これ以上 公立病院からの医師立ち去りを防止するために・・・静岡県では


『これ以上 公立病院からの医師立ち去りを防止するために・・・静岡県では、四つの公立病院で今年4月以降、夜間や休日に受診した軽症患者を対象に、時間外加算分を全額患者負担にしたところ、時間外の患者が前年より30%減少した。徳島県の病院でも、同様の取り組みで50%以下に減ったという。更に条例で救急有料化も進めて当然・・・勿論支払い困難者に対しては償還制度もありか』 


2次救急受診、半数が軽症 5月に調査、甲府・中巨摩の10病院=山梨 
2008.08.22 読売新聞  
  

 入院や手術が必要な患者を診る2次救急病院を受診した患者のうち、半数が軽症患者で、7割が自家用車や徒歩などで訪れていたことが、県中北保健所が峡中地域で行った調査で分かった。緊急性がないのに仕事の都合などで夜間や休日に救急病院を利用する“コンビニ受診”が横行している実態が浮き彫りになった。 

 調査は、甲府・中巨摩地区の10病院を対象に、今年5月に実施。救急患者として診察した約3500人の〈1〉重症度〈2〉来院方法〈3〉かかりつけ医かどうか〈4〉時間帯--などの情報を病院が調べて1か月間、毎日保健所に連絡した。 

 その結果、手術や入院を必要とせず、1次救急病院で診療が可能な軽症患者は47%(約1660人)だった。検査や処置が必要だったのは30%だったが、同保健所の古屋好美所長は「軽症だが、負傷部位が頭などで念のためにレントゲンをとった患者も多いはず」と分析する。実際に入院が必要だったのは23%だった。 

 救急車以外で訪れたのは73%だった。訪れた病院がかかりつけ医でなかった(初診)のは56%で、再診は44%だった。 

 通常の診察を行う平日の日中以外では、休日の昼間に受診したのが33%と最多で、平日の午後5時半~10時が28%、平日の午後10時~午前8時が17%だった。半数以上が内科の患者だった。 

 医師が1人しかおらず、軽症患者への対応に追われ、本来診るはずの重症患者への対応が遅れるケースもあり、古屋所長は「どの病院も夜間や休日はわずかな医師や看護師しかおらず、ぎりぎりの状態」と話す。 

 医師や県職員、住民らでつくる中北保健所内の作業部会は対応を検討中で、今年度中に対策を決める。 

 オブザーバーとして参加している山梨大医学部付属病院救急部の松田兼一教授は「受診する前に電話で相談を受け、1次救急の医療機関への受診を促すなど、振り分け作業ができる窓口の設置が急務だ」と指摘する。 

 静岡県では、四つの公立病院で今年4月以降、夜間や休日に受診した軽症患者を対象に、時間外加算分を全額患者負担にしたところ、時間外の患者が前年より30%減少した。徳島県の病院でも、同様の取り組みで50%以下に減ったという。