一般会計における経費負担の考え方(繰出基準の概要)・・ 氷見市民病院改革プラン(21年3月)より,抜粋

氷見市民病院改革プラン(21年3月)より,抜粋 



一般会計における経費負担の考え方(繰出基準の概要) 
  
 今後、病院事業会計自体は、指定管理者制度の下、利用料金制採用ということもあ 
り、管理会計的(一般会計と指定管理者会計の中間的)要素を強め、医業(営業)収入 
は一般会計からの基準繰入以外、実質的に無くなりました。 
 また、資本的収支については、過去の起債の元金償還金等支出からなる収支不足額を損益的収支をもって埋めるという手立てが必然的に無くなりました。 

このため、過去からの起債償還について、繰出基準分は以前と同様ながら、その残額(起債の償還の繰出基準は平成14年度以前は2/3、平成15年度以降は1/2となっています。従来は病院事業会計で負担。)についても、一般会計からの基準外繰出で対応することにいたしました。 
 一方、病院改革に伴なって、生じた退職手当債分の償還財源や給与差額激変緩和措置財源、公設民営化前の平成19年度末における不良債務相当額の長期借入金の 
償還財源につきましても、全額を繰入金により賄うことになります。 
 また、病院事業会計における人件費等他、協定(氷見市民病院の管理運営に関する基本協定)義務修繕等の経費については、必要実績額を、同じく基準外繰出で対応することとしました。 
 以上の措置により、今後は不良債務が発生しない仕組みとなりました。 
 これにより、公設公営を継続した場合に想定された歯止めの見えない不良債務拡大スパイラルから、脱却することが出来たことになります。 
※利用料金制(料金を指定管理者が収入として収受するもの) 
※基準繰入(経営に伴なう収入を充てることが適当でない経費等で、地方公営企業法等に規 
定されているもの) 
  

 
点検・評価・公表等の体制 
  
「金沢医科大学氷見市民病院管理運営委員会の設置及び運営に関する要綱」を定め、病院の管理運営に関する報告、協議及び調整等を目的として平成20年4月に「管理運営委員会」を設置しました。 
 また、管理運営に関する重要事項について、識見を有する者及び公共的団体等の代表者から意見を聴くことを目的として、「有識者等懇談会」を設置しました。 
 この「管理運営委員会」を点検委員会として、「有識者等懇談会」を評価委員会として活用します。その内容については、市及び病院の広報、ホームページを通して公表することにしています。 
 また、改革の過程でいただいた経営改革委員会の答申で示された内容を十分に踏まえることとしています。 


【参考】 氷見市民病院経営改革委員会の答申 
  
・市民病院の経営体制を含めた抜本的な改革を検討していただくため、医療政策や病院の経営問題等に通じた長委員長はじめ全国レベルの委員による「経営改革委員会」を立ち上げ、3回の審議を経て平成19年5月25日に答申を得ました。答申の骨子は概ね次のとおりです。 

■ 経営改革の基本方針 
 ① 病院の改革に当たっては、全庁一体的に給与水準の再検討を行うなど、更なる行財政改革に取り組むこと(現給保障の廃止等) 
  
② 患者から選ばれる病院となるために、病院の特色づくりを進めるほか、医療提供体制の選択と集中を行うこと(診療科目・病床等再編) 
  
③ 民間ノウハウを取り入れた効率的な経営形態とするため、指定管理者制度を導入し、地域医療の確保に熱意を持って取り組む指定管理者に病院の経営を委託すること(公設民営化) 

■ 指定管理者制度への移行 
指定管理者制度への移行は平成20年4月を目標とする。 
指定管理者の選定にあたっては、現在の病院職員の雇用を原則保証することなどの条件を付する。 
■ 新病院の整備 
経営改革と並行して、新病院建設の準備に速やかに取り掛かる。