山武長生夷隅保健医療圏における 地域医療センターについての県試案 平成20年10月24日 千葉県 実現の可能性



『山武長生夷隅保健医療圏における 地域医療センターについての県試案 
平成20年10月24日 千葉県 実現の可能性』 

試案の重大な疑問点  検証結果 

1・試案は地元1市2町のうち 大網白里長を除く2団体からの要請を受けて 策定されたとしているが、300床で85億円を千葉県が負担するのだから まさに千葉県立病院と言わざるを得ない。 
何ゆえ 敢えて 1市1町の開設にするのかである。 

2・計画策定・開設まで千葉県が担当する。そこまで深入りするのに開設後は事務組合とは面妖である。 

3・これから開設まで 県立東金病院で50名の医師確保に努めるというが、 内科のみ、しかも家庭医中心の診療所に毛が生えたような県立東金病院に来る医師がいるのか 

4・病床数は 集められる医師数と看護師数から決まる、 算式は絵に描いた餅が常識である。 

5・そもそも1市1町に起債が同意されるとは思われない 
①山武医療圏 公立病院の役割分担が明確でなく、 重複投資になる 
②年間医業収入 52億円以内の投資でなければならない 
③最近新築した三次救急埼玉県 済生会川口医療センター400床総投資額70億程度までが基準となろう 
④適切な人件費構造は起債の絶対条件。お手本である県立東金病院をまず独法化して1市・1町が出資して参加する。 責任経営形態が先決。将来独法化するなどという、ことでは起債は門前払い。 
千葉県は月内にも地元の決断を求めているようだが、東金県立病院独法化を決断するのが先では、ないか 


東金・九十九里医療センター試案に課題指摘 
2008年10月27日 朝日新聞 

 東金市、九十九里町の2市町による地域医療センター構想で、県が24日に提示した試案に対し、地元の医療関係者から、医師確保の課題や設置予定地の不便さなどが指摘されている。 
 試案は病床数を、東金市内に新設される救命救急センターを含めて314床としているが、旭市の国保旭中央病院の村上信乃名誉院長は「300床レベルでは小さい」と批判。「300床程度の病院では、指導医数が少なく、研修医が十分に勉強できない。500床前後なら医師を集めやすい」とする。 
 また試案は、救急担当医師4人で24時間365日の救急対応をすることを想定しているが、村上氏は、当直は通常2人で行うため、4人では少ないとする。 
 一方、長生郡市救急医療体制検討委員会の委員長を務める、茂原市の宍倉病院の宍倉朋胤副院長は、試案で同センターが山武長生夷隅保健医療圏の救急医療の拠点として位置づけられている点を取り上げ、「夷隅郡市からはアクセスが悪く、夷隅の救急は別に考える必要が出てくる」とする。 
 また、同センターの医師確保の問題では「派遣元となる千葉大学がセンターに優先的に医師を送ると、同じ地域のほかの病院に派遣される要員数に影響する。まず、この地域の医療圏全体で計画について話し合うことが大切だ」と話した。(高木和男) 


千葉県東金市ら/中央病院建設/千葉県が財政支援試案、85・6億円の負担盛る 
2008.10.28 日刊建設工業新聞  
  
 千葉県東金市、九十九里町が計画を検討している新たな地域医療センター構想(中央病院建設計画)について、千葉県は、同構想に関する財政支援額や中央病院の建設規模、事業費用などの試算額を明記した県試案をまとめ、両市町に提示した。県の試案によると、両市町が事業主体となって建設する場合の中央病院規模は病床数314床。総事業費は約123億4000万円を見込む。このうち、県が85億6000万円の財政支援を行うと明記している。 

 中央病院の建設を具体化させるためには、今月末に締め切られる県の病床配分申請受け付けに間に合うよう、両市町が病院開設計画書を提出する必要がある。同病院建設の対象となる山武長生夷隅保健医療圏では398床が不足しており、同医療圏で病院の新設や増設を希望する医療機関から提示される各開設計画書を県が審査し、来年1月末をめどに病床配分先の医療機関を決定する。 

 九十九里町は24日に開いた議会の全員協議会で中央病院計画の病床配分申請可否について議案を提示した結果、開設許可書を県に申請すべきとの意見が多数を占めた。東金市は28日に県から試案内容について説明を受けた後、同日の議会全員協議会に諮って、中央病院計画の病床配分申請の可否について結論を出す。採決の結果「申請すべき」との意見が多数を占めれば、両市町が事業主体となり、今月末までに同病院計画の開設許可書を県に申請する見通しだ。 

 県の試案によると、中央病院は県立東金病院の機能を引き継ぐ形で、がん・脳卒中・急性心筋こうそくをはじめとする急性期医療の拠点として整備する。病床数は314床で、このうち24時間365日救急対応する新型救命救急センターを14床設置する。建設場所は東金市丘山台の「千葉東テクノグリーンパーク」南側の47番区画。土地面積は約6万0403平方メートル。敷地内には医師・研修医宿舎や看護師宿舎なども建設する。 

 建設費用の内訳は、土地購入費に8億2200万円、中央病院建設費に65億3100万円、外構費に2億5200万円、医療機器整備費に29億8100万円など計123億4000万円を見込む。県はこのうち85億6000万円を負担する方針を決め、建設時に10億6700万円を、残りの74億9300万円を病院開設後10年間に分割して毎年7億4900万円を両市町に補助する。