改革プランを 実行に移し不良債務を解消できる場合 特例債元本の免除もありうる前提で 医師確保に全力を挙げて欲しい。



『改革プランを 実行に移し不良債務を解消できる場合 特例債元本の免除もありうる前提で 医師確保に全力を挙げて欲しい。 
第5次健全化措置以上の財政支援措置がなければ北海道の多くの公立病院が存続のための 投資が困難となり ジリ貧になる』     
  
    

田苅子市長に聞く*士別市立病院 改革プラン正式決定*「命守る医療 地元に不可欠」*常勤医の増加へ努力 
2008.10.22        

 【士別】市は二十日、士別市立病院の経営改革プラン(二〇〇八-一四年度)を正式決定した。〇八度末見込みで十六億三千万円に達する累積不良債務を、公立病院特例債の発行などで解消するとともに、一般会計からの繰り出しを増やして新たな不良債務の発生を防ぐことを柱としている。九月に公表した素案とほぼ同内容。市財政と一体である同プランについて田苅子進市長に聞いた。  (田中秀実) 

 --プランは病院縮小などを盛らず、一般会計からの繰り出しで現態勢を守る内容です。 

 「病院をなくしてはいけない-というのが前提です。市民が等しく幸せであるには、命を守る病院が地元にあることが欠かせません。『旭川や名寄に行けばいい』と言う人もいますが、高齢化率が高まる中、遠くまで通院できない人もいる。病院のない街になれば過疎化に拍車をかける恐れもある」 

 --プラン初年度の〇八年度は、一般会計総額百五十五億円のうち、十億円を病院事業会計に繰り出します。 

 「現状では一般会計で病院を支えるしか選択肢がない。ぎりぎりの財政運営になるが、市総合計画は後退させない。住民サービスも低下しないようにする。〇八年度末に市の連結実質赤字もなくなります。今後は、不良債務を新たに発生させないよう健全性を堅持しなければなりません」 

 --プランには、〇七年度から四年間限りの市職員給与削減を一一年度以降も継続することが盛られました。 

 「国は、確実に見込める財源を改革プランに盛り込むよう求めています。職員給与削減で生まれる財源は年間三億五千万円で、現状では確実に見込める財源として念頭に置かざるを得ない。(給与削減の継続を)しなければならないかどうかは、一〇年度に判断することになります」 

 --プランは、現在の常勤医十三人態勢が前提で、さらに減った場合、大幅な修正を余儀なくされます。 

 「現在の陣容で頑張る計画だとしか言いようがありません。常勤医の先生たちが厳しい労働環境で頑張ってくれていることを考え、常勤医が一人でも増えるよう努力します」 

 --二十四日に市と市自治会連合会が開く「わがまち“しべつ”の未来を語る会」(午後六時半、市民文化センター)は市立病院がテーマです。 

 「多くの市民に集まってもらい、危機感を共有してもらった上で、建設的な意見を聞かせてほしい。士別市は〇七年度の連結実質赤字比率が、市立病院の不良債務のために道内市町村で悪い方から十六位でしたが、改革プランと財政全体について説明を聞いてもらい、安心してもらいたいとの思いもあります」 


士別に来てくれる医師 どこに*市広報で「情報を」 
2008.10.22        

 【士別】医師不足に苦しむ士別市立病院と士別市は、勤務してもらえる可能性のある地元出身などの医師がいないか、十一月一日号の市広報を使って情報提供を市民に呼び掛ける。寄せられた情報を基に市長らが出向いて同病院への勤務を働きかける。道によると、道内の自治体病院などが医師の情報の提供を直接、市民に呼び掛けるのは珍しいという。 

 同病院は大学から医師の派遣を受けているが、二〇〇四年度導入の医師臨床研修制度により派遣医師の不足に見舞われた大学が派遣を中止するなどしたため、常勤医は三年前の半数の十三人に減り、経営が悪化している。 

 このため、大学の医局に医師派遣を要請する一方、地縁、血縁に頼った医師確保も必要と判断。看護師についても情報を求める。 

 ただ、医師らの引き抜きとなれば、頼みの綱である大学の医局から不興を買う恐れもあるため、同病院は「医局とぶつからないよう、情報を見極めて折衝したい」としている。