『銚子市立総合病院 情報』



『銚子市立総合病院 情報』 

①銚子市立総合病院:休止問題 存続求め署名提出 銚子市長に3万8996人分 /千葉 
 ◇市民の会、銚子市長に3万8996人分 
 銚子市立総合病院の診療休止問題で、病院の存続と診療再開を求める署名運動を展開していた「銚子市立総合病院を支える市民の会」(秋金陸夫代表)が5日、岡野俊昭市長に3万8996人分の署名簿を提出した。 

 秋金代表ら10人は市役所を訪ね、岡野市長に「市民の思いを受け止め、休止を撤回してほしい」「転院先のない患者たちは泣いている」などと訴えた。岡野市長は「これ以上、病院支援の余裕はない。市をつぶさないための苦渋の選択だ」などと説明した。 

 同会の会員らは午後6時から市勤労コミュニティーセンターで「署名報告会」を開いた後、JR銚子駅までデモ行進した。 

 また、休止の方針に反対する加瀬庫蔵(くらぞう)・市議会議長は5日、「議長職では制約があり、今後は一人の議員として休止の撤回運動に取り組む」として、議長職の辞職願(4日付)を副議長あてに提出したことを明らかにした。【新沼章】 


毎日新聞 2008年8月6日  

②銚子市立総合病院が休止へ 民営化で再開めざす 千葉 
2008.7.8 産経 
  医師不足で患者数が減り、経営難が深刻化している銚子市立総合病院の運営が9月末で休止されることが7日、分かった。市は今後、民間譲渡などで存続を目指すが、再開は早くて来年4月以降になる。 

 市によると、現在入院中の患者159人は休止までに順次、周辺病院に転院させる。事務職(市職員)を除く医師や看護師、検査技師ら205人の職員は整理退職となる。 

 会見した岡野俊昭市長は「千葉大や日大などからの医師派遣が極めて困難。経営改善には多額の支援が必要で市の財政状況では厳しい」と休止の理由を挙げ、「今後も医師の退職が予想され、入院や救急の受け入れができず収入が大幅に落ち込む」と説明した。 

 市の試算では、病院を廃止した場合の市の負担額は企業債の残金や退職金の負担金、累積赤字などを含めて約70億円に上るという。 


③安房医師会病院の再出発 病院経営で議論=千葉 
2008.07.27読売新聞   
  

 館山市北条の県南総文化ホールで26日、安房医師会病院(館山市山本)が今年4月、社会福祉法人「太陽会」(鴨川市)に経営移譲され、「安房地域医療センター」として再出発したのを記念した講演会とシンポジウムが開かれた。 

 まず、同医師会の宮川準会長が基調講演に立ち、「鴨川地区で看護大学創設がうわさされているが、今後5年間は看護師の供給が絶たれる可能性が高い。看護学校を持ち、研修医を抱えていない病院はつぶれる」などと厳しい見通しを示した。 

 続くシンポジウムでは近藤俊之・県病院局長、亀田信介・太陽会理事長らが持論を展開した。会場との質疑応答では9月末で休止の銚子市立総合病院も話題に。近藤氏は「安房医師会は手元にお金がある時点で動き始めた。銚子は診断を誤った」と指摘した。 


④銚子市立総合病院:9月末で全面休止 再開のめどなく不安の声 /千葉 
2008.07.08毎日新聞   
  

 医師不足などで経営難に追い込まれていた銚子市立総合病院(同市前宿町)が9月末で診療を全面的に休止することになった。岡野俊昭市長が7日、記者会見で明らかにした。岡野市長は「民間への譲渡などで来年春にも再開を目指す」としたが、譲渡先や医師の確保などのめどはついていない。市民からは「実質的な閉院」と不安の声が出ている。【新沼章】 

 岡野市長は診療休止の理由として、「医師を派遣してくれている日大、千葉大などから『これ以上の派遣は困難』との説明があった」「入院受け入れ、救急対応ができないことから、収入が大幅に減少している」などと説明。「県とも相談したが、現状の経営状態では致し方なく決断した。市民に申し訳ない」と述べた。 

 同病院は1951年に市立診療所として設立。15診療科で、ベッド数393床。医師13人を含む職員数は205人。 

 04年度から若手医師を対象にした臨床研修制度が始まったことから、派遣元の大学側の要員不足が深刻化。同病院の常勤医数は06年度35人だったが、07年度には22人に激減した。これに伴い、結核病棟を閉鎖したうえ、産科を休止。新たな外科入院患者の受け入れを取りやめるなど、診療体制を順次縮小してきた。 

 休止に伴い、現在の入院患者約160人と外来患者約300人は旭中央病院(旭市)など近郊の病院で受け入れてもらう。また、医師、看護師らに対しては再就職をあっせん。事務職員は市の他の部署へ配置転換する。 

 市は同病院運営事業のため、一般会計から毎年、十数億円を補てんしているが、07年度末の累積赤字は約18億円に上る。これ以外に償還が必要な企業債や長期借入金は約51億円になるという。 

 ◇「診療休止の流れ止められず残念」--堂本知事 

 銚子市立総合病院の診療休止について、堂本暁子知事は「県としても病院を継続できるよう医師の確保などに取り組んできたが、医師不足や経営悪化の流れを止めることができず残念。市民や患者の医療を守るためにできるだけのことをしていく。当面の医療の確保について、近隣の医師会や医療機関と協議したい」とするコメントを出した。