講師 長隆の 講演内容の一部

 
http://mutoma.asablo.jp/blog/2009/08/29/ 

講師 長隆の 講演内容の一部 

①全国84の2次医療圏が各25億円2100億、10医療圏が100億円 総計3100億円と言われる地域医療再生基金の行方はどうなるか? 
民主党政権になると、箱物投資など地域の医師・看護師確保に直接関連性のない事業は凍結乃至見直される可能性が高い。 

「地域医療再生資金は、 壮絶な無駄使い コンテスト!」 

地域医療再生と言う、 国の最重要課題を本予算に計上せず、 補正予算と言う選挙目当てのでたらめぶり、国営漫画館を凌駕するばら撒き予算、全国348医療圏から94医療圏が選定される? 
医師に魅力がある経営体質に出来ずに医療再生が出来るはずがない。公立病院改革ガイドラインとの整合性ゼロの再生計画のオンパレード! 
選定されなかった医療圏は、指をくわえて傍観するのみ。医師招聘に即効性と具体性と確実性がある  再生計画のみが選定されることになろう。  
 医療圏ごとに機械的に巨額な資金がばら撒かれるくらいなら全面廃止のほうがましである。 
そもそも、箱ものなら、地方交付税措置が十分手当てされている。 


②再生基金の惨めな失敗の先例になるであろう北海道穂別診療所 
  
虚しかった箱物投資 ・新築・医療機器設備投資 優先の失敗例・・・医師にやる気を継続させる経営体質に出来ずに、志の高い一木医師を絶望させてしまった!  

2007年7月には、約7億円をかけて穂別診療所が建設された。 
床面積1640平方メートルで、内科、外科など5科。常勤医は一木所長と医師、研修医の3人。週末は外部からの医師が当直する形で年中無休、24時間体制で診療にあたっている。通常の受診者は一日80~120人ほどで、大半が高齢者だ。 
北大医学部のベンチャー企業と連携し、コンピューターによるCT画像の遠隔画像診断を開始する。 

しかし・・・・・・・・・  

医師2人の退職の意向が町側に伝えられたのは2008年10~11月。夕張市の医療法人財団「夕張希望の杜」(村上智彦理事長)に移籍する意向で、一木所長はすでに町に辞表を提出した。 

  

穂別診療所ブログ(2007年7月)より― 

北大 CT画像を遠隔診断 

 むかわ町穂別の穂別診療所(一木崇宏所長)は近く、北大医学部のベンチャー企業と連携し、コンピューターによるCT画像の遠隔画像診断を開始する。穂別にいながらにして大学病院と同等の、高度な画像診断を受けられる仕組みで、既に郵送による診断をスタート。同診療所は「精度の高い診断を受けられるようになり、病巣の早期発見、早期治療につながれば」と期待している。 
 同診療所は7月に約7億円を投じて新築オープンし、コンピューター断層診断装置(マルチスライスCT装置)なども更新した。電子カルテを導入して画像管理するなど、システムも最新式へと一新。合わせて北大医学部のベンチャー企業、メディカルイメージラボと委託契約し、CT画像の遠隔画像診断を始めることに。診療所で撮影したCT画像を、北大医学教室の放射線専門医に送り、高度な技術で読影してもらう。 
 画像は高画質で大容量のものを、コンピューターで伝送するため、400万円で画像サーバーなどを導入。間もなく伝送システムが完備され、コンピューターによるやりとりが始まる。既に9月からこれに先駆け、フィルムの郵送による遠隔画像診断を開始。診療所の医師が伝送するか否かの判断をするが、週に2―3件利用されている 
 同診療所は「今は結果が分かるまで2―3日かかる。コンピューターの伝送システムが整えば、診断した次の日までに結果が分かるようになる」と期待。都市部と地方の医療格差是正につながる取り組みに、「わざわざ遠くの病院に行かなくても、精度の高い診断が受けられる」とアピールしている。 


以下報道資料 
(北の医療)常勤医去り、存続ピンチ むかわの診療所 /北海道 
2008.12.07朝日新聞   
  

 胆振支庁むかわ町の「むかわ町国民健康保険穂別診療所」(一木崇宏所長)で、今年度末には常勤医が不在になり、運営が困難になる可能性が出ている。常勤医は研修医を含めて3人いるが、夜間診療の過重労働などを理由とする退職と、研修が終了するためだ。町は来年から時間外診察を中止するなど勤務状況の改善を進めているが、来年度からの常勤医確保の見通しは立っていない。同診療所は歯科を除くと地域では唯一の医療施設。その存続が危ぶまれている。 

 同町の人口約1万人のうち、穂別地区は約3400人。同診療所は05年5月、当時の病院の病床数を63床から19床に減らして設置された。診療所への移行は経営難と医師不足が原因だった。 

 昨年7月には、約7億円をかけて現在の診療所が建設された。床面積1640平方メートルで、内科、外科など5科。常勤医は一木所長と医師、研修医の3人。週末は外部からの医師が当直する形で年中無休、24時間体制で診療にあたっている。通常の受診者は一日80~120人ほどで、大半が高齢者だ。

 24時間体制なので、重症ではない住民が込み合う日中を避けて夜間に診察を受けるようになった。この「手厚い診療体制」が、医師に厳しい勤務を強いることにつながった側面もある。 

 医師側が過重労働を訴え、町は4月から週末に外部の医師を招き、過重状態の緩和に努めた。だが、時間外の受診者は年間延べ1256人、このうち重症は65人。1人の医師が一晩で最高8回呼び出されたケースもあったという。 

 町はこうした経緯を住民説明会で報告した。住民からは、町の責任を問う声のほか、「ちょっと我慢すればいいのに受診する住民にも問題がある」「大したこともなさそうなのに、夜間に受診している」などと受診者側の意識改革の必要性を訴える意見も相次いだ。 

 横山宏史副町長は「医師の過重労働を避けるためにも、住民が気軽・安易に受診することを減らさないと、常勤医は見つからないかもしれない」と危惧(きぐ)する。町は来年1月から時間外診療や救急車受け入れの原則中止を決めた。同診療所の大内一司事務長は「医師に長くいてもらえる環境づくりのためにも、患者が自己管理、予防医療のことを考える必要がある」と話している。(池田敏行) 


むかわの穂別診療所、年度内で常勤医ゼロに 過重労働が背景=北海道 
2008.12.04読売新聞   
  

 北海道むかわ町穂別の「むかわ町国民健康保険穂別診療所」(一木崇宏所長)に勤務する医師2人が今年度中に退職することが3日、わかった。研修医1人の任期も来年2月で切れるため、来年度から常勤医が1人もいなくなり、診療所を運営できなくなる可能性もある。同町は来年1月から、時間外診療を原則廃止する方針だ。 

 町によると、同診療所の診療科目は、内科や外科など5科目。現在は研修医を含む医師3人が在籍し、24時間体制で無休で診療している。 

 医師2人の退職の意向が町側に伝えられたのは10~11月。夕張市の医療法人財団「夕張希望の杜」(村上智彦理事長)に移籍する意向で、一木所長はすでに町に辞表を提出した。 

 町によると、退職の背景には過重労働があるとみられる。同診療所の昨年度の時間外診療件数は1256件に上る。町では4月から、週末の当直医に外部医師を充てるなどの対策を取ってきたが、医師2人の退職意向は変わらないという。 

 町は来年1月以降、時間外診療を原則廃止するなどして、医師の労働条件を改善し、後任の医師を探す方針だ。横山宏史副町長は「労働環境を改善し、医師を確保したい。医師の過重労働には利用する側の心構えもあり、町民に理解を求めていく」と話している。