民間委譲は、ばら色ではない。公が地域医療の役割を放棄するのであるから、医療専門家の意見を100%尊重して、委譲条件が継続出来ることが長く、担保されなければならない

 



『民間委譲は、ばら色ではない。公が地域医療の役割を放棄するのであるから、医療専門家の意見を100%尊重して、委譲条件が継続出来ることが長く、担保されなければならない。 
2008年11月21日の静岡県、南伊豆の共立湊病院の答申、(東日本税理士法人HP)を武雄市長は読んで欲しい。』 


武雄市長辞職 年末選挙、一気に緊迫 病院移譲 自信の一方、反省も=佐賀 
2008.11.22 読売新聞  
  
 武雄市民病院の民間移譲を巡る問題は21日、解職請求(リコール)運動の機先を制する形で樋渡啓祐市長が辞職したことで、地域医療のあり方を争点にした出直し市長選(12月21日告示、同月28日投開票)に向けて一気に緊迫の度を増した。(浜村勇、丸谷一郎) 

 臨時市議会後に記者会見した樋渡市長は「市長として一番大きな仕事は(市民病院の)救急医療を再開させ、持続可能な形にしたこと」と、自らの施策に改めて自信を見せる一方、「反対派との間に越えられない溝を作り、リコール(運動)を受けた責任がある」と反省の弁も述べ、「市民一人ひとりに目指す市民医療のあり方を丁寧に説明したい」と意気込みを語った。

 退庁式で女性職員から花束を受け取った樋渡市長は、「もう一度初心に返って市民の意見を聞きたい」と涙ぐみ、拍手に送られて市庁舎を後にした。 

 市民団体「武雄市長リコール推進対策室」も記者会見した。メンバーで獣医師の山田清稔さん(65)は「これまでの運動が、リコールを待たずして市長を退陣に追い込んだ。市民の力と確信している」と強調。同団体は、12月5日に行われる立候補予定者対象の事務説明会までに対立候補を擁立する方針としている。 

 ◆市民「忙しいが投票行く」 

 降ってわいたような年末選挙に、武雄市民は様々な思いで臨む。 

 年末は繁忙期という橘町の運送会社員前田友子さん(25)は「仕事で投票に行けそうにないが、選挙は争点がはっきりしていて分かりやすい。医師の確保が難しければ、民間移譲もやむを得ないのでは」と言う。 

 朝日町の建設会社員中島武さん(42)は「慣れ親しんだ市民病院のままで残してほしい。年末は忙しいが、投票には必ず行く」と話す。 

 武雄町の団体職員北健一郎さん(75)も「市を良くするためなら、どんな時期でも選挙には行く」と力を込めた。 

 市選管によると、有権者は9月2日現在、4万1348人。 


 ◇武雄市民病院を巡る経過表 
2000年 2月 国立療養所武雄病院を引き継ぎ、市民病院開院
2007年11月 市が市民病院の経営形態の見直しなどを盛り込んだ改革基本方針を策定 
2008年1月  武雄杵島地区医師会が市民病院の存続を求める1万4122人の署名を添
       え、樋渡市長に要望書を提出 
2008年4月  市民病院、医師不足で救急医療と平日午後の外来診療を休止
5月20日      市が市民病院の民間移譲の方針を発表
5月28日   武雄杵島地区医師会が議論を尽くすことを求める意見書を樋渡市長に提出
6月 2日   市が移譲先の公募を開始
7月 7日   移譲先選考委員会が医療法人財団「池友会」を優先交渉権者に選び市長に答
       申
7月16日   池友会に経営を移譲する議案を市議会が可決
7月28日   市と池友会が移譲の基本協定書を締結
8月11日   市民病院、池友会から医師の先行派遣を受けて救急医療などを再開
10月12日  移譲に反対する「武雄市民病院問題対策室」が市長リコール運動の推進を決定
11月19日  樋渡市長が辞職届を提出
11月21日  市議会が市長の辞職に同意。市選管が市長選の日程を12月21日告示、同月
       28日投開票と決める