ドクターヘリ配備要望 館山など4市町、知事に



ドクターヘリ配備要望 館山など4市町、知事に 
2008年8月23日 読売新聞 

 県が新たに県南部に導入するドクターヘリについて、安房地区の館山、鴨川、南房総市と鋸南町は22日、鴨川市の亀田総合病院への配備を求める要望書を堂本知事に提出した。 

 県庁を訪れた館山市の金丸謙一市長は「房総半島周辺は観光シーズンになると、渋滞などの影響で迅速な搬送が難しくなる」と指摘。鴨川市の本多利夫市長は「亀田総合病院は東京都の離島からの救急患者も受け入れている。実績と経験が豊富なので、運営をお願いしたい」と要請した。 

 これに対し、堂本知事は「25日の県ドクターヘリ運営事業実施病院選定委員会で、安房地域から要望があったことを伝える」と述べた。 

 要望書によると、亀田総合病院は、安房地域唯一の救命救急センターで、総合周産期母子医療センター、災害拠点病院など、地域の基幹病院としての役割を担っており、ヘリコプターでの救急患者受け入れの実績も多いとしている。 

 県内のドクターヘリの1機目は2001年、印旛村の日本医科大千葉北総病院に導入された。 

 2機目を県南部に配備するため、県は今年度当初予算に2億8000万円を計上。候補地は、木更津市の君津中央病院と鴨川市の亀田総合病院。君津中央病院のヘリポートは狭くて住宅地に近く、亀田総合病院の場合は、海に近いため機体への塩害が想定されるなど問題点があるという。 

 本多鴨川市長は「機体への塩害を防ぐため、海岸から離れた国道沿いに新たな第2ヘリポート用地も確保している。この要望は、安房地区だけでなく、長生、山武、夷隅地区も含めた共通のもの」と語った