熱海市 国際医療福祉大熱海病院は同市の中核的な医療機関。市は誘致にあたり、施設整備と赤字補てん分などとして、06年度までに計約40億円の補助金を支出した

熱海市 
国際医療福祉大熱海病院は、同市の、中核的な医療機関。市は誘致にあたり、施設整備と赤字補てん分などとして、06年度までに計約40億円の補助金を支出した。 
  
  
7月から婦人科休診 国際医療福祉大熱海病院 
06/26 08:42 静岡新聞 
 熱海市の国際医療福祉大熱海病院が、7月から婦人科を休診することが25日、分かった。病院は「医師の補充ができるまでの休止で、廃止はしない」としている。 
 同病院と市によると、婦人科は常勤医師2人態勢だが、2人がともに自己都合で退職することになったという。病院は取材に対して「患者には他院を紹介する対応をしている」と説明し、併設の産科については「従前通りに診察などをする」と話した。 
 25日の市議会6月定例会の一般質問では、この問題が取り上げられた。小泉治比古・市民福祉部長は「市民が安心して医療を受けられなくなり、非常に残念。市内の婦人科の医療機関は限られ、不便をかけることになる」と答弁し、早期の再開を働き掛けていく考えを示した。 
 同病院は同市の中核的な医療機関。市は誘致にあたり、施設整備と赤字補てん分などとして、06年度までに計約40億円の補助金を支出した。 
  
  
国際医療福祉大学熱海病院 医師案内 

 産婦人科 
産科 
当科では自然陣痛誘導分娩を採用しており、安全でしかも陣痛による痛みの少ない分娩に努めています。この方法は分娩の前半は自然陣痛で、後半は自然陣痛に子宮収縮剤を追加して行なう独特な計画分娩です。 
分娩は子宮口を開くための労働と考えられます。ところが子宮口が1~2cm開大している分娩の初期では、自然分娩の際の陣痛によって子宮口が開かれる力はとても弱く、陣痛は専ら赤ちゃんを圧迫する力に使われてしまいます。この分娩初期から前半期にかけて、陣痛のエネルギーを子宮口開大のためのエネルギーに効率よく変換する方法が自然陣痛誘導分娩です。安全でしかも痛みが少なく、さらに経過時間の短い分娩を行なうことができます。 
妊娠37週以降には赤ちゃんは成熟していますので、この方法は妊娠38週前後に施行します。この時期には胎盤機能が良好なため、元気な赤ちゃんが誕生します。また、妊娠38週に出生した赤ちゃんの方が妊娠40週(分娩予定日)の赤ちゃんよりも約500g体重が軽いため、産道の抵抗が少なく、安産になりやすいことも特徴です。すでにこの方法で多くの元気な赤ちゃんが誕生しました。当科ではご主人の立会い分娩が可能ですので、ご家族の方からも喜ばれております。 
異常妊娠には、習慣流産、不育症、不妊症、子宮頸管無力症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病、内科疾患合併妊娠などがあり、これらの異常妊娠に対しても的確な診断・治療を行っています。現在、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は減少傾向にありますが、妊娠糖尿病は増加傾向ですので、本症診断のための検査も行っています。妊娠前後の患者様のあらゆる時期において、健康で快適な生活を送っていただくために、当科は最適な医療をご提供いたします。 

婦人科 
良性疾患については、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮脱などを中心に、適用を厳密に検討して手術を行います。良性卵巣嚢腫は、原則として負担の少ない腹腔鏡を用います。悪性疾患は、子宮がん、卵巣がんなどを中心に、進行度に応じて術式を選択し、術後は抗癌剤による最新の化学療法を行います。悪性腫瘍は豊富な手術経験と実績を持つ専門医が担当しています。 
外来では、中高年女性を対象にした更年期障害、骨粗鬆症などだけでなく、子宮内膜症、月経困難症、月経不順、不妊症、不育症、感染症などの若年成人女性の疾患も診療しています。 
  


 Toshiaki Sagesaka 
提坂 敏昭 サゲサカ トシアキ 

産婦人科部長 
国際医療福祉大学教授 



■周産期医学、特に妊娠糖尿病管理 
  
順天堂大学卒、順天堂大学大学院修了、Harvard Medical School留学、Boston Biomedical Research Institute留学、元順天堂大学医学部講師、元自衛隊中央病院産婦人科部長、前金町中央病院産婦人科部長、日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本思春期学会理事、医学博士
多くの医師がそうであるように、患者様にご自身の疾患を理解していただき、その上で治療に入るように心がけています。自身の疾患に対する理解がなければ、治療の継続は困難です。最近よく言われるコンプライアンスの悪い患者様については、医療者側にも責任があると思います。最近の妊婦管理においては、妊娠が成立してから発症する妊娠糖尿病が増加しています。妊娠合併症として有名な妊娠中毒症(現在は妊娠高血圧症候群)は減少傾向にありますが、妊娠糖尿病は増加傾向にあります。妊娠糖尿病の発症は母児ともに影響を与えますが、特にお母さまは、分娩後何年かしてからの本当の糖尿病発生率が明らかに高率であることが判明しています。女性の将来にわたる健康管理を考えたときに非常に重要な地位を占めると考え、妊婦管理にあたっています。 

◆紹介希望疾患:妊娠糖尿病ほか、内科疾患合併妊娠 



 Itsuo Gorai 
五來 逸雄 ゴライ イツオ 

国際医療福祉大学教授 



■悪性腫瘍、骨粗鬆症 
横浜市立大学医学研究科大学院修了、前横浜市立大学医学部産婦人科学講座助教授 、日本更年期医学会理事、日本骨粗鬆症学会監事、婦人科骨粗鬆症研究会理事、日本骨代謝学会評議員、日本産科婦人科学会専門医、日本がん治療認定機構暫定教育医、日本婦人科腫瘍学会暫定指導医、ECFMG registered physician、医学博士 
横浜市立大学での病棟医長の経験を活かし、産婦人科全般にわたり、レベルの高い医療を提供するのが患者様への最高のサービスと考えています。中でも子宮がん、卵巣がんなどの婦人科悪性腫瘍、中高年女性の健康管理を目的とした更年期医療に焦点を絞っています。悪性腫瘍では患者様と十分に時間をかけて話し合い、手術の方法、術後の化学療法、疼痛緩和療法などを決定し(インフォームドチョイス)、それぞれの患者様のニーズにあわせた治療の個別化(テイラーメイド)に努めております。術後の中高年女性の診療では更年期症状・障害、骨粗鬆症、尿失禁などに力を入れ、特に骨粗鬆症検査では最新の骨密度測定機器を運用して精度高い診断と治療効果の判定を行っています。妊娠・分娩ではアメニティを大切にし、快適な環境で分娩をしていただいています。これまでの産婦人科のイメージとは異なり、女性の生涯を通して、疾病予防に重点を置いた健康管理を中心としたトータルヘルスケアを実践するように心がけています。 

◆紹介希望疾患:婦人科悪性腫瘍、更年期疾患(骨粗鬆症・更年期障害ほか) 




 Shin Hattori 
服部 信 ハットリ シン 

国際医療福祉大学講師 


■婦人科腫瘍、婦人科内分泌、周産期 
徳島大学卒、前横浜市立大学医学部附属病院産婦人科助手 
日本産科婦人科学会専門医、日本医師会認定産業医 
横浜市民総合医療センターでは産科救急を、横浜市立大学医学部附属病院では主に悪性腫瘍の治療に従事してまいりましたが、現在では特に専門領域にこだわらず産婦人科全般を担当しております。一口に産婦人科と言ってもその範囲は非常に広く、内容も多様化してきています。このような中で、常に患者様のニーズに応えるべく、丁寧でやさしい説明と治療を行えるよう心がけています。 
紹介希望疾患:卵巣がん、子宮内膜症、妊娠・分娩全般