香川県内初「社会医療法人」に承認/坂出・回生病院

香川県内初「社会医療法人」に承認/坂出・回生病院 
2008/09/10 四国新聞 

  
 香川県医療審議会は9日、医療制度改革関連法に基づき民間病院に公的医療機関の役割を求める「社会医療法人」として回生病院(香川県坂出市室町)を香川県内で初めて承認した。公益性が高いものの、不採算医療といわれる災害時医療に重点的に取り組み、地域医療の充実を図る。 

 社会医療法人制度は、2006年の関連法成立に伴い、今年4月に開始。医業の非課税や医業以外の収益業務、法人債の発行などができる代わりに、災害時や救急、へき地医療などの実施を義務付けている。 

 回生病院は、既に災害派遣医療チーム(DMAT)を2チーム整備。昨年6月には屋上にヘリポートを備えるなど、災害時医療の体制や実績が要件を満たすとして、承認された。 

 同病院を運営する医療法人・大樹会の松浦一平理事長は「公益性を果たすため災害時医療の一層の充実を図るとともに、救急医療にも力を入れ、地域のお役に立ちたい」としている。医業以外の収益業務や法人債は考えていないという。 

 県は、審議会の答申を受け、10月にも認定する。 

 このほか、審議会は、臨床研修医の確保のあり方などを探る地域医療人育成専門委員会の設置を決定。また、個人診療所から医療法人への移行に伴う申請3件をすべて認可した。 


屋上ヘリポートで初の訓練/坂出・回生病院 
2008/09/03 四国新聞 

防災ヘリを使って患者搬送訓練を行う看護士や県防災航空隊員ら=香川県坂出市室町3丁目、回生病院 
 香川県内の医療機関で唯一屋上へリポートを備える回生病院(香川県坂出市室町)で3日、県防災ヘリを使った訓練があった。参加者は、ヘリの受け入れや患者の搬入・搬出が円滑にできるかをチェックし、大規模災害時や高度な医療設備が必要な急病人が出るなどの事態に備えた。 

 訓練は、昨年6月に完成したヘリポートなどを備える新病棟の機能を十分に生かそうと初めて実施。救急科の医師や看護士、県防災航空隊員ら合わせて約20人が参加した。 

 頸椎損傷で手足に麻痺が生じている患者の受け入れを―との県内他病院からの要請を想定して訓練がスタート。職員が屋上に駆け上がり、ヘリポートのライトを点灯して受け入れOKを示し、看護士らがストレッチャーなどの準備を整えた。 

 ヘリ着陸直後、看護士らは防災航空隊員の指示で離れた場所で待機。手の合図で安全確認してヘリに近寄り、患者を病棟内に運び込んだ。 

 白川洋一院長は「スムーズな受け入れ、搬送ができた。今後も、地域の救急医療の力となるよう対応したい」と話していた。