2009年3月10日 「ガイアの夜明け」を見損なった方へ・・・・・ 50代オヤジの独言2009年03月10日ブログ引用させていただきました 。




2009年3月10日 「ガイアの夜明け」を見損なった方へ・・・・・ 

50代オヤジの独言2009年03月10日ブログ 引用させていただきました 
  



ガイアの夜明け:命の絆、地域医療再生 

 愛知県東栄町、過疎の町である。林律子さん78歳は子供が仕事に出ている間は一人暮らし。そこに東栄病院院長の夏目さんが訪問診察。「ありがたいことだ。」と林さん。 

東栄病院は以前は公立病院だった。この日、長隆さんという病院アドバイザーが訪問。かつて夏目さんと長さんは対立していた。2006年当時は病院もボロボロ、長さんは民営化推進、夏目さんは質の低下を懸念していた。 

それが夏目さんが折れて、病院再建に乗り出した。まずは自分の給料をカットし、採算の見直し、サービス向上などを行って、ようやく黒字化にこぎつけた。山間の病院がこうして生き返った。 

しかし、公立病院は地方財政の行き詰まりで存続が危ぶまれている。岐路に立つ病院をどうする。 

雪に埋もれた町に黒字の病院、沖縄の病院、救急ヘリの現状などを追う。 

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役所さん・・・1日500万が病院を訪れる。欠かせない医療であるが、その安心が崩れ始めている。公立病院数は953ある。しかし7割が赤字。このうち60の病院が規模の縮小や民営化を進めている。 

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2006年、深夜腹痛を訴える女性を30分離れた隣町に搬送。最寄の病院が救急を扱わなかったからだ。その新城病院改革に長さんが乗り出した。「市民のための病院という意識がない」と厳しく指摘。赤字になっても緩みきった体制で改革意欲もない。しかし市長は公立病院のまま改革を進めると宣言。 

長さんは病院改革に携わって60件担当。長さんが携わった原点は、姉を病気で無くしたことだった。誰にでも分け隔てなく受けられる医療を目指そうとした。 

長さんは新城病院の様子が気になり見に行った。すると病院の横に別の救急病院が出来ていた。取材はお断り、累積赤字は膨らむ一方。 

新城市役所を訪ねる。市長にインタビューを申し込むが「理由のある赤字です。」と説明。しかし抜本的な改革は出来ていなかった。市民は隣の豊川市の病院に行くことが多い。救急患者も新城市から送られてくる。 

長さん「市民の選んだ市長の決断なので、見守るしかない」 

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銚子市市民病院は去年10月突然閉鎖された。市長は「カネは出払っちゃった。」と語る。病院前にバスが到着しバスは1時間半をかけて国保成東病院に向かう。ここに来る理由は銚子市民病院に最後まで残った松井稔医師がいるからだ。 

松井医師は始めての患者には名刺を配る。携帯番号まで書かれている。「患者に寄り添う」ことがモットーだと語る。しかし成東病院も赤字経営だった。発端は3年前、内科医が大量退職し内科を閉鎖したからだ。 

松井さんは内科医、近所の家を借りて一人暮らし。松井さんの原点は喧嘩で右目をおかしくしてしまったこと。京都大学医学部を卒業しアメリカ留学したが、地域医療崩壊の記事を見て帰国した。そこで衝撃を受ける。医師がころころ変わることをこぼす患者の声に。 

野口さん、肺に水がたまってすぐにも入院しなければならない状態だが、働かないと生活も困る状態で入院を渋る。松井さんはどうにかしたいと思っていた。そこで松井さんは生活支援センターの相談員を招いて野口さんと面談してもらう。 

その頃、山武市の市議会が揺れていた。椎名市長も「今月の資金繰りがたてられるかどうか」という状態だという。長さんがアドバイザーとして呼ばれて市議会を傍聴。長さんは事務所に戻ってダウンサイジングの計画案を策定。 

病院では事態が急変していた。野口さんが救急で運ばれてきたのである。入院するしかない状態。容態はさらに悪化していた。肺に溜まった水を抜いて点滴を打って、少しは苦痛が和らいだ。「松井先生には代わって欲しくないです。」 

かたや、長さんは山武市長へ直談判。「本気でこの病院を残そうというなら、みんながその気持ちを持って改革していかないといけない。」と長さん。 

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役所さん・・・救急車に飛び乗り出動!救急車がいかに早く現場にたどり着くかが重要だが、山間部や離島などではお手上げ状態になる。そんな地域医療を守る切り札としてドクターヘリが脚光を浴びている。

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沖縄読谷村のドクターヘリ。患者は離島にいる小学生。脳挫傷の疑いがあり、一刻も早い到着が望まれる。頭部打撲は楽観できないため本島の浦添市に運ばれ、CT検査。結果は異常なしで胸をなでおろす。

しかし沖縄本島にドクターヘリは1機だけ。それも人口の多い南部にある。北部には無い。住民はドクターヘリを待ち望んでいる。北部の中心、名護市の病院。こちらはドクターカーがあって、高速道路を突っ走る。出発から28分後に救急車と合流し、医師がすぐに処置を始める。北部地区医師会病院の小濱医師もドクターヘリが必要と訴える。小濱医師が案内してくれたのはヘリポート。実はかつてドクターヘリがあったが病院が経営難に陥り、去年9月にヘリを手放した。 

日曜日、小濱正博さんは、船に乗って離島に出かける。伊江島だ。ここで休日医療をしている。ここで忘れられないことがあった。米軍が患者を運んでくれたことだ。そこで小濱さんは豪州に渡って、救急ヘリ搬送システムを学び、戻ってからヘリを飛ばしたのである。 

そんな小濱さんは、ヘリの復活を民間でできないかと、住民一人毎年1000円でのサポートを求めた。半年の運航費5000万円を何とか捻出できる額である。これが実現すれば日本初の出来事になる。休日のキャンペーン活動にも力を入れる。 

しかし会員は4332人、住民の一割にも満たない。ヘリは必要でもオカネは出せない。という住民心理に気分も沈む。 

小濱さんは、ある人物を待っていた。舛添厚生労働大臣だ。小濱さんは行政のトップを呼んで、沖縄の行政サポートを得ようとする考え。舛添さんをキャンペーンにも活用。これで地元名護市も2000万円の支援を決定し、ドクターヘリがスタートする目処が立った。しかしその先はまだ何も決まっていない。その先もあわてずにやっていくしかないと小濱さん。 

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役所さん・・・夜勤から30時間ぶっ通しで働きぼやく医師。帰ろうとするところに救急外来が、なんだか簡単な症状で病院に駆けつける患者。医師の過労と引き換えだ。 

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岩手県南部の藤沢町。過疎化の進む町だが、黒字を続ける病院がある。佐藤元美院長53歳。この町民病院には常勤医師5人と看護師30人がスタッフ。佐藤院長が気にしているのは空きベッドの数。院長はできるだけ家族のいる患者には自宅療養してもらうようにしている。 

ここでは夜間の救急外来も引き受けている。佐藤院長も当番で勤務する。この日は肺炎の疑いのある患者が来て、CTスキャン。即緊急入院に。いざというとき頼れる病院を目指している。 

かつては県立藤沢病院があったが、赤字で閉鎖。 

町民病院は市民の悲願だった。佐藤さんは33歳からこの病院に勤務。この日は診療費未納の患者をリストアップし報告。病院自ら未払金の回収に回る。年金暮らしの方との折衝、1時間後戻ると「3月は3万円、その後は1万円の分割払いに決まった。」という。佐藤院長も「オカネのことは軽視しちゃいけない。それが良い医療をする源泉だから」と語る。また佐藤院長は「患者との平行目線」を医師にも指導。

藤沢町民病院、2月2日、若き女性医師が研修に来た。岡村知香子さん20歳だ。佐藤院長も地域医療に一人でも興味を持って欲しいと受け入れている。 

この日は訪問治療に同道した。糖尿病を患っている熊谷さんのお宅で岡村さんも足を見せてもらう。壊死寸前だった足もだいぶ良くなった。家族ができるだけ世話をして、病院がサポートするカタチがここでも見られた。 

佐藤院長が岡村さんに「大学病院にいると、患者の生活や地域のことが見えなくなる」と語る。そして住民との懇談会にも出席し、住民からも病院に来て!と要望される。岡村さんは大学病院でまずは働くことになっているが地域医療にも興味があるようだ。 

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役所さん・・・まもなく4人に一人が高齢者という時代がやってくる。近くに病院があることが望ましいが、それが難しい時代になってきてもいる。 

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以下OO県議会議員の方から私へのメール抜粋です 
  
今夜放映の「ガイヤの夜明け」を拝見いたしました。 テレビですので分かりやすくするために作為的な編集もあると は思いましたが非常に綿密な取材、事前調査をされた上での番 組作りだなぁ…とうなってしまいました。 
  
また、長先生が出られたラストシーンの千葉県山武市立成東 病院の改革に向けた言葉に勇気をいただきました。それぞれの 地域に適した病院を残すための処方箋を必ず長先生ならお持ち になっている…という思いを改めていたしました。今回のテレ ビ番組を見た多くの自治体が長代表にHelp!の声を上げるのは 間違いないですね。 
現在、00県立S病院は銚子市民病院や山武市立成東病院 に近い状態となっている、と申し上げても過言ではありません 。産婦人科医も今年4月から新たなドクター(55歳)が来る予 定でしたが急きょ断られてしまい3月から外来診療もできない 状態となっています。さらに3月下旬から救急医療(二次救急 )も綱渡りの状況と、まさに危機的な状況となっています。 

  このような状況にあるにも関わらず、OO地域住民の皆さん は「でも公立病院でなければ…」という思いが強く残っていま す。いわゆる「お上頼み」で「行政が最善の策を講じてくれる 」という行政神話に委ねている状況です。 
 私は「OO県の全部適用方式では無理なこ とが議会で明らかになった」と申し上げているのですがなかな か感情的なものもあり納得させることができません。 

 こうしたなか私としては長さまにぜひOO市においでいただ き、講演していただきたいと思っています。そのために今夜の 番組を主要な方々にご覧いただき、せっかくのご講演を「素直 な」気持ちで聴いていただける準備をしていきたいと考えてい ます。 

 長先生のメールにありました「市民とともに 立ち上がれば 共立湊病院のように再スタートできるでしょう」というお言 葉を信じ、ぜひ先生の生の声で志摩市民に多くの示唆とご教示 を賜れる機会を作らせていただきたいとの気持ちを改めて強く いたしました 


関連ブログ 「近隣の僻地医 さん」 
プロフィール ニックネーム 近隣の僻地医 
 男性 ・年代 40代 ・勤務地 北海道 ・役職 理事長・院長 
2007.08.25 11:19 

公立病院の再編、民営化 

夏休み明けでぼけっとしてが、ここのところ、盛んに自治体病院の再編や民営化の話しがでてくる。 
山形県の酒田市立病院と県立日本海病院は以前からちょくとく取り上げられていたが、最終的に独立行政法人、非公務員型になるようだ。 
富山県の氷見市民病院も民営化の方針が示された。 
他にも 公立深谷病院・愛知県東栄病院・京都府 新大江病院・大分県 佐賀関病院・ 北海道 夕張市立総合病院などの改革が行われている。 

どの改革も 前 総務省の自体体病院経営アドバイザーである長隆氏が改革の提言をされている。 
改革がなされた病院はそれなりにみなよい評価がされているのではないだろうか。 
現在 総務省の公立病院懇談会の座長を努められている。 

日経新聞には「全国自治体の病院関係者が恐れる剛腕」と紹介されている。 
私が勤めていた町立病院も以前長氏にアドバイスを頂いた。 
本当に厳しいお言葉であったが、ひとつひとつがもっともなことで、ぬるま湯体質をモロに指摘された。当時は平医長だったので、直接長氏とはお会いしなかったが、事務長、町長などはコテンパンにやられた。しかし、この長氏のアドバイスのおかげで、町長などにも改革をしなければ生き残れないという危機感がめばえ、今の診療所になったという印象を私はもっている。 
厳しい長氏であるが、決してわれわれ医師の敵ではない。ガイアの夜明けでもすごい剣幕で市長や市職員を怒鳴りつけておられたが、むしろ自体体に対しての厳しい言葉が多い。 
民営化を進めるので、組合ともあつれきがうまれそうだが、むしろ組合としっかりと話し合い、納得させている。 
口癖は「医師の琴線に触れる経営をしなければだめ」 
「医師はお金では動かない」です。 

今 総務省の懇談会の座長についておられますが、今後どのような提言をまとめられるのか、とても興味深いです。