公立病院 [何でも科]への警告! 松戸市の [すぐやる課]を彷彿させるが, 医師不足の窮余の一策で出てくる, こういう考えで命を守れるか! である。




公立病院 [何でも科]への警告! 
 松戸市の [すぐやる課]を彷彿させるが, 医師不足の窮余の一策で出てくる, こういう考えで命を守れるか! である。
病院という箱と未熟な医師でも, いないより良いは重大な誤り。命の絆を守る行政サービスとコンビニ医療は,まったく相容れない! 

専門医の経験と判断が何より重要 
1次判断する 診療所・病院は不可欠であるが,選択と集中で, 専門医・指導医が十分確保できている病院こそが,命を守れる。 
アクセスの問題で安易かつ誤った結論を導くことがあってはならない,経験のない若い医師の判断に命を預けることはできない。 
  


<「何でも科」の挑戦 町立松前病院の現場>下*育成*知識や経験 若手に伝達 
2009.06.27 北海道新聞     

 「(エックス線の)写真のこの白い点は何ですか」「どんな医学雑誌を読めばよいですか」。診察開始前の午前7時半。町立松前病院の会議室で、5人の医師が木村真司院長(44)に質問をぶつける。 

 診療科目を限定せず幅広く診察する「何でも科」。経験が比較的浅い医師たちが学ぶ「松前塾」。木村院長が名付けた、いわば「何でも科入門編」。毎週火曜日、院長が自らの経験や知識を伝える。 

 「塾生」には、病院の若手医師、函館や札幌から訪れた研修医のほか、形成外科医を30年以上務めた後、「何でも科医」を目指す医師(64)もいる。 

*多彩な勉強の場 

 松前病院には現在、全国から実習医学生が2週間、研修医は2週間~3カ月間、入れ替わりで訪れる。昨年度は合計で医学生30人、研修医10人が門をたたいた。 

 来年度からは、長期研修も始まる。国家試験合格後の初期研修を終えた「後期研修医」たちを、3年間受け入れる。こちらは毎年3人が上限。3年目は最大9人になる。「何でも科」医育成拠点としての本番を迎えるのだ。 

 若手の育成は、木村院長がへき地医療の実践とともに目標に掲げる柱。松前塾のほかにも多くの勉強の機会を用意している。 

 医師全員が参加する、症例の「検討会」は毎週水曜日と金曜日。全国30以上の病院を同時にインターネットで結び、講義を受け意見交換する「講習会」は毎週木曜日。こちらは看護師や薬剤師らも参加する。いずれも診察開始前の早朝だ。 

 今月12日、3年目の野村健次医師(45)は受け持ちの入院患者11人を回診していた。 

 毎日2度回るが、週に2度は木村院長が付く。患者と話した後、病室を出た2人が言葉を交わす。「抗うつ剤を処方しようかと」(野村)。「いいと思います」(院長)。回診ごとに院長の知識と経験が現場で伝えられていく。 

 若手医師を数多く受け入れるのは常勤医には大きな負担だが、木村院長は「質問に答えるのはこちらも勉強になる。それに医師の手が増え、助かる面もある」と話す。 

*巣立つ医師たち 

 木村院長が松前に赴任して4年。すでに2人の「何でも科医」が病院を巣立っていった。新任地はいずれも宗谷管内利尻町の利尻島国保中央病院。医療環境が最も厳しい離島だ。 

 同病院の中川紘明院長(32)はその1人。2002年からと06年からともに1年間、松前病院に勤務した。「患者さんへの親身な態度など木村先生から多くを学んだ」と振り返る。木村院長の思いが少しずつ現実になっている。 

 地域医療に詳しい札幌医大地域医療総合医学講座の山本和利(わり)教授は言う。「松前病院の取り組みは、今日の地域医療が抱えるさまざまな問題を解決するための重要なモデルとなる」