全国にある公立病院のなかで医師不足のために経営困難になり、民間に売却する・・・・



『公立病院の役割のうち, ガイドラインが特に強調しているのは 臨床研修制度への取り組み強化である。 
自治体が財政難であるので 研修医に魅力ある待遇提示できないという論はおかしい。 
新入社員が 応募零の株式会社の将来はない。 
公立病院が財政難だと, 言い訳しているが病床利用率を90%以上にするだけで, 年間5億円以上収益改善できる。財源は十分ある。 
努力しても報われる経営体質にしないから, 医師も入院患者を増やそうとしない。 
努力すれば一般会計からの繰り出しが減ると考えている。 
2008年8月24日 大阪セミナーで 大阪府健康福祉部高山医療監の資料・・・ 『大阪府の病院従事医師数および診療所従事医師数はともに増加している。 
一方、府内の公立病院従事医師数は減少している』 

医師立ち去りの原因は お金がないからとか他に責任転嫁している公立病院の無責任経営にある。 
経営の責任者は 自らの進退をかけて 新入社員の募集をすべきであり それが出来なければ店仕舞いしていただくことになる』 


[医師が足りない](中)臨床研修 「売り手市場」影響は…(連載)=石川 
2008.08.24読売新聞   
  

 「気持ち悪い? 手をぎゅって握れるかな?」。県立中央病院救命救急センターで、初期臨床研修1年目の吉田太治医師(27)が、転んで後頭部を打った女児(4)の手を取り、手足にマヒが出ていないかを調べていた。後ろから指導医の柳川勇人医師(33)が、「顔色が少し悪いね」と声をかけ、詳しく観察するよう促した。吉田医師は「見る限り異常はありませんが、念のためCT検査をしましょう」と母親に説明し診察を終えた。 

 同病院は救急の拠点病院として、研修でも救急医療に力を入れている。吉田医師は「1年目から当直もあり、色々な患者を診て勉強出来る」と同病院での研修の魅力を語る。 

      ◇ 

 研修医の受け入れ先を決めるのは、日本医師会などが、2004年度の新臨床研修制度のスタートに合わせて作った「医師臨床研修マッチング協議会」だ。 

 学生は病院と面談し、希望の病院を複数選択、病院は受け入れたい学生の名簿を作り、コンピューターが“相思相愛”の組み合わせを選び出す。県内10か所の研修病院のうち、昨年、このマッチングで定員を確保できたのは県立中央病院など3病院のみ。定員の半分以下の病院も4つあった。 

 研修医を確保できれば、そのまま病院に残ってくれる可能性もあることから、各病院は学生のニーズの把握に懸命だ。 

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 県立中央病院では、月に1度、研修医と研修担当医が集り、研修内容の希望を聞く。昨夏の会議では、研修医が独自に取ったアンケート結果が公表された。 

 「コーヒーを入れるなど雑用が多い」「患者を任され過ぎる」「ほかの先生に指導してほしい」--。あまりに率直な物言いに、研修担当の新田俊一医師は驚きながらも各課の担当医に内容を伝えた。「研修医の評判は後輩に伝わり、研修先選びを大きく左右する。要望に応じ研修環境を改善することは大切」なのだ。 

 研修医の関心は、どんな症例の患者を診療できるかや給与以外にも、寮が病院近くにあるか、きちんと休日が取れるかなど幅広い。研修医の給与は30~60万円と幅があるが、財政難の公立病院が高給を提示するのは難しい。 

 ある病院関係者は「完全な売り手市場。好待遇で教えてもらうのが当然という態度の学生の希望にも合わせざるを得ない。そんな環境で本当にいい医師が育つのか」と疑問を投げかける。 

 「若い医師に選ばれるプログラム作り」と「地域に貢献する医師の育成」のはざまで病院の模索は続く。