下田市 賀茂郡 共立湊病院 推進委が答申「23年3月までに竣工を」 伊豆新聞

 

伊豆新聞 平成20年11月22日  

下田市、賀茂郡1市5町で、組織する共立湊病院組合(管理者=鈴木史鶴哉南伊豆町長)の第三者機関である同病院改革推進委員会(長 隆会長、委員8人)は21日、下田敷根の市民スポーツセンター会議室で最終委員会を開き、管理者の鈴木町長に対し、移転新築地は下田市の下田南高跡地、病床は150床、平成23年3月までの竣工などを盛り込んだ新病院の新築移転に関する答申を行った。


産婦人科含め七科目、150床規模
 同改革推進委員会は①新病院建設②その他必要事項に関する検討結果の委嘱を受け、9月20日第一回、10月17日に第二回、最終の第三回委員会で答申をまとめた。
 新病院の経営形態については地域医療振興協会が指定管理者である現行制度の継続を念頭に、医師確保は最低10人、診療科目は内科、外科、整形外科、小児科、眼科、耳鼻科と産婦人科を加えた7科目とした。
 産婦人科開設について長(おさ)委員長は「産婦人科の医師がいないというわけでなく、賀茂地区にやれる体制が必要。他の地区でもすでに実施している院内のパースセンターを設けるなどして、実現は可能」と語り、産み育てる病院の役割を強調した。
賀茂地区の中核病院として一次、二次救急医療体制の充実を目指す一方、賀茂医師会と連携した一次救急の夜間診療体制の構築も答申に盛り込んだ。
 新病院の建築費は一坪(約3.3平方メートル)当たり60万円に抑え、150床規模で約22億円。国の各種支援制度を活用、建設費が新病院経営の負担にならないよう考慮した。しかし、地域医療振興協会と同病院の指定管理契約が平成23年3月で契約更新を迎える関係で、公募条件として交付税部分の、定額を病院に交付し、原則利用料金制とするが、減価償却費を徴収するとしている。
 答申を受けた管理者の鈴木町長は「竣工まで約2年の期間だが、組合議会や運営会議に答申を示し、実現に向けて進めていきたいと述べた。
県が所有する下田南高跡地の交渉とともに、現病院所在地の跡地利用についても検討を迫られることになる。