千葉県 東金地域医療センター  核となる県立東金病院は現在、常勤医8人、診療科も内科、小児科など6科。 許可病床数は191床だが、稼働しているのは60床。救急機能はほとんど果たせない状況


『千葉県 東金地域医療センター  核となる県立東金病院は現在、常勤医8人、診療科も内科、小児科など6科。 
許可病床数は191床だが、稼働しているのは60床。救急機能はほとんど果たせない状況。 
5年後の開設時に50人の常勤医を確保すると言うが 
箱だけ出来て 医師が来てくれる可能性は限りなく零。 千葉県 191床で 2次なら すみやかに常勤医30名にしてみせて貰いたい。 

安房医療センターのHPを閲覧して欲しい。全国から149床の病院に多くの医師がきてくれている。間もなく常勤医30名体制になる。救急センター部・小児科など医師に魅力ある経営体質であれば 東金よりはるかにアクセスが悪い館山に大勢の医師が駆けつけている。 

千葉県健康福祉政策課の野村隆司課長に問う。「千葉県と千葉大とは信頼関係がある。その信頼に基づいて医師確保を具体化していきたい」と言っているが 千葉大が医師供給能力を欠如したため 安房医師会病院から撤退した際 千葉大に何故働きかけが出来なかったのか。 
、千葉大が医師今すぐ派遣出来ずに5年後確実と言う根拠は零である。具体的に根拠を示して反論して欲しい 』         
     
  
    

[病院をつくる](上)医師確保 「千葉大頼み」脱却必要(連載)=千葉 
2008.11.23 読売新聞   
  

 東金市と九十九里町が運営を目指す地域医療センター。県が財政支援を含む計画試案を示したことから、医療崩壊の危機に直面する住民の期待は大きい。一方、県試案の実現可能性を巡っては、疑問や異論を唱える関係者が少なくない。検討すべき課題を探った。 

 「50人の医師をどうやって集めるのか」 

 「県と千葉大とは信頼関係がある。その信頼に基づいて医師確保を具体化していきたい」 

 10月28日、東金市議会の全員協議会。市議20人と県、市の幹部職員らが出席し、センター計画に関する県試案への質疑が続く中、県健康福祉政策課の野村隆司課長は、千葉大から医師が派遣される見通しがあると強調した。 

 県が医師の供給源として期待する千葉大は、地域医療の要となる県内の自治体病院に、多数の医師を派遣してきた。ところが、2004年度に新臨床研修制度が始まり、研修内容が充実した大都市の民間病院などに新卒医師が集中。医学生の希望病院と受け入れ病院とを調整するマッチングの結果、千葉大は08年度、95人の募集に対し、51人しか内定できない事態となった。 

 千葉大関係者によると、大学関連の県内の基幹病院だけでも、内科医が約100人足りず、外科医も似たような状況だという。別の関係者も「千葉大病院も医師の確保が難しくなっており、関連病院に派遣できる医師数は減っている。センターだけ優先するのは無理だ」と明かす。 

           ◇ 

 東金市の志賀直温市長は今月12日の臨時市議会で、「県立東金病院にドクターをはり付け、新しいセンターに移っていくことが必要だ」と述べた。東金病院はセンター開設時に廃止の予定だが、それまでの間は医師増員を中心に、同病院のテコ入れを図るよう県に求めたものだ。 

 東金病院は現在、常勤医8人、診療科も内科、小児科など6科のみだ。許可病床数は191床だが、稼働しているのは60床。救急機能はほとんど果たせない状況で、住民だけでなく、負担が増す周辺病院からも、県に対する不満の声が上がっている。 

 県もようやく12月から、千葉大を通じて3人の指導医を同病院に派遣する。地域医療の充実を図るため、県が千葉大に新設した寄付講座を活用した初のケースだ。県は09年度に後期研修医の派遣も検討しており、「千葉大と十分協議していけば、4、5年後の開設時に50人という数字は、決して不可能ではない」(野村課長)という。 

           ◇ 

 「新臨床研修制度が始まってから、生き残る病院の基準が変わった。それまでは大学医局とパイプを持つ院長がいることだったが、今は医師を集められること、若い医師が来たくなる教育環境が整っていることだ」 

 こう指摘するのは、病院経営に詳しい伊関友伸・城西大准教授だ。 

 センター予定地に近接する茂原市の公立長生病院は07年4月、大黒柱の内科で常勤医が1人となり、夜間診療や一般外来の受け入れ制限に追い込まれた。しかし、千葉大出身者で占めてきた院長に自治医大出身者を迎え、幅広く医師を集めようと努力した結果、内科の常勤医は現在8人にまで回復した。 

 高中洋事務部長は「受け入れ制限は、本当につらかった。何としても病院を立て直そうと、医者集めに全国を回り、『あなたの力がぜひ必要です』と必死にお願いした。『この地域から病院をなくすわけにはいかない』という思いが、相手に伝わったんだと思う」と振り返る。 

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 医師確保の成否は、病院経営を大きく左右する。「医師1人で年間1億円稼ぐ」と言われるように、医師が集まらなければ減収となり、今回のセンターの場合、東金市と九十九里町の財政を圧迫する。こうしたリスクがあることも、両市町は住民に説明する必要がある。センター長を支える事務スタッフの整備も含め、県や千葉大に頼ってばかりはいられない。 


 ■県試案の概要 

 地域医療センターの設置を目指す東金市と九十九里町の要請を受け、県がセンター長候補の平沢博之・千葉大名誉教授の私案を基に作成。県は両市町に85億6000万円を財政支援 

 設置場所 東金市丘山台の工業団地内 

 病床数  314床(うち新型救命救急センター14床) 

 診療科  17(内科、外科、小児科、産婦人科など) 

 職員数  350人(医師50人、看護師236人など) 

 機能・役割 山武長生夷隅保健医療圏の救急医療の拠点。がん、脳卒中、急性心筋こうそくなどの急性期医療の拠点。千葉大病院と連携した臨床研修指定病院