地方公営企業(公立病院)の 収益的収支(3条)資本的収支(4条) の見方~地方公営企業全適の優等生である鹿児島県立病院20年度決算でわかりやすく解説します。

地方公営企業(公立病院)の 収益的収支(3条)資本的収支(4条) 
の見方~地方公営企業全適の優等生である鹿児島県立病院20年度決算でわかりやすく解説します(下表) 
・・・収益的収支は 「損益計算書」 に変更 資本的収支は「資金調達と設備投資・長期債務返済支出表」の 名称に変更するか キャッシュフロー計算書に吸収すべきではないかと思います 

わけしりの人が3条予算・4条予算をペラペラ喋って辟易することが多いと思います。 
本庁の財務・会計担当者を除いて すらすら説明できる人は極めて少ないのが現実です 
公立病院の院長・事業管理者でも メモを見ないで病院職員にスラスラ説明できる方どのくらいおられるでしょうか? 
18年度から 全適に変更後 減価償却前収支・資金収支黒字を達成している鹿児島県立5病院の 資料・2・病院別決算(見込み)をご覧ください。

全体H20年決算総収益16,247百万から、 総費用16、515百万、 減価償却前収支841百万、 経常収支-268百万までが、 収益的収支 いわゆる、 3条収支841百万になります。 
此処までは、どなたにもご理解いただけます。 

次が4条収支です。 
-870百万になっていますね。何か非常に悪い数値に見えますね。そうではありません。 
鹿児島県立5病院は3条・4条合計で資金収支は-29百万で良好であると判定できます。 
通常 4条収支は常に赤字です。 
その赤字を 本業の医業収支(3条)で賄えればよいのです。 

では 4条の中身を見ましょう 
資本的収入は 合計で 1561百万 
内訳は企業債収入440百万・一般会計からの出資金781百万です。 資本的支出は合計で2430百万です。内訳は建設改良費1045百万・企業債返還支出991百万・長期借入金償還支出394百万ですね。 
借入の返済と設備投資を一緒にしますから常に赤字になるのは当然ですね。 

そして損益計算書に、 設備投資と長期借入金の収入と返済をくっつけた表になります。 

作成の意図はわからなくはないのですが、 民間との比較から、キャッシュフロー計算書(資金運用表)に統一したほうがわかりやすいと思います 
年間の医業利益と減価償却費の合計が 借入(企業債)の返済財源であり そのバランスが取れているかが一目両全のほうが良いのではないでしょうか。 
設備投資を含めると 当然赤字になって 常時赤字の意味が理解不能になります。 


http://www.pref.kagoshima.jp/__filemst__/41220/h20byouinkessansiryou.pdf