(産婦人科医を確保できないのであれば)助産師を配置したバースセンターを既存の公立病院の中に新設したい。赤ちゃんを産んで育てることが可能な北杜市をつくるためにもバースセンターを早急に新設したい


『(産婦人科医を確保できないのであれば)助産師を配置したバースセンターを既存の公立病院の中に新設したい。赤ちゃんを産んで育てることが可能な北杜市をつくるためにもバースセンターを早急に新設したい。』 


選挙:北杜市長選 候補者インタビュー 鈴木隆一氏 /山梨 
2008.11.13 毎日新聞 地方版/山梨 
  

 16日に投開票される北杜市長選は、入札改革や旧町村の総合支所への財源と権限の移譲などを公約に掲げる旧小淵沢町の元町長、鈴木隆一氏(68)と、財政健全化や第2子からの保育料を無料化する少子化対策などを公約に掲げる現職の白倉政司氏(61)=いずれも無所属=の一騎打ちとなった。旧8町村が合併して誕生した北杜市。合併前の旧町村の抱えた債務を引き継いだ形の膨大な借金や、県内で最も広大な面積を有する自治体にもかかわらず、出産可能な医療機関がないなどの課題が山積している。両候補に、こうした課題への取り組みを聞いたインタビューを、届け出順に2回にわたり紹介する。 


 ◇入札改革で借金圧縮--鈴木隆一氏(68)=無新 

 市が抱える最重要課題は何だと考えるか。またそれを解決する方策は 

 ◆合併して4年たつが、なんといっても特別会計を含めて1000億円の借金がある市の財政問題の対策が急務。 

 市民1人あたりの借金額では県内13市の平均の2倍以上ある。目標を作ってやっていかなければ市の財政の将来が危うい。合併特例債が有効な10年間で、市債500億をどうしても減らさなければならない。 

 業者と行政の癒着構造に挑戦してきた私のライフワークともいえる公共事業の入札改革が一つの手段になると思うので、地域の産業振興を大切にしながらも、落札率(予定価格に対する落札額の割合)を下げて無駄を省き、安くていい物を作っていきたい。 

 市内に出産可能な医療施設が一つもないが 

 ◆市は広大な面積を持ち、(病院までの)時間と距離の問題がある。そのため、市内の公立病院で出産できるようにするなど「あそこへ行ったら安心できる」と市民に信頼されるようにしていかなければならない。 

 (産婦人科医を確保できないのであれば)助産師を配置したバースセンターを既存の公立病院の中に新設したい。赤ちゃんを産んで育てることが可能な北杜市をつくるためにもバースセンターを早急に新設したい。 

 北杜市は旧8町村からなるが、将来的な市役所の建設地など、市の中心となる地域は 

 ◆場所ならば、みんな平等で市の真ん中が望ましいのかもしれない。しかし、庁舎の話は今の財政状況で考えるべきでないと思う。 

 これだけ面積が大きいから、合併で住民サービスが低下している。中心部はどこでもいいと考えているが、とにかく総合支所の機能を充実させなければならない。合理的にできることだけを本庁で行い、地域への行政サービスを充実させるために、可能な限り総合支所に機能を移譲することが大切だと思う。 

 県とのパイプの太さをアピールしているが、県とはどのように連携していきたいと考えているのか 

 ◆意思の疎通が取れるスムーズな関係を築いていきたい。今の市政はそうではないと思う。市民のだれもが、もっと知事を身近に感じられるような状況にしたい。【聞き手・沢田勇】