PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で運営している近江八幡市立総合医療センターをめぐり、同市と同センターを運営する特別目的会社(SPC)「PFI近江八幡」は25日、PFI解約合意書に調印した。



『PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で運営している近江八幡市立総合医療センターをめぐり、同市と同センターを運営する特別目的会社(SPC)「PFI近江八幡」は25日、PFI解約合意書に調印した。』 



PFI病院、来春から市直営に  滋賀・近江八幡 
 滋賀県近江八幡市は25日、経営難に陥っている市立総合医療センターのPFI契約解除の合意書を、大林組を代表とする運営主体の特定目的会社(SPC)「PFI近江八幡」と取り交わした。 

 民間資本を活用して建設、運営するPFIの契約解除は、病院では全国初。市は来年4月1日付で同センターを市直営とし、経営を立て直す。 

 合意書は、市が病院施設を約118億円で一括で買い取り、違約金として20億円をSPCに支払うとしている。 

 総合医療センターはSPCが約145億円で建設し、06年10月に開院。患者数が開院前の見込みの約8割にとどまり、07年度に約27億円の赤字になっていた。市によると、直営化で施設整備費の金利や運営費など計約113億円が削減できるという。 
共同通信 2008年12月25日 
  

PFI解約合意書に調印 
近江八幡市と運営側 病院、4月から直営に  京都新聞2008年12月25日 
  
PFI解約合意書に調印するSPCの井谷守社長(右手前)と冨士谷英正市長(同2人目)、槙系院長(同3人目)=近江八幡市役所 
 PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で運営している近江八幡市立総合医療センターをめぐり、同市と同センターを運営する特別目的会社(SPC)「PFI近江八幡」は25日、PFI解約合意書に調印した。 

 合意書によると、解約日は2009年3月末。市は同センター整備費の残額約118億9100万円をSPCに支払って施設を一括で買い取り、4月から直営化する。解約に伴い、市はSPCに逸失利益補償などの解決金20億円と、撤退する受託業者への補償約2900万円を支払う。 

 調印式は同市役所で行い、冨士谷英正市長と槙系院長、井谷守SPC社長らが出席した。 

 調印後の会見で、冨士谷市長は「ひとつの山を越えられた。かけがえない同センターを残すため、経営改善へ今まで以上に努力する」、井谷社長は「30年間続けるつもりだったので残念だが、市の事情からやむを得ないと考えた。PFIがおかしかったとは思わない」と述べた。