埼玉県 東松山市立市民病院二〇〇三年四月に三十一人いた医師は、昨年十月には十六人に半減。夜間・休日の救急診療を休止せざるを得なくなった。



『埼玉県 東松山市立市民病院二〇〇三年四月に三十一人いた医師は、昨年十月には十六人に半減。夜間・休日の救急診療を休止せざるを得なくなった。その後も医師の流出は止まらず、今年九月一日現在で十三人になった・・・有り方懇談会第1回議事録から見れること 

1・212床から 166床に減らしても人件費が変わっていない。努力する人が報われる経営ではない。医師の琴線に触れる病院組織ではない。院長にほとんど権限がなく 官僚経営になっている。 

2・公立病院としての果たすべき役割 と存在必要性について議論されていない。核心に触れた議論は 市当局が困るのではという発言がある。市民が困ると言う視点がないようである。診療所に毛が生えた程度の病院なら市民の支持は得られず廃止されても市民は困らないのではないかという意見もある。 

3・166床で内科3人・外科1人・整形3人で病院の体をないていない との議論。 

4・確執を超えた 役割分担と 再編ネットワークが議論されるべきである。 
何とか頑張っている医師会病院も医師確保に苦しんでいるようである。ガイドラインは効率経営が目的ではなく 地域医療の確保にある。 

近く公表される 総務省の財政支援措置では 再編に取り組んだ 医師会病院は公立病院と看做されて運営費等が市町村から措置される。 
東松山市が 毎年5億税金投入を継続出来るなら 2病院統合によって 地域医療は守られる』 



【埼玉】 
機能しない“時間外”救急診療休止の東松山市立病院 医師数 5年で半分以下 
2008年10月10日 東京新聞 

東松山市立市民病院=東松山市で 
  
  
 2006年の県内医師数は、1996年から2104人増の9578人。しかし、人口10万人当たりの医師数は、全国平均の206.3人を大きく下回る135.5人で、全国最下位だった。 

 県は重篤患者を扱う3次救急病院を7カ所確保。目標の8カ所まで、あと1病院と迫っている。一方で、重症患者対象の2次救急は県内を16地区に分け各病院が輪番制をとっているが、医師不足などで輪番から撤退する病院があり、体制維持が難しくなっているという。 

 救急医療と並んで問題となっているのが小児科・産科医不足。06年度までの10年間で、小児科のある県内医療機関数は31カ所減の1333カ所、産科・産婦人科は51カ所減の249カ所と減少が目立つ。 

 設計事務所を経営する東松山市の男性(58)は六月十一日午後十一時ごろ、近所に住む兄から「胸が痛くて仕方ない。救急車を呼んでくれ」と連絡を受けた。急いで一一九番通報。救急車はすぐに到着したが、兄を乗せたまま動かなかった。搬送先が見つからなかったのだ。 

 市内にある市立市民病院は昨年十二月から医師不足で夜間・休日の救急診療を休止している。約四十分後に決まった搬送先は、隣接する坂戸市の先にある日高市の埼玉医大国際医療センターだった。 

 病院では心筋梗塞(こうそく)と診断され、緊急手術。医師から「持っても十日ぐらい」と宣告されるも、一命を取り留めた。だが、右足にしびれが残り、兄は飲食店経営の一線から退いた。 

 「市民病院ですぐに施術してもらえれば後遺症は残らなかった」。兄の姿を見ると、恨みにも似た思いが募る。 

 男性は「何億円もの市税を投入しているのにもかかわらず、時間外診療を休止して、役に立たない市民病院になった」と切り捨てる。「風邪や軽傷の治療は一般クリニックや診療所に任せ、設備が整った市民病院は救急医療に特化すべきだ」と語気を強める。 

 「自治体病院の八割は赤字経営。地域医療は崩壊している」 

 市立市民病院の鈴木裕太郎院長は九月定例市議会で、淡々と答弁した。市議から「今やるべきことは何か」と問われても、「少ない陣容で日常の診療に忙殺されながら医療を提供しているが、以前に比べそのレベルが落ちている。適切な診療体制を構築したい」と答えるにとどまった。 

 二〇〇三年四月に三十一人いた医師は、昨年十月には十六人に半減。夜間・休日の救急診療を休止せざるを得なくなった。その後も医師の流出は止まらず、今年九月一日現在で十三人になった。 

 医師数の不足、大学医学部などの医師派遣機能の喪失、勤務医の過重労働、地方自治体財政の悪化…。鈴木院長は議場で、各地の自治体病院が苦境に立たされている原因を説明した。 

 市立市民病院の場合、人件費などで新たに年間約八千七百万円の予算があれば、時間外の救急診療を再開できるという。鈴木院長は市に財政支援を求めるとともに、「現在の医療状況は長年のひずみが噴出したもので、一市一病院では解決できるものではない」として、国の医療システムの抜本的な改革を訴えた。 (山口哲人) 
  

  社団法人 東松山医師会病院 
社団法人 東松山医師会 
昭和41年12月19日 
門脇 脩 
一般病床177床 療養型病床92床  合計269床 
医師 内科9 外科2 他4  計 15人 
MRI、ヘリカルCT、骨密度、超音波画像診断装置、マンモグラフィー 
一般病棟 看護 2.5:1   看護助手 10:1  
療養病棟 看護 5:1   看護助手 4:1