千葉県 山武市 成東病院 独立行政法人化・・・山武市2008年2月 議会議事録 抜粋



『千葉県 山武市 成東病院 独立行政法人化・・・山武市2008年2月 議会議事録 抜粋』 

◯5番(市川陽子君) 公明党、5番市川陽子でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、平成20年2月度定例議会において、通告に従い、一般質問を行います。 
 初めに、国保成東病院問題についてお伺いいたします。昨日の定例議会にて諸先輩方等の病院問題の質問を踏まえて行います。 
 平成18年3月に夜間救急の負担が多くなり、内科の医師全員がやめることになりましたが、市長と院長の努力ととどまった医師の協力によって、現在、内科の医師が8人、常勤6人、4月には1人増えるということで聞いております。患者さんも増加傾向にあると聞き、感謝申し上げます。 
 ところが、経営コンサルタント、長先生の中間報告では地方独立行政法人化、非公務員型、まだ形態が決まったわけではないが、市長は成東病院の経営が厳しいことや、地域住民の生命を考えたときに、構成市町の理解を得るためにどのような方策を行ってきたのかお聞かせください。 


◯市長(椎名千収君) 独立行政法人化につきましては、総務省のガイドラインの中に、これからの病院改革について、特に経営が難しくなっているところについては、独立行政法人しか選択肢がないということで、方向性が示されているということで、今までですと地方公営企業法の一部適用ということに、今、成東病院はなっておりますけれども、全部適用をして、人事権について、院長先生を事業会社に指定した場合ということですけれども、一定の権限を与えてやるという選択肢があったんですが、結果的にこのところ、あまりうまくいっていないということもあって、地方一般独立行政法人ということでしょうか 

。国の独立行政法人とは違って、もう少し民間型に近いもの、非公務員型でございますけれども、そういう方向性が示されております。 
  
また、成東病院の改革の報告、コンサルを今お願いしておりますけれども、その方向の中でも、独立行政法人化が望ましいということが書かれておりますので、たびたび独立行政法人について触れさせていただいております。 
  
大変申しわけございませんけど、まだまだ私も勉強が行き届いておりませんで、詳しく述べることができませんが、独立行政法人化をするという決定も、ガイドラインができませんと、各市町の議会のまず御了承を得なければいけませんので、そこまで参りません。 

その前段として、いろいろ試算をしたり、例えばシステムを変えたり、試算の評価をしたりということで、かなりの労力とコストがかかります。 

その辺も含めて、早急にプランとともに、その辺の事務を、山武市としてはマンパワーを注入しまして、急ぎたいと考えております。 
  
患者にとっての独立行政法人のメリットは何だろうと考えますと、独立行政法人というのは、私の考え方は、非公務員型の独立行政法人であっても、そこには中期計画で構成市町の議会の承認をいただきますので、一定の公のチェックが入ります。 
新たな審査機関も設置しますので、公の性格というものがそこに残る。 
完全民営化ではないというところが、私は一番のメリットではないのかと。 
  
その地域に必要な不足している医療、この地域で言いますと、現在ですと救急医療ですとか、あるいは、産婦人科も、幸い成東病院にはまだ先生が1人いらっしゃいますけれども、そういった必要な医療を確保するということが、公の性格を残していくということで、市民にとっては大きなメリットになるのではないかということを考えておりますのと、今のままでも当然それはできるんですけれども、今のままでは経営が無理だろうということで、民間的な手法がそこに入ってこなければいけない。 
  
ですから、公の一定の役割を果たしながら、経営は民間的な手法が入りますよというところで、存続の手法として、公の性格を残すということ、この2つが独立行政法人化するということで、何とか保てるのかなというのが、私は、独立行政法人を選択する場合の要点になるのかなと、そのように考えております。 


◯市長(椎名千収君) 全員協議会でも御説明をさせていただきましたが、本会議でありますので、お時間をいただいてお答えをさせていただきたいと思います。 
 まず、四面楚歌の状況であるかどうかですが、四面楚歌というのは、楚の王様が漢の敵に全部囲まれている中で、その敵から自分の楚の歌が聞こえてきたということで、ああ、もう自分の民まで漢に寝返ったかというのが、四面楚歌ということのようですけれども、私は、議会を初め市民の皆様方に、一定の御理解をいただいているものと思いますので、自分の中では全く四面楚歌とは考えてございません。 
  
この問題につきまして、幾つかの点がありますが、まず、大網白里町長が、医療の問題を政治に持ち込むなという御発言を、これは会議の中でもございました。私自身も政治の問題と医療の問題は、はっきり分けて考えたいという基本的なものがございます。 

しかしながら、今回の問題は政治問題だと思います。 

それは、新聞の報道で触れられておると思いますが、昨年2月13日の合意というものは、基本的な合意でありまして、成東病院は150床で残しますよ、大網病院は100床で残します、新しく400床の病院を建てますという、それを基本的な合意として、医療センターを造りましょうという計画でございます。 
  
それが、今年の秋までずっと進みませんでしたのは、山武市長が反対をしていたという理由ではございません。 

今回、最終的に決裂してしまった原因というものが、私がセンター長の人選について異を唱えたということになっておりますけれども、私の申し上げましたのは、基本的な合意ですから、センター長にも150床で成東病院は残すという考え方については、しっかりと基本的な合意としてお伝えをしていただきたいと、このように申し上げたことに原因がございます。 

その150床の成東病院を残すということを、千葉大学へ伝えたくないということが原因だと思います。 

 私は、山武市としては、150床の成東病院は基本的な合意ですということを、伝えていただきたいということについて主張をしましたが、そういう主張をするのであれば、このセンター計画はまとまらないから中止だということで、一方的に中止になったわけでして、私のほうから新たな条件をつけて、この問題を混乱に陥れたとは思っておりませんで、基本的に合意をいたしましたことを守っていただきたいということを申し上げたにすぎないということでありまして、新聞の報道については正しくないんだろうと、自分では思っております