高砂市民病院 ・・武弘道先生の手腕に期待!!・・・しかし特例債起債の ハードルは高い。公立のままで適切な人件費構造に改革出来るかが焦点である



『高砂市民病院 ・・武弘道先生の手腕に期待!!・・・しかし特例債起債の ハードルは高い。公立のままで適切な人件費構造に改革出来るかが焦点である。』 

<ニュース&ニュース>高砂市民病院 特例債活用へ 経営再建 背水の陣 専門家に計画委託 「公立で」市民も期待 
2008.09.03神戸新聞   
  
勤務医の減少などで公立病院の経営悪化が全国的に進む中、赤字と医師不足にあえぐ高砂市民病院(高砂市荒井町)は経営の立て直しに向け、病院支援のために国が設けた特例債の活用を兵庫県内で初めて決めた。実績のある専門家に再建計画の策定を依頼し、市民の「本音」を探るアンケートも実施。公立病院としての存続を懸け、必死の取り組みが本格化した。(東播支社・宮本万里子) 


 特例債は、総務省が昨年末に示した「公立病院改革ガイドライン」で支援策として創設した。二〇〇七年度の赤字が医業収益の10%を超える病院は本年度、〇三年度以降の医師不足などで生じた赤字解消のために一定額の借金が認められる。 

 県によると、県内で特例債を申請できるのは高砂市民病院に加え、西宮市立中央病院▽川西市立川西病院▽公立香住病院-の四病院。これまでに高砂市民病院が申請を決め、香住病院も「申請の方針」。川西病院は「申請しない」、西宮市立中央病院は「検討中」という。 

 高砂市民病院は、特例債により病院の赤字をなくすことで、赤字や借金への対策に追われる現状から脱し、収益で支える経営への転換を目指す。一方、特例債の返済を高砂市は一般会計で補う方針で、さらに赤字が生じれば、市本体の財政を圧迫する恐れがある。同市会では「借金のための借金だ」との指摘も出た。 

 事実、川西病院は「市の財政当局と検討した結果、自立的な取り組みで経営改善を目指すことにした」と財政面から、特例債申請には慎重な姿勢を見せる。 

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 高砂市は、昨年末に市独自で策定した経営健全化計画をさらに有効なものとするため「全国小児科勤務医の会」初代代表世話人で、公立病院再建に実績がある医師の武弘道氏に、年内をめどに新たな計画作りを委託。武氏は、埼玉県や鹿児島、川崎市の病院事業管理者として経営を黒字に転換させており、市はその手腕に大きな期待を寄せる。 

 また高砂市民病院は、市民の意見を聞こうと七月、アンケートを実施=グラフ。その結果、「公立病院としての存続」を望む意見が全体の六割以上を占めた。病院の印象では「医師不足」を懸念する人が最も多く、役割として、救急医療の充実を期待する声が最多だった。 

 同病院は「市の方針を市民に理解してもらえた」と受け止めるが、本年度は五月末までの収益が前年度同時期の約一割減と、収入増へは苦戦を強いられている。 

 「市民の命を守る拠点として病院を残したい」と「わらにもすがる思い」で特例債申請や武氏への協力依頼を決めた登幸人市長。病院存続を願う市民に応えるため、背水の陣で臨む姿勢が求められる。