長崎県 広域再編への動きが急速化していることを歓迎します。医師確保に目的絞った賢明な政策と言える・・・


『長崎県 広域再編への動きが急速化していることを歓迎します。医師確保に目的絞った賢明な政策と言える・・・  
九月にも長崎県議会や関係市町議会に企業団の設立協議に向けた議案と、県離島医療圏組合の解散に関する議案が提出され、可決されれば来年三月で解散し、同年四月に企業団に再編される。』 


ろーかるずーむ/対馬の3病院再編・統合問題/「体制維持を」住民から不安/入院集約へ、外来専門へ、現状維持/「県離島医療圏組合」と県立2病院/来年4月に新「企業団」設立も 
2008.07.05長崎新聞  
 対馬や五島地域の公的医療を担う一部事務組合「県離島医療圏組合」(会長・金子知事)の9病院と県立の2病院が来年4月、新たな「企業団」として再編される方向で検討が進んでいる。財政難や医師不足などが理由。対馬市では病院の再編・統合論議も進められており、住民から「地域の病院がなくならないか不安」との声も出ている。(対馬支局・田中祐作) 

 県離島医療圏組合は一九六八年四月に開設。対馬市では、対馬いづはら病院(厳原町)を基幹病院とし、中対馬病院(美津島町)、上対馬病院(上対馬町)を地域病院として運営してきた。 

 有識者らでつくる「県立及び離島医療圏組合病院あり方検討懇話会」は二〇〇七年七月、組合病院の病床再編や集約を県と組合に提言しており、企業団は対馬、五島市、新上五島町にそれぞれ三つある組合病院と、県立の島原病院(島原市)、精神医療センター(大村市)で構成する予定。 

 一方、対馬市は「市医療等対策検討委員会」を設置しており、総務省の公立病院改革ガイドラインに基づき、病院の再編を検討中。柱は(1)経営の効率化(2)地域の基幹病院と病院・診療所の再編・ネットワーク化(3)経営形態の見直し-など。 

 再編の理由は▽医師や看護師、医療技師の確保が困難▽中対馬病院と対馬いづはら病院は車で十分の近距離にある▽上対馬病院を不採算地区の補助対象病院として継続させるため-など。上対馬病院の年間五千七百万円の不採算補助金を国から受けるには、対馬いづはら病院と中対馬病院の再編が不可欠だという。 

 中対馬病院は病床を廃止して外来機能に特化、対馬いづはら病院に入院機能を集約し、上対馬病院は現状維持とすることなどが論議されており、十月に答申が出る予定。 

 九月にも県議会や関係市町議会に企業団の設立協議に向けた議案と、県離島医療圏組合の解散に関する議案が提出され、可決されれば来年三月で解散し、同年四月に企業団に再編される。 

 こうした中、県議会会派「改革21」(橋本希俊会長、十三人)は六月二十八日に上対馬地区、二十九日に下対馬地区で公聴会を開催。企業団に再編されると、地域病院の入院機能が集約され、分院となる可能性があることを説明。島民からは「もっと早く住民説明会を開くべきだ」「病院機能がこれ以上後退すると後期高齢者はどうすればいいか」「分院になって医師が少なくならないか心配」などと医療体制の現状維持を求める声が相次いだ。