医療機関の国際的な信用度の指標の一つになる、国際病院評価機構(JCI)の認証を、鴨川市の医療法人鉄蕉会の亀田メディカルセンターが国内で初めて取得した。



医療機関の国際的な信用度の指標の一つになる、国際病院評価機構(JCI)の認証を、鴨川市の医療法人鉄蕉会の亀田メディカルセンターが国内で初めて取得した。JCI認証を求める国外の保険会社が多く、海外の富裕層患者の受け入れの条件となる。9月3日にJCIアジア・太平洋支部代表のポール・チャン氏が同病院を訪れ、正式の認証を授与する。08月20日ashi com 
  
 同センターは、救命救急センターを併設する亀田総合病院(亀田信介院長)と、1日平均3千人の外来が訪れる独立型の外来専用施設の亀田クリニック(亀田省吾院長)からなる。 
今月初旬、JCIから派遣された医師と看護師、病院管理者を含む国際医療専門家チームが5日間にわたって、同センターの医療行為や機材など340以上の評価基準、1千以上の小項目について徹底的に審査した。 

同センターは、館山、南房総、鴨川の各市と鋸南町からなる安房保健医療圏の基幹病院で、さらに隣接の地域や首都圏からも救急や外来の患者が訪れる。 

だが、国の医療費削減の政策などで医業収益の確保が困難となったため、打開策の一つとして、経済成長の著しい中国などアジアの新興国の富裕層の患者の取り込みを狙っている。今回、JCI認証の取得も、海外からの患者取り込みの一環だ。 

鉄蕉会の亀田隆明理事長は「内向きで閉鎖的な日本の病院の体質を改める必要を感じていた。グローバルな時代には、医療も国際的な視点を持たなければ外国から評価されない。JCI認証の取得に当たっては、職員一丸となって取り組んだ」などとコメントした。(福島五夫) 

JCI認証 
 国際病院評価機構(Joint Commission International、本部は米国イリノイ州シカゴ)が1994年から認証を始め、認証を取得した医療機関は、5月現在で世界36カ国で250カ所以上に及んでいる。認証を取得すると、所在地や名称などが公式のHPに掲載される 

  

亀田総合病院がJCI認証を受審 
川口恭 (2009年8月 8日 10:02) 
  
欧米の保険会社が保険対象とする基準となり、海外の富裕層患者を受け入れ(メディカルツーリズム)るアジア各国の一流病院が競って取得している国際医療機能評価の「JCI」(本部・米ワシントン)を今週、千葉県鴨川市にある亀田総合病院が日本で初めて受審した。日本でもトップレベルの病院として知られる同病院が、アメリカ的視点からはどのように評価されるのかが注目される。(川口恭) 

 JCIの認証は1994年から始まり、現在までに認証を受けた医療機関は世界36カ国で250ヵ所以上に及ぶ。しかしながら、WHOから世界一と評価されたことを自賛する日本の医療機関は、厚生労働省所管財団が実施する日本独自の病院機能評価を受けるだけで、なぜかJCIを受審してこなかった。 

 病院機能評価に関して、手間の割に得るものが少ないとの不満は現場に燻っており、今後、亀田総合病院の結果次第では、なだれを打ってJCI受審医療機関が増えることも考えられる。