『公設民営化のモデルに   開院式典、地域医療守る決意』

 金沢医科大学

『公設民営化のモデルに 

金沢医科大学氷見市民病院

 開院式典、地域医療守る決意』 
2008.05.25 北国新聞  
  
金沢医科大学氷見市民病院の開院記念式典と祝賀会は二十四日、氷見市宇波の氷見グランドホテルマイアミで行われ、県、市、市議会、大学関係者約二百六十人が地域医療を守り、公設民営化の病院のモデルになることを期待した。 

 記念式典では、金沢医科大の小田島粛夫理事長が医学の目的には、高度先進医療の追究と医療格差の是正、地球環境汚染への対応の三点があるとし、「地域医療を守るため、市民病院の経営を決意した。 

失敗は許されず、重い責任を感じる。金大、富大の協力をお願いする」とあいさつした。堂故茂市長が二年後を目標とする新病院建設への決意を述べた。 

 萩山教嚴衆院議員、椿原俊夫市議会議長、荒見信一県医務課長の祝辞に続き、氷見市医師会の嶋尾正人会長が「医師会と病院の意思疎通を図り、連携を深めたい」と期待した。 

 金沢医科大学氷見市民病院の竹越襄最高経営責任者が六、七月に医師をさらに充実させることや新病院建築に合わせ、研究施設や厚生施設、シニア向けのコンドミニアムも計画していると説明した。 

祝賀会では、高島茂樹同病院長があいさつし、富大の鏡森定信理事・副学長が乾杯した。 

 金沢医科大学氷見市民病院は、氷見市民病院の公設民営化で四月に開院し、二十診療科を維持する。 


      
以下病院のご案内ご挨拶・・・・ 

  
氷見市民病院は、平成20年4月1日から指定管理者である金沢医科大学が運営することになり、このたび、金沢医科大学氷見市民病院として新たなスタートを切ることになりました。 

金沢医科大学氷見市民病院は、地域住民の皆様の健康と生命を守る病院として、「患者さん中心の安全で質の高い医療を提供する」ことが最大の役割であると考えます。そのためには、これまでの市民病院の機能をベースに、大学病院の機能をもった新しい病院づくりが目標となります。 

氷見市における医療機関の現状からみると、氷見市民病院は地域で唯一の急性期病院としての役割に加え、亜急性期、回復期医療を担う必要があります。また、今後さらに地域の高齢化が進み、高齢者医療、高齢者介護のニーズが増大することから、病院は行政や地域の病院、診療所、介護施設、在宅介護サービス事業者等と連携して、切れ目のない継続療養を提供できる地域の医療福祉連携づくりに取り組まなければなりません。 

こうした医療機能に加え、将来的には特色を持たせた新しい診療体制を確立することを目指します。現在のPCI(冠動疾患治療)の実績を踏まえ更に機能アップしたハートセンターを開設・展開することや、消化器がんを対象とした内視鏡検査・手術の応需体制を強化すること、生活習慣病の予防・早期発見を目的とした入院・外来ドックの拡充などに取り組んでいきたいと思います。 

4月からの診療体制については、患者さんの利便性を図るため、土曜日の診療を始めます。診療科についてはこれまでの20診療科のうち内科と外科を再編するとともに、高齢者の特徴に十分配慮して患者さんを総合的に診療する高齢医学科と、臓器中心ではなく全人的な診察により病気を治療しアドバイスする総合診療科を新たに加え、25診療科となります。 また、臨床検査部門、放射線部門、手術室などの中央診療施設については、それぞれ責任医師を置く「部・センター」制を導入し、患者サービスの充実と医療安全の強化を図ります。今後はさらに、医療スタッフの充実と医療機器等の更新を進め、地域の基幹病院としての機能をより強化していくことになります。 

このように、私たちは一貫して患者さんや地域の医療機関の皆さまから信頼される病院づくりを目指して努力する所存ですが、この目的達成には市民の皆様方のご支援とご協力が不可欠です。今後ともよろしくお願い申し上げます。 

金沢医科大学氷見市民病院 最高経営責任者 竹越 襄 
金沢医科大学氷見市民病院 病院長 高島茂樹