高知医療センターPFI事業



高知医療センターPFI事業 

高知県議会 議員元木益樹氏に対する 県側の答弁・・・・   企業団が現在、民間調査会社に委託して、材料費や委託料を調査している。結果を受けてPFI事業の検証や見直しを進め、具体的な経営改善の道筋を立てる。県も引き続き、高知市とともに企業団と経営改善に向けた協議をしていきたい』 


高知新聞10月2日 
▼元木益樹氏(自民、高知市) 

 元木氏 高知医療センターにPFI事業を採用した理由は。 

 畠中伸介健康福祉部長 従来方式とPFI方式のコストを比較して百六十億円程度の効果があるという定量的評価と、民間事業者とのパートナーシップで「医療の質の向上」「患者サービス向上」「経営の効率化」が期待されるという定性的評価を得て、高知県・高知市病院組合が平成十三年に選定した。 

 元木氏 計画段階と比較して現状をどう認識しているか。 

 畠中部長 病院本館の建設では約五十億円の効果があった。運営面では契約期間の三十年間で百六十億円の効果が見込まれた。しかし開院以来、材料費が目標の23・4%を大幅に上回り、収支に大きな影響を与えている。委託業務の効率性などにも課題があると認識しており、病院企業団にPFI事業の検証の必要性を伝えた。企業団が現在、民間調査会社に委託して、材料費や委託料を調査している。結果を受けてPFI事業の検証や見直しを進め、具体的な経営改善の道筋を立てる。県も引き続き、高知市とともに企業団と経営改善に向けた協議をしていきたい。 

 元木氏 他県の事例も含めたPFI方式の課題認識は。 

 畠中部長 大きな金利負担、中間事業者介在による指示の伝わりにくさといった課題が挙げられる一方で、当初の見込み通り運営できたケースもある。(県・高知市病院企業団の)構成団体として、できる限りの対応をしていきたい。 


医療センター汚職公判  設計変更 被告に一任  組合の元管理者証言 高知地裁 
2008.10.02高知新聞   
  

 高知医療センターのPFI事業に絡む汚職事件で収賄罪に問われている前院長、瀬戸山元一被告(64)=京都市左京区=の第八回公判が一日、高知地裁で開かれた。センター建設時に県・高知市病院組合(現在の企業団)トップだった高橋淳一・元管理者(60)が証人出廷し、同被告の職務権限について「設計変更は任せていた」と証言した。 

 高橋元管理者は、同被告に設計変更を一任する際、「(総工事費を)契約金額内に収める、コンセプトは変えない、工期を守るの三つが条件だった」と説明。 

 その上で「契約金額は組合議会の議決を経ており、議会の同意が得られなければ金額の変更はできなかった」と、設計変更で工事費が増えても組合側が負担するのは困難だった状況を証言した。 

 また、贈賄罪で有罪が確定したオリックス不動産の元社員(69)=広島市=からわいろとされる家具家電の代金処理を依頼された、という三越の従業員男性も出廷。 

 「『瀬戸山さんの名前を表に出さないように』と(元社員に)言われた。よくないことをやっているのかなと思った。代金は(センター)十一階のレストランの家具の請求伝票に振り分け、数字を操作した」と話した。 

 次回(二十九日)はセンター建設当時に副管理者だった男性ら二人の証人調べの後、被告人質問に入る。