国公立病院 事務職員年収が民間の1.8倍

 



国公立病院、事務職員年収が民間の1.8倍 


2009/11/04, 日経速報ニュース 

 国公立病院の事務職員の平均年収は600万円台で、民間病院の約1.8倍――。厚生労働省がまとめた2008年度の医療経済実態調査で、こんな官民格差が浮き彫りになった。国公立病院の職員は公務員で、高コスト体質の一因との見方も出ている。長妻昭厚生労働相は来年度の診療報酬改定で、国公立などの大病院に手厚く配分する考えだが、格差の是正も課題になりそうだ。 

 調査対象は独立行政法人の国立病院機構が運営する病院、労災病院、都道府県立や市町村立の公立病院など。個人経営の病院を含め、160の施設から回答を得た。 

 国立病院の事務職員の平均年収は08年度時点で687万円となり、民間病院の事務職員(351万円)の1.95倍に達した。公立病院は625万円で、民間の1.78倍。国立病院の看護補助職員も433万円と、民間の1.7倍にのぼった。 

 国公立病院の医業収益に占める給与費の割合(今年6月の単月ベース)は約59%で、国公立を除く病院の約53%より高い。公立病院の1施設あたりの損益は6月だけで934万円のマイナスになっており、赤字体質が際立っている。