今いる医師の離脱をどう防ぐか


『今いる医師の離脱をどう防ぐか? 

山形県内の自治体などが開設している病院の院長と開設者の首長が懇談会を開く・・・開設者と院長が定期的に懇談する事によって医師の 過剰労働 の深刻さについて共通の認識を持つ事が出来る。 ・・「過重労働が喫緊の課題で、過重労働と表裏の関係にある」(栗谷義樹県・酒田市病院機構理事長)』 

新庄市 県内自治体病院開設者と病院長の懇談会 医師の過重労働改善へ相互連携図る 
2008.06.06 山形新聞   
  
医師不足が深刻化する中で県内の自治体病院開設者と病院長との初の懇談会が五日、新庄市のニューグランドホテルで開かれた。 

自治体病院が抱えるさまざまな課題について話し合い、過重労働が常態化している医師の労働環境改善と、民間も含めた医療機関相互の連携が不可欠との認識で一致した。 

 全国自治体病院協議会県支部長の平川秀紀山形市立病院済生館長を座長に意見交換。 

過重労働が喫緊の課題で、過重労働と表裏の関係にある」(栗谷義樹県・酒田市病院機構理事長について、病院長側が「今いる医師の離脱をどうやって防ぐか) 

「常勤医が三人の時は月に八、九回の当直があった。疲れがたまり医師の大きな負担になる」(小林達朝日町立病院長)などの実態を紹介。 

松原要一鶴岡市立荘内病院長は「定員枠は病院の実情に合わせて決めるべきだ。他の公営企業と同じように減らすとますます過重になる。医師だけでなく看護師や医療に携わるすべての職員を充実させる必要がある」と指摘した。 

 待遇改善が必ずしも医師の引き留めにはつながらない-との声がある中で「四月から勤務医の固定給を上げ、感謝された。今後の医師確保にもつながる」(木内博之北村山公立病院長)という例も。 

このほか「管理職の医師でも診療行為を伴う場合は時間外手当を支給する」(荘内病院)「七月から週二回、二十四時間体制の保育所を設置する」(済生館)などの環境改善例の紹介があった。 

 環境改善や定員枠問題、病院経営への自治体支援を求める病院長側に対し、開設者を代表して斎藤弘知事は「医師不足には訴訟リスクや社会的評価の低下などの背景もある」との認識を示した上で「当面は今いる医師をどうやって守るか。医師が思いきって働けるよう医療秘書の配置を考えている」と表明。さらに「民間も含めた病院間の連携と病気にかかわる情報の共有をキーワードに改革を進めていきたい」と述べた。 

 懇談会には県内の自治体などが開設している病院の院長と事務担当者、開設者の首長が出席。これに先立って県自治体病院開設者協議会の総会が開かれた。