が1名となり、入院診療を休止するなど、診療体制を縮小して運営してまいりました。 

常勤医師を確保し病院運営を継続するため、これまで大学医局への医師派遣要請をはじめ、様々な取り組みをおこなってまいりましたが、今日まで、医師確保 
の目処はたっておらず、医 師不足が全国的な問題であることを考えあわせますと、今後も極めて難しいものと判断せざるを得ません。 
医療法上、病院には医師の法定必要数が定められており、現在、法に適合しない状況となっております。


2 目的 
限りある南部地区の医療資源を守り、今 後も医療サービスを継続していくため、市民病院を廃止し、あらたに無床診療所として運営してまいります。 

3 診療所の名称、所在地 
市原市国保診療所、市原市養老946番地1 


4 診療日および時間 
診療科目 診察日 診察時間 
内科、小 児科 月~金曜日 午前8時30分~午後5時 
外科 月、水及び金曜日 午前8時30分~午前12時 
眼科 水曜日 午前9時30分~午前11時30分 
※年末年始および祝日は休み 


5 今後の予定 
市の広報誌(平成19年10月15日掲載予定)やホームページへの記載、新聞折り込みの配布などにより周知を図ってまいります。 

6 その他 
診察の結果、入院等が必要な患者には他院をご紹介するなどの手続きをとってまいります。