公立病院の経営形態変更 指定管理者への 再生資金融資が 民間金融機関の新しい融資分野になる。 長期的には 社会医療法人が 病院債を発行する直接金融に目を向ける事になる。



『公立病院の経営形態変更 指定管理者への 再生資金融資が 民間金融機関の新しい融資分野になる。 長期的には 社会医療法人が 病院債を発行する直接金融に目を向ける事になる。』 


八十二銀が公立病院支援を強化 再建時の資金需要視野 
2008.09.03 信濃毎日新聞朝刊   
  

 八十二銀行(長野市)は経営悪化が目立つ公立病院支援を強化する。これまで医療法人や開業医を対象にした事業性融資商品の開発のほか、開業時の土地や資金の情報提供などに取り組んできたが、公立病院改革では講演会などを開催して側面支援する。法人部医療福祉チームは「重要インフラである公立病院の再建は地域活性化の鍵」と説明。再建過程で見込まれる資金需要に応じる狙いもある。 

 総務省は昨年度まとめた「公立病院改革ガイドライン」で、公立病院を運営する自治体に二〇〇八年度中の「公立病院改革プラン」策定を要請。経営効率化にとどまらず、他の医療機関との統合・再編も進めるよう求めている。 

 県内の公立病院は県立が五、市町村や一部事務組合が運営する病院が二十の計二十五。県によると、民間に比べて高い人件費比率の改善なども課題だ。 

 同行は、今月十八日に長野市生涯学習センターで、自治体や公立病院の担当者を対象に医療福祉経営セミナーを開催。病院経営コンサルタントが「地域医療の再構築と公立病院改革の進め方」をテーマに、経営改革の事例、経営改善の手法などを解説する。 

 同行は〇五年四月に医療福祉チームを設置、インターネット上で医師らから開業場所や資金の相談を受けるサービスを始めたほか、〇六年十月に医療法人や開業医ら向けの専用ローンの取り扱いを始めるなど、医療分野への参入を進めていた。同チームは公立病院支援について「病院立て直しの過程では新たな資金需要も見込まれ、そうしたニーズにも応えたい」としている。 

 県内では長野銀行(松本市)も「医療分野向けの融資商品を検討している」としている。 

 [公立病院改革プラン] 

 総務省が改革ガイドラインに基づき、公立病院の経営改善のために2008年度中の策定を自治体に求めている。ガイドラインはプランについて、病院の経営効率化を3年以内、再編・統合や民間への譲渡など経営形態の見直しを5年以内に実現させるため―と位置付けた。病床利用率が3年連続で70%未満の公立病院に対し、診療所への転換などの抜本改革も求めている。