泉大津市立病院経営健全化計画検証委員会 報告書



泉大津市立病院経営健全化計画検証委員会 報告書 
                            平成21年7月17日 

        泉大津市立病院経営健全化計画検証委員会 
                        委員長 小山田 惠 

本委員会は泉大津市立病院が市から基準繰り入れを受けながら経営健全化が図れるかを検証するため平成18年度に設置された第三者委員会である。当初、平成18年度、19年度の2年間の実績で検証評価を行うとしていたが平成18年度は全体の収支改善には繋がっていないものの医師確保や病床利用率に評価できるものがあり、平成19年度は収支均衡に至っていないが医師確保と収支改善並びに総務省の「公立病院改革ガイドライン」に基づく改革プランを検討した結果もう1年検証を行うとした。 
今回も平成20年4月から同21年3月までの経営実績並びに決算見込みなどの資料提供・説明を受け神谷市長出席のもと審査を行った。 

各項目の取組事項の評価及び意見は別紙1のとおりである。高い病床利用率の維持や平均在院日数の短縮など「現状課題項目」への取り組みは高く評価できる。 
また、「健全化策項目」では収入で4億円の増収になったが支出で人件費や材料費などの増になったため収益増に至らなかった。即ち、あり方委員会で示された収支均衡が達成出来なかった。 

本委員会は以上の点を踏まえ次のように評価する。 
3年以内の収支均衡には至っていないが減価償却前のキャッシュフローが黒字であり、市長・院長を始め全職員が改善に取り組み医師確保・消化器病センター・地域周産期母子医療センター構築など選択と集中を実践している病院として今後も公設公営で地域医療を担っていくことは可能である。 

ただし、昨今の医療情勢変化の厳しい中公設公営に固執せず、独立行政法人化した先進病院の事例などもよく検討し、地域での再編協議を重ね、健全経営を行い地域住民の健康と安全を担っていくことが望まれる。 

また、昨年度本委員会で長委員から検証要望のあった泉大津市立病院が全国に先駆けて実施している複数年契約による包括的アウトソーシングについても検証した。複数年契約による包括的アウトソーシングは魔法の杖のように言われたPFI を利用した病院事業が次々に破たんしていく中、公立病院が質を保ちながら経費削減を図る新しい手法と理解した  以上 

委員会議事録抜粋 

長副委員長 「高知医療センターのPFI ではモニタリングが年間約350件の項目が未実施等になっており、滋賀県大江八幡医療センターPFI も中止になった。外注に関してのモニタリングの精度等に関して、ちょうど今回契約切れということもあり、もう一度客観的な評価が必要だと考え提案した。モニタリングの項目はいくつくらいあるのか?」以下略 
http://www.hosp-ozu-osaka.jp/images/kaigiroku2.pdf