抜本的 経営改革に乗り出さない兵庫県に全責任がある!兵庫県立柏原病院が最終段階を迎えているのは 努力する医師の琴線に触れる経営体質に出来ない官僚経営の欠陥にある




『抜本的 経営改革に乗り出さない兵庫県に全責任がある!兵庫県立柏原病院が最終段階を迎えているのは 努力する医師の琴線に触れる経営体質に出来ない官僚経営の欠陥にある。 
コンビニ受診の抑制など市民の協力も大切であるが原因を元から断たなければ駄目。 
医師会との協力が不可欠であるのに 具体的な動きが見えない。兵庫県知事は 地元医師会に対して財政裏付けして 病院勤務医師の過酷労働をなくすための協力を御願いすべきである』 

  
<美談の陰に深刻な医療崩壊が隠されている>県立柏原病院の日経BP、NHK報道に見る。 
テーマ:医療崩壊 
  

兵庫県立柏原病院 ― 子どもの医療を守る署名活動を日経BPやNHKが紹介した。報道だけをみれば、地域医療を守るために理想的な運動を展開したかに見える。だが、この病院を取り巻く環境はそんな生やさしいものではないようだ。美談の陰に深刻な医療崩壊が隠されている。 

コンビニ受診を控えよう(日経BP) 

 先日、兵庫県神戸市で開催された講演で、「県立柏原病院の小児科を守る会」(ホームページはこちら)の丹生裕子さんたちにお会いしました。同会は、「こどもを守ろう、お医者さんを守ろう」の署名活動とともに、「コンビニ受診を控えよう」という呼び掛けを行っている全国的に有名な市民団体です。 
 同会が配布するパンフレットには、「市民の皆様へ ママ達からの緊急メッセージ」として、はじめに「柏原病院の小児科医が1人もいなくなってしまうかもしれません」と、同院の危機的な状況が訴えられています。 

 最後には「私たち親も、子供が少し熱を出した、軽いケガをした、といって簡単に柏原病院に行かないようお互いに気をつけませんか?」と一般市民を対象に呼び掛けが書かれています 


<ゆらぐ命のとりで 県立柏原病院の危機>(4) 赤字膨張 患者離れ稼働率4割台 
2008.10.24 朝刊 

赤字膨張 

患者離れ稼働率4割台 

 人影まばらな柏原病院の待合いロビー。年配の男性が冷ややかに笑う。「昔は診察券を入れよる人の列が二重に伸びてたんや」 

 弁当持参の患者が診察の順番を待っていたというが、今、受付では「休診」の赤い文字がいくつも目に飛び込んでくる。入院病棟も様相は同じ。今春、患者を下の階へ移し、完全閉鎖された五階は廊下の電気が消え、ベッドだけが静かに病室を埋めている。昨年末から、入院が休止された診療科は五つ。四月には六十八床の使用を止め、百五十床を下回った。「大病院」はもはや外観だけに過ぎない。 

「経営の底が抜けている」 

 病院一階の医事課。村上久直課長が報告書をにらみながら頭を抱える。繰り入れ前の損益二十億。二〇〇七年度決算は十年前の約一・五倍に膨らんだ。診療縮小の最大の要因は、病院の基礎でもある内科医の減少。循環器や呼吸器などの専門医が助け合う体制が崩れた。受け入れが消極的にならざるを得なくなり、「軽症なら開業医に」を徹底した。 

 患者は開業医やほかの病院への分散が進む。「柏原病院じゃ診てくれないってみんな話してる。安心のために、いい開業医さんと仲良くしないと」。市内の主婦(65)は声を潜める。周辺地域の病院からは「診察券を作っておこうと丹波市から受診に来る人が目に付く」との声も聞こえる。患者側が自ら病院を離れていく現象も起きている。 

 患者数の半減が赤字の膨張に直結した。四月に病床を減らしたが、九月の稼働率は47・2%とついに五割を切り、本年度目標の80%にははるかに及ばない。医師減少に対し、看護師らの削減も追いつかず、収益に対する人件費が120%に上る異常事態となった。 

 国は本年度中に公立病院の経営改善プランを作成するよう求めており、県は検討部会を設置している。部会長を務める県健康財団の後藤武理事長は「赤字でも必要なのが政策医療だが、機能まで落ちた柏原病院への風当たりは強い。兵隊が一斉に撤退を始め、『止まれ』と言っても難しい状況。現状を受け入れた上で、民間を加えたネットワーク化や周辺医療圏との統合も視野に次の議論を始めるべき」とする。