夕張希望の杜も維持管理費が非常にかかり 昨年暖房光熱費だけで5000万円かかりました。・・・夕張希望の杜 医師

歯科医師の八田政浩です(夕張市立総合病院を引き継いだ「夕張希望の杜」の毎日ブログより) 
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夕張は朝晩非常に冷え込み紅葉真っ盛りです。 
皆さんいかがお過ごしですか? 

さて 
平成20年10月4日の朝日新聞にこのような記事が載っていました。 

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夕張市の観光施設の管理・運営を一括受託してきた夕張リゾート 
(西田吏利社長)は3日までに、すでに指定管理の返上を表明した 
旧北炭の迎賓館「夕張鹿鳴館」(鹿ノ谷倶楽部)に加えて展示機関車 
が倒壊する恐れのある「SL館」と珍獣や猛獣のはくせいを展示する 
「世界のはくせい館」についても、市側に返上を申し出た。 

指定管理の返上は、いずれも「老朽化が激しく崩壊の恐れがあり、 
万一のときは責任が取れない」「観光客入り込み数の動向から見て 
も収益で修繕も困難」などが理由。今回の返上で、市の財政破綻 
(はたん)により同社が指定管理を引き受けた22施設のうち、2年以内 
で7施設が返上された。  

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皆様もご存知と思いますが夕張希望の杜も維持管理費が非常にかかり 
昨年暖房光熱費だけで5000万円かかりました。 

今年は重油代がまだ去年より1.2倍近くしています。 
ボイラーも壊れ自腹で修理し百数十万の出費となりました。 

紅葉が始まった夕張はもう寒く、高齢な方が多い利用者様にかぜ 
でもひくようなことがないよう既に暖房をいれております。 

建物も当然他の観光施設同様老朽化が激しく崩壊の恐れもあり、 
あと数年が限度とのこと。 

希望の杜も指定管理の返上せざるを得なくなる寸前でした。 
幸い、国や道の支援があり、市長もようやく新築移転を明言した 
のですが、3-5年かかる為それまでどうやって食いつないでいくか 
で問題山積みです。 

市は採算が取れるかどうかもわからない箱物ばかり作り、作った 
後のメインテナンスはほとんど行っておらず、その計画すら立てず 
やりっぱなし状態でした。 

其のつけは今に重くのしかかって来ています。 

当時、医療機器も同じで「壊れてからどうしよう。」とか、 
「間に合わせに修理してだましだまし使ってください。」など 
と言われるばかりで現場は困り果てていました。 
借り物でその場しのぎはしょっちゅうでした。 

すべてが老朽化してしまっているので指定管理者が維持管理出来る 
訳がありません。 

市立病院時代の事務局の多くの方々は2-3年したら本庁に戻ることが 
分かっているので、面倒なことは適当に処理し、問題解決せずに 
先送りし、移動が決まると胸を撫で下ろしていたのが実態でした。 

やる気のあるないは別、ただぐるぐる人事異動していただけで適材 
適所という言葉はあてはまりません。 

破綻後最初の藤倉市長は今回大幅な人事異動をしました。 

今まで慣習で配属し、仕方なく仕事をさせていた仕組みにメスを 
入れました。 

やる気がなく、指摘された仕事も先延ばしし、 
「仕事が増える」、「面倒だ」、「前例がない」など屁理屈ばかり、 
仕舞いには「昔はよかった」と言っている職員を更迭しました。 

今回のことが職員全体のやる気の向上となれば、きっと夕張は 
再生するでしょう。 


 夕張希望の杜 歯科医師 
  八田政浩