へき地、離島にはヘリコプターを飛ばし、宿泊分娩になる場合は費用を補助する・・佐藤敏信氏 厚労省医政局指導課長


『へき地、離島にはヘリコプターを飛ばし、宿泊分娩になる場合は費用を補助する・・佐藤敏信氏 厚労省医政局指導課長』 


新医師確保総合対策 
平成18年8月31日 
地域医療に関する関係省庁連絡会議 
【緊急に取り組む対策】 

へき地・離島医療の支援充実> 
○ へき地保健医療対策の充実において、へき地、離島の診療を支援 
する以下の取組を行う。 
*専門医配置による電話等での診療相談体制の充実 
*ヘリコプターを活用した離島の巡回診療に対する支援 
*離島の住民が遠方の産科医療機関等に受診する場合の宿泊支援 



佐藤敏信氏(厚労省医政局指導課長)に聞く 
産科医不足に対する厚労省メニュー10 
文・河合 蘭 
取材・河合 蘭、三好菜穂子、淺井明子 
 「産み場所がなくなる」という危機感は、まだまだ深刻化の一途をたどりそうです。個人の力、都道府県の力のみでは及ばない問題になっており国のリーダーシップが期待されますが、厚生労働省で今後進められていく可能性のある解決メニューにはどのようなものがあるのでしょうか。この問題に取り組み続けてきた佐藤敏信氏(厚労省医政局指導課長)に現状をお聞きしつつ、今年度の厚労省予算概算要求からおもなものを10のプランとしてまとめてみました。 

  
 厚労省ホームページから検索していくと国には実にさまざまなプランがあることが読みとれます。佐藤氏を訪ねてみると「ひとつずつつぶしていきます」とファイト満々。しかし次はこの言葉でした。「でも、日本では職業選択は自由ですからね。現実にはとても難しいです」国民が産科医をどんなに増やしたくても、書かれた政策と現実の間には深い溝があるようですが、まずはプランをうかがいましょう 
  
メニュー その7 
へき地、離島にはヘリコプターを飛ばし、宿泊分娩になる場合は費用を補助する 

産科医空白地帯が増え続け、集約化が進めばさらに増えます。そうした地域への対策として、民間ヘリコプターを借り上げて離島の巡回診療がおこなわれるプランが検討に入ります。搬送の時に医師が乗り込んで来てくれる「ドクターヘリ」の稼働なども見直され、海上保安庁、自衛隊などのヘリコプター活用状況も調査されます。また、遠くから産みに来る妊婦さんのための宿泊を支援する方法が検討されます。  

「冬場は道路が雪で通れなくなる地帯など全国には交通の不便なところがたくさんあります。病院のベッドの他に職員宿舎の利用もあり得ると思っています」 
(佐藤敏信氏 厚労省医政局指導課長)