泉大津市立病院 新院長に期待する! 数名の医師の一斉退職がありましたが、 新たに呼吸器内科、循環器内科などの専門外来を新設。

泉大津市立病院 新院長に期待する! 
数名の医師の一斉退職がありましたが、 新たに呼吸器内科、循環器内科などの専門外来を新設。一般内科の常勤医師は7月の時点で糖尿病専門医2名と循環器内科医1名になりましたが、不足分は押谷伸英消化器病センター長率いる9名の消化器内科医師が補い、来年4月を目途に元通りの診療体制に戻せる予定。 
2009年7月6日には 20年度評価委員会が公開で開催されます。 
病院経営への影響はなく 市民の皆さんが不安になることは全くないことを確認させていただけることでしょう。 

2009年 7月6日
泉大津市立病院経営健全化計画検証委員会
副委員長 長 隆(東日本税理士法人代表)

就任挨拶 院長 永井 祐吾 

平成21年7月1日付けで、神谷泉大津市長より、泉大津市立病院院長を拝命しました。 
全国的に自治体病院の運営が厳しい中、責任の重さを強く感じています。 
私は、平成16年7月1日に泉大津市立病院に赴任致しました。 
当時は産婦人科チームが全員撤退した直後で、その影響をもろに病院全体が受け、開院以来未曾有の苦境に立たされていました。失われた信頼を何とか修復しようと職員が一丸をなって頑張ってきた5年間でした。 
 ご存知のように泉北地域に隣接するそれぞれの市が同じような規模の病院を運営しています。この中で生き残っていくためには、何とか特化した医療を行っていくしかないと考えました。 
  
病院の3本柱として 

1.消化器病診療の充実  
2.子どもと女性に優しい医療 
3.生活習慣病対策を揚げています。 

まず、消化器病診療の充実ですが、私が専門とする内視鏡手術をアピールすることにしました。 
そのためには、消化器癌の早期発見が必要です。そこで、平成16年12月には5階北棟に内視鏡センターを開設しました。ここでは最新の内視鏡機器で、外科医、内科医が枠を越えて内視鏡診療に取り組んできました。 

また平成20年4月からは、消化器内科医と外科医が一緒になって、消化器病センターとしての運用を開始しました。 

その結果、内視鏡センター開設前は2,000件程度であった消化器内視鏡件数は、平成20年度には7,000件を越えました。 

これに伴い外科手術も年間200件前後であった全身麻酔下手術が、平成20年度には400件を越え、中でも内視鏡下外科手術がその6割強を占めています。このことは全国的にも極めて特化していると自負しています。 
  

次に子供と女性に優しい医療ですが、一旦減少していた分娩数も最近は新病院開院当時まで復活しました。 
小児科は泉州地区小児救急輪番制の重要な役割を維持し続け、何よりも本年10月には周産期母子センターがオープンし、これで「子どもと女性に優しい医療」における基盤ができあがることになります。 

外科としてもこれに伴う小児外科対象疾患増加に対応すべく、7月より小児外科の特殊外来を設けています。 

3番目の生活習慣病対策については、地元開業医の先生方といち早く糖尿病地域連携パスを導入し、定期的に院内で開かれる糖尿病教室や市内に出向いての講演活動など地道な努力が実って、次第に浸透しつつあります。最近は自治体病院の疲弊が取りざたされる中、珍しく活気に満ちた病院として医学生からも注目され、去年度は定数4名の研修医マッチングの倍率が2倍でした。 
  
このように病院職員が一丸となって良質の医療作りに励んだ結果、もう少しで危機脱出できるところまで来ましたが、先日末、数名の医師が皆様にご迷惑をおかけすることになりました。 
しかし、神谷泉大津市長と病院事務局の血眼の奔走で、内科外来医師は従来通り確保でき、整形外科および人工透析も応援医師でなんとか維持できそうです。 

また、新たに呼吸器内科、循環器内科などの専門外来を新設致しました。一般内科の常勤医師は7月の時点で糖尿病専門医2名と循環器内科医1名になりましたが、不足分は押谷伸英消化器病センター長率いる9名の消化器内科医師が補い、来年4月を目途に元通りの診療体制に戻せる予定です。 
 基本理念に謳っているとおり、今後も良質の医療を堅持し、信頼のえられる病院運営を行いたいと存じます。泉大津市および近隣の皆様方のご理解をご支援をよろしくお願い申し上げます。 

                                 
専門領域  
胃・食道の外科 消化器内視鏡治療 
内視鏡外科手術 Microwave surgery 

 1993年、基礎実験で安全性を確認した後、「早期胃癌に対する腹腔鏡補助下幽門測胃切除リンパ節郭清術式」の臨床応用を我が国で最も早く開始しました。 
 自ら内視鏡で消化器癌を早期発見し、内視鏡治療から拡大手術まで、病巣の進展度に応じた手術術式を実践することをモットーとしています。2005年11月自ら執刀した内視鏡手術を27編に編集した「DVD版-私の消化器内視鏡手術」を出版しました。 

略 歴 
1979年 3月 和歌山県立医科大学 卒業 
1990年 4月 和歌山県立医科大学 外科学(消化器)講師 
1999年 6月 和歌山県立医科大学 中央内視鏡部助教授 
2002年 7月 総合病院国保旭中央 内視鏡外科部長 
2004年 7月 泉大津市立病院 副院長・外科内視鏡外科主任部長 
              ・内視鏡センター長 
2004年12月 和歌山県立医科大学 臨床教授 
2009年 7月 現 職 

加入学会・その他 
日本消化器内視鏡学会指導医・学術評議員 
日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医 
日本内視鏡外科学会評議員・技術認定医(胃部門) 
日本肝胆膵外科学会評議員 
PDN(PEG Dr's Network 理事) 
国際食道疾患会議会員 
SAGES active member