『氷見市民病院 二〇一〇年度に開院予定の新病院には、大学病院の機能を持たせたい考えだ。「地域に必要な医療を見極め、魅力ある病院を開設したい」と力を込める。新天地で理想の地域医療を実現する夢を描く。』



『氷見市民病院 二〇一〇年度に開院予定の新病院には、大学病院の機能を持たせたい考えだ。「地域に必要な医療を見極め、魅力ある病院を開設したい」と力を込める。新天地で理想の地域医療を実現する夢を描く。』 


人つれづれ 金沢医科大学氷見市民病院長、高島茂樹(たかしま・しげき)氏 「住民の信頼」基本に 
2008.09.26北国新聞 
  

 今年四月の氷見市民病院の公設民営化とともに病院長に就任して以来、毎月一回の院内の巡回を重視している。看護部長、薬剤部長、事務部長を伴って病棟や外来、ナースセンターなどすべての部署を回り、若い看護師らの声を聞く。幹部が現場の問題点を把握し、迅速に対応するため、金沢医科大病院長時代から続けている職場改善策である。 

 「明るくて風通しがよく、若い人が活力を持てる職場が理想。職場の環境づくりは病院長の重要な役目だと思う」と語る。 

 私立の医科大が自治体病院の指定管理者として、経営の立て直しに当たるのは、全国初のケースだ。現場のトップとして重責を担うが、病院運営の基本は変わらない。「地域住民の信頼を得ることが大きな柱。医療は患者のためにあり、手術が必要な急性期患者と高齢者などの慢性期患者に、しっかり対応することに尽きる」と強調する。 

●県内に教え子多く 

 中学時代、小学生の妹を心臓病で亡くした。親の勧めもあり、富山中部高を経て、金大医学部の門をくぐった。クラブ活動で入った野球部の顧問が外科の教授で、「おれの医局に来い」と誘われ、外科医の道を志した。当時は「不治の病」だったがん治療の研究に打ち込み、これまでにこなした胃がん、大腸がんの手術は、それぞれ四千例を数える。「消化器系のがんの手術はひと通りこなせる」との自負があり、県内にも教え子は多い。 

●医療で恩返しを 

 金沢医科大を退職するにあたっては複数の病院から誘いがあったが、竹越襄副理事長(金沢医科大学氷見市民病院CEO)や堂故茂氷見市長らの要請に加え、「医療で富山に恩返しを」との思いから氷見の地に移った。 

 二〇一〇年度に開院予定の新病院には、大学病院の機能を持たせたい考えだ。「地域に必要な医療を見極め、魅力ある病院を開設したい」と力を込める。新天地で理想の地域医療を実現する夢を描く。(麻本和秀) 

 富山市出身。金大医学部卒。1990年に金沢医科大一般消火器外科学教授、2005年に同大病院長。今年4月から金沢医科大学氷見市民病院長、66歳。 



看護学校の誘致構想も 氷見の未来を考える会 堂故市長が講演 
2008.09.28北国新聞


 市長と氷見の未来を考える会は二十七日、氷見市いきいき元気館で行われ、堂故茂市長が市政の課題を講演した。市長は、公設民営化で誕生した金沢医科大学氷見市民病院について「研究機関や看護学校の誘致構想もあり、二〇一〇年度中に新病院を建設したい」と意欲を述べた。 

 市長は今年度、供用開始を目指す能越自動車道の氷見北インターチェンジ(IC)に続き、同市惣領での氷見南ICの実現に全力を挙げるとした。 

 北大町の埋立地の活用策は、氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館と相乗効果を生む施設を整備するとした。氷見フローラルガーデンに関して、市長は「氷見の価値を大きく高めると考えている」と強調した。 

 氷見の未来を考える会(前田利寛会長)と堂故茂後援会(森本太郎会長)が主催し、約二百人が参加した