NPO日本治療的乗馬協会の監事をしています ホームページを是非ご覧ください

 
 

 NPO日本治療的乗馬協会の監事をしています 
ホームページを是非ご覧ください 

http://www.jtranet.jp/ 』 

   障害のある人々に対して馬を用いたリハビリテーション、教育、スポーツが注目されるようになり、「乗馬セラピー」、「乗馬療法」といった言葉がマスコミでも取り上げられる機会が増えました。 
これらは、馬をパートナーとしながら乗馬を含む多様な活動を通じて、障害のある人々の心や身体の健康を回復させる目的の行為を表したものです。これらの活動は海外では、「障害者乗馬」(Riding for the Disabled)あるいは「治療的乗馬」(Therapeutic Riding)と呼ばれています。 
   
●治療的乗馬の3領域 
治療的乗馬は、取り扱う専門性から次の3つの領域に分類することができます。 
(1) 治療や訓練 ⇒ 医学的領域 
身体に不自由がある人のリハビリテーションの一つとして行われるものです。 
(2) 教育 ⇒ 心理・教育的領域 
  本人の意欲を尊重しながら行われる乗馬や馬の世話、厩舎作業などの活動を通 じて、障害のある子どもたちの教育として行うものです。 
(3) スポーツやレクリエーション 
障害者が「乗馬」というスポーツを楽しみ、QOLの向上を主眼に置いた取り組みのことです。
Strauss,I.(2000); Heipertz(1977)を改訂 


特定非営利活動法人日本治療的乗馬協会  
設立趣旨書 

1 趣旨 
「治療的乗馬(Therapeutic Riding)」は、障害児者が楽しみながら主体的に取り組むことができる治療方法、教育方法として、また健常者にとっての健康維持・増進法として非常に効果が高く、国際的に高く評価をえて各国で取り組まれている分野です。近年わが国でも社会的な関心が高まり今後の展開が期待されています。しかし欧米に比べ、戦後馬文化自体が衰退してしまった日本では、残念ながら、なかなか機会を作りにくい分野となっております。そうしたなか、国内の各地域で活動を展開する小・中規模のボランティア団体も出始めていますが、それぞれの認識が不統一であるほか、活動内容や対象とする領域が不明確であるなど、相互交流にも支障があるのが実情です。 
私たちは、平成17年11月に治療的乗馬の世界的権威であるカール・クルーバー博士(元国際障害者乗馬連盟会長)をドイツより招聘し、社団法人東京乗馬倶楽部をはじめ多くの方々のご協力をえて特別セミナーを開催しました。セミナーの様子はNHKニュースで取り上げられるなど、社会的にも高い関心を集めることができました。このセミナーの成功から、私たちはわが国におけるこの分野の発展と充実を目指して任意の学術団体として平成18年5月に「日本治療的乗馬研究会」を設立いたしました。そしてこれを母体として、医療・教育・福祉・馬事にかかわる広範囲の関係者の協力・理解を得たうえで、治療的乗馬についての指導者養成、条件整備のための活動、そして広く一般への普及活動等をボランティア活動として強力に推進するために、対外的な法律行為が可能で、かつ社会的信用を得ることができる独立した法人格を取得できる特定非営利活動法人の設立を申請いたします。 
具体的には、次のような事業を行うことを予定しております。こうした事業活動を通じて、広く社会一般に対して治療的乗馬の普及と啓蒙を進め、わが国の社会福祉の増進ならびに医療・学術面の発展という公益に寄与することを目指します。 

・障害児者を招いた治療的乗馬の実践セミナーおよび研究会を開催、運営する事業 
・一般の人を対象に関連団体との学術情報の交流を一般公開で定期的に開催する事業 
・国内外の関連図書、ビデオ等の収集・翻訳を通じた出版・情報提供など一般への普及・啓蒙活動を行う事業 
・国際障害者乗馬連盟ほか外国の研究者等との国際交流を通じた一般への普及・啓蒙活動を行う事業 
・治療的乗馬の実践セミナー・研究活動に使用できるポニー等の馬を購入、飼育、調教のうえ本活動に提供する事業 

2 申請に至るまでの経過 
わたしたちは、治療的乗馬に関する実践、研究に従事する医学関係者、乗馬関係者、一般ボランティア者の小グループとして昨年から活動を模索しはじめ、まずは先進国であるドイツとの国際交流から開始しようと働きかけをおこなったところ、運よく上述の通り、治療的乗馬の世界的権威でありドイツ治療的乗馬評議会名誉会員のカール・クルーバー博士から東京で実践セミナーを開催することを快諾いただくことができました。そのため、特定非営利活動法人である日本代替・相補・伝統医療連合会議(連合会議)内に「セミナー2005 治療的乗馬-理論と実践」事務局を設置し、セミナー開催準備や関係者への協力要請、募金活動等を積極的に展開し、11月の東京での特別セミナーを成功裏に完了することができました。 
このセミナーでは、日本国内で当分野を実践研究する各種団体・個人の参加と協力を集めることができ、効率よく相互交流を促進することができました。クルーバー博士からも日本で今後治療的乗馬の普及を目指すのであれば、国際交流の促進が有効であり、日本の窓口機能を担う団体を設立することが必要であるとの指摘を受けました。そのため、昨年来、連合会議内にて組織化・法人化の検討を行ってきました。そして、わが国におけるこの分野の発展と充実を目指すため、任意の学術団体として平成18年5月に「日本治療的乗馬研究会」を設立し、さらに本格的な国際交流や国内での具体的な社会事業を推進するためには、対外的な法律行為が可能で、かつ社会的信用を得ることができる独立した法人格の取得が必要であるとの認識から、NPO法人の設立申請を決定し、このたび諸事業の具体的計画に着手し、事業概要を整えてきたため、今回申請にいたりました。 

平成18年7月19日 

設立代表者  滝 坂  信 一