共立湊病院と地域医療振興協会について

 



共立湊病院と地域医療振興協会について 
光をめざして2009年07月06日 ブログ 

(社)地域医療振興協会からの要望にこたえて下田市への移転新築を決定した同事務組合関係者の努力に報いようとせずに、新病院の指定管理者の公募にも応じなかった同協会の行為は同事務組合と地域住民にたいする裏切りに他ならないように見えます。 
要望どおりに病院の移転新築が実現することになった以上、同協会がこの病院から撤退する積極的理由はなくなったはずであり、それでも新病院にかかる指定管理者の公募に応じなかったのは、結局この地域では利益が上がらず採算が取れないからということ以外に理由がないように思えます 

共立湊病院と地域医療振興協会について(てらじい様のコメントへのご返事) ここ数日間、PCから離れる生活を送っていましたが、今朝自分のブログを開いてみたところ、筆者の共立湊病院に関する記事にたいして“てらじい様”からの手厳しいコメントがありました。 
コメントにはコメントの欄でお答えしようと思いましたが、筆者の文が長くなってしまったのであえてブログ本文に記載いたします。 

“てらじい様”がおっしゃるには、共立湊病院は現在、南伊豆町という地域をこえて南伊豆地域全体の中核病院としての役割をはたしているのだから、下田市への移転新築は合理的であり、南伊豆町の行政や住民の多くが移転に反対するのは地域エゴに他ならないということです。(文末にてらじい様のコメントを転載しました) 

ところで、最近になって南伊豆町関係者をふくめた共立湊病院事務組合(周辺1市5町からなる)が、撤退を表明している地域医療振興協会の要望を取り入れ、下田市への移転新築を決定したことは周知の事実であります。 
同事務組合の決定などをふまえれば、同病院の移転に反対した南伊豆町の関係者の声は“地域エゴ”であるという見方が成り立たないわけではありません。 

では、同病院の移転新築にともない、新病院にかかる指定管理者の公募がおこなわれましたが、地域医療振興協会がこれに応じなかったことをどのように評価したらよろしいのでしょうか。 
同協会から「一年以内に移転新築を決めなければ撤退する」との突然の表明をうけ、南伊豆町の関係者が譲歩し、同事務組合の審議を通して下田市への新築移転を計画実行したにもかかわらず、同協会は新病院の指定管理者の公募に応じませんでした。 
ちなみに、指定管理者の公募には二つの医療法人からの応募があり、管理者として下田市内に2診療所と1病院を運営する医療法人社団聖勝会(下田市)が選定されています。 
http://www.izai2.net/doryou.html 

さて、話を本論に戻すと、同協会からの要望にこたえて下田市への移転新築を決定した同事務組合関係者の努力に報いようとせずに、新病院の指定管理者の公募にも応じなかった同協会の行為は同事務組合と地域住民にたいする裏切りに他ならないように見えます。 
要望どおりに病院の移転新築が実現することになった以上、同協会がこの病院から撤退する積極的理由はなくなったはずであり、それでも新病院にかかる指定管理者の公募に応じなかったのは、結局この地域では利益が上がらず採算が取れないからということ以外に理由がないように思えます。 

これは過疎地医療を標榜し、国からも手厚い援助をうけた同協会にそぐわない行為であり、公益法人としての資格を疑わせるものに見えます。 
同協会は最近では都心に近い市川浦安市民病院(400床)に進出し、都市医療の体質へと変化しているようであり、営利主義の方向にシフトをしていると聞いています。 
このような同協会にもっぱら依存して銚子市民病院再生をめざす野平銚子市長の手法に危惧を抱いたがゆえに、あえて当ブログで共立湊病院の事例を挙げさせていただきました。 
千葉県銚子市の住人であり、南伊豆地域の事情に疎い筆者ですから記事の記載の一部に不正確な点がありましたらご容赦をお願いします 

ところで、最近になって銚子市長の市民病院再生“構想”が変わり、東大法学部卒であり旧自治省キャリア官僚であったご自分の人脈に連なる弁護士や医師、会計士などに声をかけ、“市民病院再生事業機構”なる性格の不明な組織を立ち上げ、医療マーケットにて医師のリクルートをおこない、かつ地域医療振興協会にも医師の派遣を依頼しながら新たな医療法人をたちあげることになったそうです。 

同協会にもっぱら依存していた銚子市長の手法に危惧を覚えましたが、新しい手法にはさらなる危惧を覚えます。 
地域医療に対する理念も明確でなく医師の世界での人脈も乏しきなか、自分の人脈のみにたよる手法は、全国的な医師不足の偏在化と、それによる病院経営の危機が広がろうとしている昨今では成功はおぼつかないと考えます。 


てらじい様のコメントより(一部) 
http://www.izai2.net/kyoritu.html 
上記にもあるとおり、圏域の中央に医療設備の充実した、そして、実績のある湊病院を移して欲しい、というのが、多数の希望でしょう。 
今の働き盛りで、かつ、真面目な素晴らしい連中(医学的にも人間的にも)のパワーを活かして、下田市に拠点を置いて、あの地域を広く守ってもらうのがベストの選択でしょう。南伊豆町の町長が、自分の所から出て行ってもらっては困る、と主張するのも、理解出来ますが、それでは、医療は改善しないでしょうね。