武雄市民病院 選考委の優先交渉権者 決定過程は全て公開で行われるべきであった 千葉県 安房医療センター の決定に至る過程が全て公開であった事例に学んで欲しかった・・・・


『武雄市民病院 選考委の優先交渉権者 決定過程は全て公開で行われるべきであった 
千葉県 安房医療センター の決定に至る過程が全て公開であった事例に学んで欲しかった・・・・安房医師会会員 400名全会員一致で委譲が承認された』 


佐賀県/【解説】市民が望む医療どう確保 地元との連携課題山積 武雄市民病院 民間移譲問題 
2008.07.08西日本新聞   
  

 【解説】選考委が池友会を選んだ最大の要因は、移譲決定後の医師派遣も含めた医師確保の面で池友会が優位に立ったためだ。民間移譲を決めた武雄市だが、二〇一〇年一月末までは市営が維持され、医師の退職が相次いだため、同病院は本年度だけでも数億円の赤字が見込まれている。それだけに、現病院の経営立て直しや救急の早期再開のためにも十分な医師派遣が必要不可欠の条件でもあった。 

 だが、課題も山積している。民間移譲の方針が正式決定する前から引受先として名前が取りざたされた池友会が選定されたことで、市民病院の存続を求める地元医師会が反発を強めるのは必至。選考委が移譲の条件とした地元医療機関との連携は容易ではない。 

 入院についても池友会は急性期の重篤患者を中心とし、慢性患者や高齢者の受け入れには否定的な見解を示している。多くの市民が参加した二法人による説明会では、現在の市民病院に近い診療内容で終末医療にも力を入れる方針を示した敬愛会を支持する声が多く聞かれた。こうした市民が望む医療が置き去りにされて、十分に確保できなければ、市民の不信が一気に高まることも予想される。 (武雄支局・田代芳樹) 

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 ●反対派・「結論ありきだ」 医師会・「実行保証ない」 高度医療に期待の声も 

 県内自治体病院では初となる民間移譲方針が打ち出された武雄市民病院。選考委が優先交渉権者を「池友会」とする答申を出した七日、地元の評価は分かれた。 

 「やはり予想どおりの結果。結論ありきとしか思えない」と話すのは、民間移譲に反対する「市民病院を存続させる会」の代表世話人、谷口摂久市議。民間移譲の方針決定前に、樋渡市長と池友会が接触していたという背景を挙げ「そもそも提案条件を準備する期間が両法人では違う。これで公正な選考といえるか疑問だ」と指摘した。 

 研修医だけで常時六十人の医師を抱え、大学医局に匹敵する医師派遣能力から、医療関係者の間では「民間医局」とさえ呼ばれる池友会。武雄杵島地区医師会の古賀義行会長は「マンパワーや救急医療への対応など提案条件が良くても、それが実行される保証はない。これから五年先、十年先も条件が継続されて初めて評価できる」と冷静だった。 

 一方、高度医療に期待する声も。宿泊関係者の男性は「高度な医療機関があれば、住民や宿泊客も安心できる。説明会では新病院の建設で五百人規模の雇用も生みだすと聞いた。市の活性化にも役立つ」と話した。 

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 ●来週中臨時議会 承認議案提出へ 樋渡市長が会見 

 武雄市民病院移譲先の選考結果を受け、樋渡啓祐市長は記者会見した。「答申内容を真摯(しんし)に受け止め、今回の民間移譲が市民医療の向上につながるよう引き続き努力する」と述べ、来週中にも臨時議会を招集し、移譲先の承認を求める議案を提案する方針を示した。 

 樋渡市長は「病院機能が半減しているので、早く回復させるためにも、医師派遣を強く池友会に要請したい」と語った。民間移譲に反対する地元医師会との関係については「医師会と連携して市民医療の在り方を考えるシンポジウムを夏に開きたい」とあらためて理解を求める姿勢を示した。選考委の条件にある評価委設置についても「何らかの組織は作りたい」と述べた