愛媛県市立八幡浜総合病院医師・・・5年前に比べて半分の6人となる内科の新患外来は、開業医の紹介状がある場合にのみ受け付ける。・・・

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『愛媛県市立八幡浜総合病院医師・・・5年前に比べて半分の6人となる。内科の新患外来は、開業医の紹介状がある場合にのみ受け付ける。・・・病院新築に100億超える資金があるなら 医師に魅力のある経営体質にすることのみに専念すべきであった・・』 


医師不足、深刻な問題に 3月末、院長ら4人退職予定 市立八幡浜総合病院 /愛媛県 
2008.03.06朝日新聞   
 八幡浜市の市立八幡浜総合病院(同市大平)の医師不足が深刻な問題になりつつある。3月末で院長を含む内科医3人と眼科医1人の計4人が一斉に退職する予定で、新年度からの医師数は5年前(03年)に比べ、10人減の計27人になる。さらに5月には脳外科医1人も退職する予定だ。病院側は現在の17診療科体制を維持するとしているが、5人の後任となる常勤の医師を確保できるめどは立っていない。   
 同病院は4月以降、後任医師の確保が難しいことから、眼科は外部から招いた非常勤医師による週3回の外来診療にする。医師が5年前に比べて半分の6人となる内科の新患外来は、開業医の紹介状がある場合にのみ受け付ける。 

 脳外科も6月からは、外部の非常勤医師による週1~2回の外来診察を検討している。 

 八幡浜・西宇和地方の中核病院として1928(昭和3)年に開設された八幡浜総合病院(現在のベッド数312床)は、2次救急医療機関や災害拠点病院として地域医療に貢献してきた。ところが、04年度から新卒医師の臨床研修制度が始まったころから、医師不足が顕在化した。 

 病院は「大学の医局を通じて医師の派遣を受けていたが、研修制度が引き金になって大学の医局自体の医師数が不足し、派遣を十分に受けられなくなった」と説明する。 

 関係者の中には、赤字経営が続く多くの公立病院がそうであるように、八幡浜総合病院も医師数が減ったことで、残された医師の業務負担が増え、疲弊した医師が退職してしまうという悪循環に陥っている、と指摘する声もある。 

 八幡浜総合病院は07年度決算見込みで累積赤字は約9億円。一般会計から病院会計への繰り入れも06年度が3億6千万円、今年度は3億8千万円に増えた。 

 慢性的な赤字経営と施設の老朽化に加え、医師不足という新たな問題を抱えて危機感を募らせる病院側は、病院利用の呼びかけや救急外来の適正利用などを市民に訴えるチラシを2月号の市の広報にはさみ、全世帯に配布した。 

 同病院の柏木幸雄事務局長は「中核病院の機能を維持するためにも、あらゆる手段を講じて医師の確保をめざしたい。救急医療を含め、近隣市町との広域医療体制も検討する時期にきている」と話している。 (広川一)