『国立病院機構舞鶴医療センターは なぜ強引な医師引き抜きをするのか? 国は舞鶴市 の病院の乱立を放置して 再編統合の責任を放棄している。』



『国立病院機構舞鶴医療センターは なぜ強引な医師引き抜きをするのか? 国は舞鶴市 の病院の乱立を放置して 再編統合の責任を放棄している。』 



守れ 地域医療 第1部 医師が足りない(2)京の医局 湖国から撤退 「府立なので府内を優先せざるを得ない」 
2008.07.22 京都新聞   
  

 「七月から舞鶴に行ってくれないか」。近江八幡市立総合医療センター耳鼻科の下田裕美子医師(36)が、京都府立医科大の教授にそう告げられたのは、六月初めだった。 

 医局の人事異動だった。異動先は国立病院機構舞鶴医療センター。今の病院は二人勤務だが、転勤先ではたった一人の耳鼻科医として責任も重くなる。近江八幡市で働いて四年。便利で住み慣れた街を離れる不安もある。 

 「そんな急に言われても無理です」。一度は断った。教授は食い下がる。「十月からならどうだ。二年でいいんだ」 

 悩んだ。 

 夫と子供三人の五人家族。長男はあと二年で小学生になる。教育環境を考えると転勤は心配だったが、応じることにした。「引き受けなかったらどうなるのか、想像もつかなかった」 

 府立医大は、滋賀県の医師確保に大きな役割を果たしてきた。だが、舞鶴市や京丹後市などの病院でも医師不足が深刻化。府の意向で府北部に医師を補充するため、府立医大は滋賀県に派遣した医師を次々と引き揚げている。 

 「滋賀の関連病院も助けたいが、府立なので府内を優先せざるを得ない」。府立医大の岸本三郎医療センター長(61)は苦渋の表情をにじませる。 

 それでも、医師不足に苦しむ県内の病院関係者は、京都の大学医局に何度も足を運び、医師派遣を要請する。 

 常勤医が六年間でほぼ半減した公立高島総合病院(高島市)の青野充院長(62)は、三カ月に一回、京都大の教授のもとを訪れる。反応は厳しいが、あきらめない。「何度も通ってうちの現状を頭の片隅にでも入れてもらえれば、チャンスがあるかもしれない。営業マンみたいなものですね」