医療費>時間外加算で「効果」 志太・榛原の4公立病院、軽症の利用者減少 /静岡


医療費>時間外加算で「効果」 志太・榛原の4公立病院、軽症の利用者減少 /静岡 
2008年7月31日(木)13:00 
  
 4月から順次、軽症患者に限って時間外加算分の診察費を実費請求している志太・榛原地域の4公立病院(焼津、島田、藤枝、榛原)は30日、時間外に利用する軽症者が減った、と発表した。 

 4病院の事務局を務める近藤真言・島田市民病院副院長は「金銭という痛みでようやく効果が出てきた。本当に診察すべき患者に力をさくことができる」と話した。 

 4病院は、当直・宿直医の負担を減らすため、軽症者に限り最大4800円の時間外特別診察費を保険適用外に切り替えた。 

 その結果、2~5月に救急車を使わず4病院に来て時間外利用した患者数は、過去2年間より約3割少ない計1万8967人にとどまった。救急措置が必要な患者の割合を示す入院率は14・2%と前年より3・5ポイント高くなった。 

 重症者の多い救急車搬送患者数や開業医が担当する救急医療センターなどの受診者数は横ばいで、軽症者の利用が減ったとみられる。懸念された重症者の受診控えや窓口トラブルなどはなかったという。 

 ただ焼津市立総合病院では、最近軽症者が増えており、近藤副院長は「実費請求しても未払いの患者もいる。県や医師会も含め、根本的な対策の必要がある」と説明した。【稲生陽】