福島県立6病院の医療収入に対する人件費の割合は91・0% 看護師ら職員は5年間で約50人、人件費は約5億円削減され、医療収入に対する人件費の割合は3年間で13ポイント以上改善させて78%を下回る見込み。



福島県立6病院の医療収入に対する人件費の割合は91・0% 
看護師ら職員は5年間で約50人、人件費は約5億円削減され、医療収入に対する人件費の割合は3年間で13ポイント以上改善させて78%を下回る見込み。 

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福島県立病院改革プラン 3年間で208床削減 13年度に赤字ゼロへ=福島 
2009.03.26読売新聞  
  

 ◇地域医療再生 

 県は25日、赤字が続く県立6病院の経営改善策を盛り込んだ「県立病院改革プラン」を、県内外の医療関係者を集めた「県立病院事業経営評価委員会」(委員長=小山田恵・全国自治体病院協議会長)で示した。ベッド数の大幅削減により職員数を減らすなどして2013年度に赤字をゼロにするとしている。ただ、医師数が増加することを前提としたもので、委員からは実効性への疑問の声も出た。 

 プランは総務省から今年度末までに提出を求められているものだが、県立大野病院と双葉厚生病院の統合が正式決定していないため、新年度以降に提出する。 

 県病院局によると、県立6病院(矢吹、喜多方、会津総合、宮下、南会津、大野)の単年度赤字は19億5500万円。累積赤字は約201億8100万円に上る。医療収入に対する人件費の割合は91・0%(07年度)で、全国の自治体病院平均の55・5%(06年度)を大きく上回り、人件費圧縮が課題となっている。 

 プランでは、病院のベッド数を、大野と会津総合を除く4病院で新年度からの3年間に計208床削減。例えば、精神科を中心とした矢吹では、長期入院患者が地域で生活できるよう支援を強化したうえで206床から50床減らし、2013年に会津総合と統合する喜多方では135床から50床にする。 

 これにより、看護師ら職員は5年間で約50人、人件費は約5億円削減され、医療収入に対する人件費の割合は3年間で13ポイント以上改善させて78%を下回る見込み。これで年間20億円前後を一般会計から繰り入れれば赤字が解消できるとしている。 

 ただ、計画では、常勤医数が3年間で現在の計54人から10人増え、患者数も全病院で微増することを前提としている。各医療機関が医師不足にあえぐ中、委員からは「これではペーパープランだ」と疑問視する声が上がった。また、計画達成のための責任者を明確にするよう求める意見も出た。 

 小山田恵委員長は委員会終了後、「新年度からは年2回、第3者による評価委員会を開いて経営判断をしてもらう」と話した。新年度、大野の統合が正式決定した後に委員会を開き、プランの責任者を明記する方針。