公立病院改革ガイドラインの再編ネットワークで,将来 社会保険病院を,町が有償で委譲を受け町立病院との統合が,最善の策である。全社連を指定管理者として2病院を経営する。


『公立病院改革ガイドラインの再編ネットワークで, 将来 社会保険病院を, 町が有償で委譲を受け 町立病院との統合が, 最善の策である。全社連を指定管理者として2病院を経営する。 
買い取り資金は, 国が約50%財政措置する。北海道 穂別厚生連病院を, 穂別町が引き取り改めて厚生連を指定管理者とした前例が参考になる』         
     
  
    

黒字化「楽観」見通し 山梨県市川三郷町立病院改革プラン 病床100床を維持/山梨県 
2008.11.29朝日新聞   
  

 公立病院の経営健全化が迫られるなか、市川三郷町は、町立病院の改革プランをまとめ、28日開いた町議会の全員協議会に報告した。入院ベッドの利用率(病床利用率)が県内で最も低迷している病院の一つで、病床削減が課題だったが、プランでは今の100床を維持。「楽観的」ともみえる数字をもとに、黒字化への道筋を描いている。(吉田晋) 


 報告されたプランによると、昨年度57・6%だった病床利用率を、改革開始の来年度から64%に引き上げる。職員の自然減などによる経費削減とあわせ、3年後の2011年度で単年度収支の赤字を解消する、としている。 

 総務省が示した公立病院改革ガイドラインでは、経営を左右する病床利用率が3年連続で70%を下回った場合、入院ベッドの削減や診療所(19床以下)への転換など、抜本的な見直しを求めている。市川三郷町立病院は、50%台=表=で、ガイドラインに従えば病床削減は不可避だ。 

 これに対し、町は「ベッドを削減したら、医療計画上、元に戻すことは難しい。地域医療の要請を考慮すると、100床は欲しい」と言う。一方で、病床利用率悪化の最大原因に挙げる医師不足は解消せず、常勤医は今年度また1人減って8人になった。整形外科などは、常勤医確保のめどすらたっていない。 

 病院の単年度の赤字額は毎年増え続け、累積赤字も4億円に達している。3年前から、金融機関からの借り入れでしのぐようになり、一時借入金は昨年度1億9千万円に膨らんだ。同病院は「予約システムのリース料の負担が重荷になっていたが、5年のリース期間が切れれば出費は大幅に減る」などとプランの実現性は高いことを強調する。 

 ただプランで示した病床利用率「64%」の数字は、具体的な見通しに裏打ちされたものではなく、3年後の単年度赤字解消という目標から逆算したのが実情だ。しかも、これの達成には「常勤医の1増が不可欠」(病院幹部)で、それを確保できるかどうかも白紙の状態だ。 

 老朽化が進む病院の建て替えも視野に入れなければならず、毎年1億5千万円前後の税金を一般会計から病院に繰り入れている町が、どこまで財政負担に耐えられるかも不安材料だ。 

 町のプランでは、近くにある社会保険鰍沢病院(154床)が社会保険庁解体によってどう変わるのかを踏まえ、町立病院の病床数について、「3年間の計画期間中に適正化の検討を行う」と含みも残している。県を交えた公立病院の再編・ネットワーク化の議論が進むなか、プランは、近く大幅な見直しを迫られる可能性が大きい。 


 ◆久保真一町長に聞く 

 --実現可能性などが、楽観的すぎませんか 

 医師確保は難しいが、何とか努力の余地はあると考えている。 

 --病床数削減を盛り込まなかったのはなぜですか 

 10床、20床を削減しても、医業費用はそう減らないから収支改善の効果は薄い。国のガイドラインは、医師の偏在という原因の対策にまで目がいっていないと思う。 

 --病院の改築問題なども控え、町財政の余裕は 

 借金を繰り上げ償還して財政の体力をつけているところだ。実質公債費比率を落とし、財政が改善されてきた時、病院建て替えの起債ができると考える。かなりの努力が必要なのは覚悟している。 


 ■市川三郷町立病院の経営状況 

     病床利用率  経常赤字  累積赤字 

       (%)  (万円)  (万円) 

 05年度  59.7  5848 24073 

 06年度  53.7 10630 34403 

 07年度  57.6 13321 40326 


町立病院医師の確保について(山梨県町村会HP) 
【提案・要望の要旨】 
市川三郷町立病院の医師を確保すること 
  
【現状と課題】 
市川三郷町立病院の常勤医師は、次のとおりであります。 
内  科=2名 
外  科=4名 
泌尿器科=2名 
市川三郷町立病院は、へき地医療拠点病院として、また、本町を含めた周辺地域の中核的な病院として地域医療を推進しています。しかし、臨床研修医制度などによって、当院では、十分な医師の確保には至っていない状況で、特に入院患者の受け入れや子育て支援など当院が地域で果たすべき役割から、内科医師、整形外科医師及び小児科医師が不足している状況であります。 
具体的提案・要望内容】 
1 自治医科大学など全国の官公立病院へ医師を派遣している医科大学との連携強化を図るための体制つくりへの支援 
2 自治医科大学卒業の義務年限内医師の派遣、義務年限を終了した医師の官公立病院への就職の働きかけ 


社会保険鰍沢病院の存置について(山梨県町村会HP) 
【提案・要望の要旨】 
社会保険庁の解体に伴う社会保険病院の統合において、本町にある社会保険鰍沢病院を存置すること 

【現状と課題】 
○ 社会保険鰍沢病院は、平成11年5月に現在の位置に新築移転し、峡南地域の医療拠点として現在に至っています。社会保険庁の解体に際して、社会保険病院の廃止等が取りざたされております。 
○ 本町をはじめ、峡南地域住民は、医療の充実や病院の存続を願っているところであり、当該病院は、災害時における「地域災害拠点病院」にも位置付けられています。 
○ さらなる医療の充実と地域住民の健康と命を守るために、現状のまま存続し、峡南地域の中核医療拠点としての位置付けが重要であります。 


【具体的提案・要望内容】 
1 社会保険鰍沢病院を現状のまま存置すること 
2 存置が不可能である場合には、山梨大学医学部付属病院傘下の分院とすること